艦名:如月
年齢:
0
駆逐艦での被害は特型駆逐艦吹雪が目立つため彼女が語られることはないが、彼女も中々の被害を受けている、それに加え、家庭的な事情も複雑なため、かなり扱いに気お付けなければいけない艦娘である。
「んー!んー!」
「暴れんな!大丈夫!痛いことしないから!」
「んー!!」
『やめてやれよ、泣いてるじゃねえか』
「んなこと言ってもこの手を離したら俺の命に関わる!」
何でこんなことになってしまったんだろう、俺はハーレムとまではいかないものの幼女の嫁一人ぐらいはもらえるよねぐらいの軽い気持ちでここにきたのにいつの間にかこんな犯罪チックな光景になってやがる、オカシイナードコデマチガエタンダロウナー。
「・・・」
「・・・何か大人しくなったな、俺が善人だということが伝わった?」
『いやこれあれだ、全てを諦めきってる目だ』
「違うから!本当に何もしないから!」
とりあえず、騒ぎ出したらいつでも口を塞げるようにそっと手を離す
「・・・ぷはっ、誰かたす――んー!」
「叫ばないで!お願いだから!お願い、叫ばなかったらこの手を離すから!本当に!だから叫ばないで!」
「(こくこく)」
「ほんと?次騒いだら最悪猿轡しなきゃいけなくなるんだけど」
「(こくこく)」!
『いや勘弁してやれよまじで』
「まあ、そういうんなら・・・」
今度こそ叫ばれないように願いながら俺は手を離す
「はぁ・・・はぁ・・・あ、あなた誰なんですか?どうしてここに男の人が・・・!」
「あー・・・落ち着いて聞いてくれ、俺は今日この鎮守府に配属された提督だ」
『つっても指揮なんてまともに取れないど素人だけどな』
「否定はしない」
『ていうかさっきまでのお前まじで犯罪者みたいだったぞ、実は下心あったんじゃないか?』
「ねえよ!」
『ほんとに?ちょっとでもないと言えるか?』
「・・・ねえよ!」
『お前今ちょっと考えたな』
「考えなんか・・・」
「・・・え、ええと・・・さっきから誰と話しているんですか?」
「え?・・・あ、ああそうか、妖精さんの声が聞こえないのか」
「え、妖精さんってしゃべるんですか!?」
「ああ、めっちゃ口悪いぞ」
「ええ・・・夢を壊された気分です・・・」
『お前らが勝手に夢を抱いてるだけだろ、私のせいにするな』
「文句言っても聞こえねえだろ」
『気持ちの問題だ』
「で、さっきも言ったとおりここに配属された提督、桐ケ崎竜也だ、こっちは妖精さん」
「あ、えっと・・・私は如月と申します・・・司令官さん」
「そうか・・・ところで如月は吹雪たちのようにすぐに攻撃とか、そういうのはしてこないんだな」
「・・・だって、如月が攻撃してもなんにもなんないもの・・・抵抗しても・・・無理やり服を破られて・・・」
「・・・如月?」
「服を破られて、ベッドに押し倒されて、それで、それで、それで・・・は、あ・・・!」
「如月!落ち着け、深呼吸を・・・」
「いました!」
「っ!」
「あのやろう、如月に手を!」
「配属初日から早速本性を出しましたね、司令官さん、前の司令官さんでも数日ぐらいはまともに仕事をやっていましたよ?まあ、ほんの数日だけ、ですけどね」
「違う!俺はなんにも!」
「今のあなたの状況をみてどうやって否定するって言うんですか?」
ごもっともで、しかしこれはまずいな、多勢に無勢・・・如月には申し訳んがここは逃げるか
「妖精さん!逃げるぞ!」
『今度投げたら承知しねえぞ!』
「投げんからいいからこい!」
「逃がすな!追え!」
「白雪ちゃんは如月ちゃんを医務室に運んであげてください」
「分かりました!」
「・・・いえ、大丈夫です、一人で・・・いけます・・・」
「ダメだよ如月ちゃん、そんなに震えてるんじゃ・・・」
「いけます!!」
「・・・分かったよ」
「・・・ごめんなさい」
そして、彼女はふらふらと、今にも倒れそな動きで医務室まで歩いて行った。
「な、何とか振り切れるもんだな・・・」
『お前意外と足はええな』
あれから数十分後、艦娘たちを鬼ごっこを一旦終え、俺はとりあえず建物内に避難した。
「ただ・・・これ以上は無理だ・・・さっさと、隠れ場所を探して休まねえと・・・やばい・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「とはいえここは鎮守府の建物なかだ、あいつらにとっちゃ庭みたいなもんだぞ、しかもクソ提督から隠れるために隠れる場所も熟知してるだろうよ」
「だよなあ・・・どこに隠れるか・・・!」
『どうした?』
「やばい、声が聞こえた、近くまで来てる!」
『なっ!』
「ていうか妖精さんはなんでわかんないんだよ気配でわかるんだろ!」
『こうも周りに艦娘がいたら分かんねえよ!』
「とにかくどこかへ隠れなきゃ・・・くそ!もう時間がねえ、ここに隠れる!」
『お、おい、待てこの部屋は」
妖精さんのそんな声も無視し、扉を開ける、そこには
「え」
「え」
何故か上半身裸の如月さんがいた。叫びそうだったんで近くのベッドに口を塞いで押し倒した、おかしいね、こんなこと前にもしたような気がするよ
「んー!んー!」
「ごめんごめんごめんだけど今は静かにして!お願いだから!」
「んー!!」
だけど今回はさっきのように大人しくしてくれない、よくよく考えりゃ裸で押し倒されるなんてさっき如月が取り乱した時と同じようなシチュエーションだぞ
「・・・」
そして、しばらく抵抗したあと、彼女は先ほどと同じように大人しくする、そこには、吹雪たちのような憎悪ではなく、ただただ―――諦めの色が浮かんでいた。
「・・・如月」
俺はその目をみて思わず彼女の口を塞いでいた手を離していた。
『桐ケ崎!さっさと黙らせろ!まだ奴らは近くにいる!今声を出されたら今度こそ終わりだぞ!』
わかってる、そう、わかってるんだ、だけど、彼女の目に映る、諦め、そして・・・
ああやっぱり
という感情が読み取れるほどに疲れきった彼女の目をみたら口を塞ぐ気にもなれなかった。
「・・・如月」
「っ」
俺に名前を呼ばれ怯えるように体を震わせる。
「・・・如月、お前の過去に何があったかは知らない、そして、それを詮索する権利は俺にはない」
「そして、お前を慰める権利も・・・お前を黙らせる権利もない」
『お、おい桐ケ崎!』
「俺を信じろなんて、俺が味方になってやるなんてそんなおこがましいことなんていえない」
「・・・」
「だけど、それでも」
「でも、お願いだから・・・自分まで否定しないでくれ・・・自分まで否定しちまったら・・・本当に壊れちまうから」
「・・・無理です」
「無理じゃない」
「無理ですよ!だって・・・だって如月は弱いし、提督のお相手するぐらいしか使えなくて!」
「っは、まかせろ、俺はそのためにここに来たんだからな」
「・・・?」
「俺がこの世で三番目に嫌いなものが押し売り!二番目がカップル!そしていっちばん嫌いなのが幼女の涙!さあ如月ちゃん、診察を開始しようか!」
俺の、第一の仕事が始まろうとしていた。
そして、その瞬間、ここの扉が勢いよく開いた。
「・・・え?」
本名:
艦名:白雪
年齢:
0
彼女は吹雪の姉妹艦で、一番の親友でもある、そのため、前任提督のターゲットにもよくされていた、現在では、吹雪の右腕のような存在になっているようだ。