艦名:古鷹
年齢:
0
性格は至って温厚で、五艦会の中でも一番に艦娘たちのトラウマを癒すように努力している様を見受けられる。
「さて、なんやかんやで後一人から俺の安全を保証してくれるということを発言してくれればやっとこさここでやっていく準備が整うな」
「そうですね、でも司令官さん」
「なんだ?如月」
「本当に長門さんは司令官さんのことを庇ってくれるんでしょうか・・・加賀さんは大丈夫だとは思いますが長門さんは見た感じ仕方なくって感じに見えて・・・」
「まあそれならそれで潜水艦の子らを説得しに行くだけさ、結局はここにいるみんなと話さなきゃいけないんだからな」
「それはそうですけど・・・」
廊下を喋りながら歩いていく、しかしあれだな、何というか、こんな駆逐艦の子らと会わないな・・・ぶっちゃけ会っても吹雪たちと同じスピードなら逃げられるからどさくさに紛れて体ちょっと触ってから逃げても気付かれずに逃げれるんじゃ・・・
「司令官さん・・・?」
「な、なんでしょうか如月さん」
「今他の女の子の事考えてました?」
「そんなわけないじゃないか!女の子としゃべっている時にほかの女の子のことを考えるなんてそんなミス俺がするわけないじゃないか!」
「でも・・・」
「そうだ如月重巡の子らがいる場所まで競争しようじゃないかそうすればもっと早く着くことが可能だろうさあ急ごう走ろう時間は待ってくれないんだ!はいよーいドン!」
「あ、待ってください司令官さん!そっちは駆逐艦がいる方です!」
怖いよあの子いい子だけどとにかく怖いよあの子。
「なんとかつきましたね・・・司令官さん、大丈夫ですか?」
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・な、なんとか・・・」
「もう、あんなに走るからですよ?」
「しょうがねえじゃん早く着きたかったんだから・・・」
「全くもう・・・」
「おや?そこにいるのは如月ちゃんに・・・っ」
「へ?あ、ちょっと待ってくれ!」
俺たちに・・・というより如月に声をかけてきたが、俺を見た瞬間に逃げられてしまった・・・今まで露骨な敵意だっただけにこういうのはちょっときついな・・・
「すいません司令官さん・・・やっぱりまだ一部の人たちはそれに加えて青葉さんは私たちに司令官さんがどこに来るとかを教えててその分ひどいことされてて・・・」
「いや・・・大丈夫だ、今日はとりあえず古鷹だっけ?そいつと話をするために来たからな、それで、古鷹の部屋はどこなんだ?」
「こっちです」
如月に先導してもらいながら古鷹の部屋に向かう・・・まずいな、古鷹もこの調子なら説得は厳しいか・・・?まあもしダメだったら潜水艦の方に向かうとするか・・・
「司令官さん、ここです」
「・・・っと、ついたか」
「はい、じゃあ早速古鷹さんを呼びますね」
「いや、ちょっと待ってくれ」
「なんですか?」
「如月、俺はここに大本営からここの鎮守府の艦娘の様子を見に来た人間っていうことにしておいてくれないか?さっきの青葉の反応を見るにとりあえず提督ではないということをアピールしておけばまだ逃げられんかもしれんからな・・・まあ気休め程度だが、勿論、少し話して相手がこちらを少しぐらい信用してくれれば俺の正体を明かす」
「それは・・・確かにそうですね、分かりました」
「助かる」
「いえ、司令官さんのお役に立てれれば何よりです、じゃあ呼びますね古鷹さーん、如月です、いますか?」
「はーい、ちょっとまってねー」
俺の不安をよそに予想外に明るい声が聞こえてくる、が、まだ安心できない、俺の姿を見たらどう思われるか・・・
「おまたせ如月ちゃん・・・あれ?そっちの人は?」
「この人は私たちの様子を見に来た人です、決して新しい司令官さんとかではないですよ!」
「・・・桐ケ崎竜也だ、よろしく頼む」
大丈夫かこれ、相手が相当の天然とかでもない限りすぐにでもバレそうなんだけど。
「あ、そうなんですか!初めまして桐ケ崎さん!私は古鷹っていいますそれにしても桐ケ崎さんなんだか提督みたいな服装してますね・・・もしかしてどこかで提督をしてたりするんですか?」
天然で良かった・・・
「いや、俺は残念ながら提督業はしていないよ」
「そうですか、それで、私に何か用ですか?」
「ここの鎮守府では五艦会というものがあると聞いてな、とりあえず代表の君のところに来たんだ」
「そうなんですか、じゃあどうぞお入りください、立ったままでもあれですし」
「すまんな」
「いえ、如月ちゃんもクッキーが・・・あ、そういえば切らしてたんだった・・・えっと、如月ちゃん、間宮さんからクッキーもらってきてくれない?」
「クッキー!・・・あ、でも・・・」
「俺のことなら心配しないでいいから行ってきな」
「そうですか・・・分かりました!如月に任せてください!」
すごいスピードこの子本当にお菓子とかに弱いな、まあまだ子供だから仕方ないか。
中に入り古鷹からお茶とクッキーを出される、まあ艦娘の部屋にはキッチンとかねえからペットボトルのお茶だったけど。
「あ、そっちの方は加古ちゃんの方なんでこっちにお願いします」
「っと、わかった」
「それで、お話というのは?」
「ここの重巡洋艦の艦娘たちの様子とか前の提督に対してどう思ってるかとかそんな感じの話さ、勿論後者の話に関しては辛かったりするなら話してくれなくても構わない」
「分かりました・・・と言っても私にできる話は重巡洋艦の子達の話だけですけどね・・・提督さんのことはあまり覚えてないので」
「覚えてない?」
「はい、ひどかったことをされた・・・ってことはなんとなく覚えてるんですけどされたことについてはあまり覚えてなくて・・・多分、あまりにも辛かったからされてる時の記憶がなくなってるんだと思います・・・」
「なるほど・・・悪いな、そんな話をさせてしまって」
「大丈夫です、それで重巡の子達についてですけど・・・何を話せばいいのか」
「前任の提督がいなくなったあとの様子とかを軽く教えてくれればいいよ」
「分かりました、提督がこの鎮守府からいなくなったあと、とりあえずまとめる人が必要だ、ということで五艦会が作られました、そこで私はみんなから代表に選んでもらって、できるだけ頑張るようにしました、その結果何とか夜中に突然叫びながら起きる子とかはいなくなりました」
「そんなに重症な艦娘もいるのか・・・」
「はい、提督から受けた仕打ちはかなりひどいものだと聞いているので・・・それに、信頼していたのを裏切られた部分も大きいんでしょうね」
「最初は優しくしておいて後から壊しにかかるか・・・いい性格してるやつだぜ本当に・・・」
「はい・・・五艦会ができた最初の方は本当にひどいものでした・・・みんなで協力してはいたのですが、やはりそれでも疑心暗鬼になっている子がいて、ひどい子は海に出ることすら拒否する始末でした、食事は簡素ながらもちゃんともらっていましたがそれでも一日二食、耐えれないというほどではないですがみんなここに来る前は一日三食が普通だった子も多いからそういうので地味に精神を削られていきましたそれから・・・」
「もういいよ、古鷹」
「え?・・・」
「そんな暗い話じゃなくてもっと明るい話をしてくれ、そっちのほうが古鷹も楽しいだろう?」
「・・・ありがとうございまず、桐ケ崎さん、じゃあ、私と同室の加古ちゃんの話からしましょうか、あ、加古ちゃんは今はここに来た新しい提督さんを探しに行ってるようで今はいないんです、実は最初に桐ケ崎さんを見たときは提督さんみたいな格好してたから驚いちゃいました」
「そ、そうか、ま、まあ紛らわし格好しているからな、ははは」
あっぶねえ・・・提督だってばらさなくて正解だったな。
「あはは、それで、加古ちゃんの話なんですけどね・・・」
それからは明るい話ばかりが続いた、さっきまで前任の提督がいたときのことを話すのと比べれば古鷹の表情も明るい・・・しかし、記憶がない・・・か・・・まあ、きっと俺が想像している以上のことをされていたんだろうな。
「それで利根ちゃん無理してブラックコーヒーを飲もうとしたんですけど想像以上に苦かったみたいでコーヒーのカップを落としてしまってコーヒーが鈴谷ちゃんの服についちゃったんですよ」
「利根って子はだいぶ子供っぽいんだな」
「ええ、ですけどいい子なんですよ、勿論鈴谷ちゃんもほかのみんなも」
「そうか・・・なあ、古鷹」
「はい?」
もうちょっとこの子の話を聞いていたいがそんな場合ではないからな、そろそろ話を切り出すとしよう。
「その・・・古鷹は、さっき話した新しい提督・・・っていうやつをどう思ってる?」
「どう・・・とは?」
「憎いとか・・・」
「・・・そう、ですね、勿論、できれば会いたくないな、とは思います、でも、憎いとは思ってません、提督全員があんな人だとは思えないので」
「・・・」
「あーあ、桐ケ崎さんみたいな人が提督だったら良かったのに」
「へ?俺がか?」
「はい、桐ケ崎さんと話してるとつい話しすぎちゃって、まだ私が高校生だった頃クラスの男子と話した時もこんなに話が続きませんでしたから」
「そうか・・・なあ、古鷹」
「なんですか?桐ケ崎さん」
「・・・俺がその、新しい提督だって言ったら、どうする?」
「え・・・」
話を切り出した瞬間、明らかに古鷹の様子が変わった、まあ仕方ないか・・・
「すまない・・・ここに来るまでも何人かの艦娘に会ってな、五艦会の艦娘と話がしたくて・・・古鷹?」
あまりにも反応が無さ過ぎるので古鷹の方を見ると、コップを持ったまま固まっていた
「古鷹・・・大丈夫か?」
「え、あ、はい、あっ」
「あ」
俺が声をかけると古鷹はびっくりしたのかコップを落としてしまう
「ご、ごめんなさい!えっと、と、とりあえず床を拭くタオルを持ってきますから!」
「あ、古鷹!」
そのまま逃げるように部屋の外へ出ていく・・・まあ、タオル持ってくるといういいわけでもない限り多分戻ってきてくれるだろう・・・多分
「しかし・・・やっぱり、反応がちげえよなあ・・・とりあえずハンカチで床拭いといてやるか・・・って、このテーブルの下何か書いてある?・・・」
今までちゃぶ台みたいな感じの机にコップなどを乗せて会話をしたいたのだが、その裏側に何かが書いてあることに気づく
「・・・よっと」
ダメだとは思いながらも好奇心に負けてちゃぶ台をひっくり返す、そこには・・・
「なんだよ・・・これ・・・」
引っ掻いたような傷跡で、ひたすら許さない、痛い、殺してやるなどという恨み言がびっしりと書き込まれてあった、しかも途中で爪でも剥がれたのかところどころ血が付いている
「これ・・・古鷹がやったのか?・・・」
勿論、もうひとりの同居人加古とやらの仕業の可能性もあるがそれはそれで気味が悪い。
「・・・部屋の外で待ってるか、流石に気味が悪い」
そう思いちゃぶ台を元に戻し、部屋の外に出ようとドアノブに手をかけると・・・
「・・・」
気付かなかった、というより今まで小さすぎてそういう模様だと思っていたが・・・ドアにも、とても小さいがそれがさらに不気味さを引き立てるように、先ほどと同じようにひたすらに恨み言が書かれていた。
「ああくそこんなんが書かれてたら外にでようにも出れなくなるじゃねえか!」
仕方ないのでちゃぶ台に戻り、お茶を注ぎ直そうとコップを見ると、底の方にも何かが書いてある、それはまたしても恨み言の数々だった。
「・・・まさか」
ふと思い立ち、俺はこの部屋の家具やらなんやらの
「・・・くそ、出直すか、嫌な予感がする、さっさと如月と合流して潜水艦の方に・・・」
俺が出ようと決意し、ドアを開けようとしたとき・・・向こう側からドアが開かれる。
「・・・如月か?」
「いえ、古鷹ですけど・・・どうかしましたか?」
そこには、タオルを持って立っていた古鷹がいた
「・・・いや、何でもない、如月とは会ってないのか?」
「ああ、途中で会いましたよ、でもクッキーをとってきたんですけどトイレに行きたくなっちゃったみたいで代わりに持ってきました、ほら」
そういって俺にクッキーを見せてくる。
「・・・そうか」
「もう、変な桐ケ崎さん・・・あ、提督さんって呼んだ方いいですよね」
「いや、別にどちらでも構わないが」
「ダメですよ、そこら辺しっかりしなくちゃほら、座ってください?如月ちゃんが車でもっとお話しましょ」
「わかったそれじゃあ・・・!」
「どうしました?」
部屋まで入ってきて、俺の方を見る古鷹
「・・・なあ、お前・・・そのスカートの血、どうした?」
「へ?」
びっくりしたように自分のスカートを見る古鷹、そこには血らしきものがついていた。
「あ、これはお茶ですよお茶、さっきこぼしちゃったのがスカートについちゃってそれが血に見えちゃうだけですよ、もう、そんなこと言うなんて、冗談じゃ済まない子だっているんですよ?」
「そうか・・・じゃあ、もうひとついいか?」
「・・・なんですか?」
俺は古鷹に近寄り、そして、彼女のスカートに手を伸ばす。
「じゃあ・・・お前のスカートについてるこの如月の髪飾りは何なんだよ!」
「!?」
そのままついていた如月の髪飾りを取る、しかも血のトッピング付き。
「え、な、なんで・・・」
「なあ、お前、如月に何をした?如月の髪飾りは結構な大きさがある、それに気づかないなんて・・・あるいは、それに気づく暇がないほどの何かをしでかしたのか?」
「そ、そんなこと・・・私が如月ちゃんを傷つけたって言うんですか!私はそんなことしません!私は・・・私はぁ・・・」
最初は威勢が良かった反論も、どんどん声が小さくなっていき、最後には泣き崩れてしまった。
「・・・とにかく、俺は潜水艦の子らのとこに行く、すまないが、今のお前を信じろというほど人ができてないんでな」
泣いてる古鷹を置いて俺は部屋の外に出ようとする、薄情かもしれんが、ここはどうも嫌な予感がするそして廊下に出ると
「・・・如月?」
そこには、如月が立っていた、だがその体はところどころに血が付いていて、重傷というほどでもないがかなり痛ましかった。
「大丈夫か!?如月!」
急いで如月にかけよると俺は怪我の確認をする・・・腕と足に若干の切り傷か・・・
「くそ、やっぱりあのやろう如月に何かしやがったな!・・・が、今は逃げる方が先決か、逃げるぞ如月!・・・如月?」
返事をしない如月に俺は目を向ける・・・まさかこいつトラウマほじくりかえされてやばい状況なんじゃ
「・・・司令官さん」
「なんだ、如月」
「司令官さんは、如月のこと、好き?」
「ああ好きだよ、だけど今はそんな話ししてる場合じゃ」
「嬉しい・・・じゃあ両思いなのね!」
「・・・なあ、如月、なんかお前・・・怖いぞ」
如月から放たれるプレッシャーに思わず後退りをする。
「怖い?・・・あ、待ってよ司令官さん、ねえ、如月をおいていかないでよ!」
如月の様子がおかしい・・・くそ、如月を何とかしてる時間があるか・・・?
「もー、提督さんひどいなあ」
「っ!古鷹!」
後ろから声をかけられ、思わず振り向いてしまう。
「てめえ如月になにしやがった!」
「だから何もしてないってーやだなあ」
「嘘つけ!じゃあなんで如月はこんなことになってるんだよ!」
「さあ?」
「さあって!・・・ああくそ、とりあえず逃げるぞきさら・・・ぎ・・・!?」
如月の手を握り、逃げようとしたとき突然如月に手を思い切り引っ張られ思い切り転んでしまう
「つつ・・・ってうお!?」
そしてそのまま如月が俺に馬乗りになった
「どういうつもりだ!如月!」
「うふふ・・・ねえ、司令官さん、私ね、古鷹さんに教えてもらったの・・・司令官さんがいけないのよ?私とおしゃべりしてる時にほかの女の子のことなんて考えるから・・・だからこれは・・・お仕置きよ」
「お前何俺の首に当てて・・・まさか!?」
「うふふ、ビリビリしちゃいましょーね?」
その瞬間、首に鋭い痛みを感じたあと、俺は意識を手放した、最後まで聞こえたのは如月の笑い声だった。
本名:
艦名:古鷹
年齢:
1
・・・と、彼女の性格をあげていったが、彼女のことについてはどうも気になる、彼女はまだ何かをかくしてもっているよう思える