これが僕の英雄譚   作:猫と果実

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ども、猫と果実です!
前回はやっとベルのステイタス公開でした!
何て言うか展開が遅すぎるのは許してくださいませ…

さてさて今回はエイナさんに会いに行くお話です。

では兎が織り成す英雄譚をお楽しみください。



姉心弟知らず?

「…うーん…」

(ベル君は大丈夫かな?)

(リスト渡してから一日たったけど…って心配し過ぎかな…)

「エイナー?」

「ん?どうしたのミィシャ?」

「どうしたのはこっちだよエイナ!」

「昨日からやけにそわそわしてるからさ…」

ミィシャは少しにやにやしながら

「もしかして気になる男でも出来たの?」

エイナはヒューマンの同僚に、考えもしてなかった事を言われドキッとしてしまう

「なっ!?そんなんじゃないからミィシャ!」

「ごめんごめんエイナ!」

 

『ギルド』…迷宮都市オラリオに存在する『ダンジョン』に関して主な管理を行ってる組織である。

冒険者の登録、クエストの発注、換金、問題処理などなど

様々な事を仕事をしているのだ。

現在のギルドの発足にあたって動いたのが神ウラノスである、しかしギルドの職員はファミリアという枠に所属せず

恩恵も授からず、職員として働いているのだ。

ここだけの話お給料は良いが冒険者達の対応が大変で、ストレスが非常に溜まる役職であることには間違いない。

 

「なるほどね~そらまだ14歳の男の子が一人で冒険者になるってのは心配になるね…」

「でしょ?」

「でも、心配し過ぎな気がするけどねエイナ」

ミィシャは少し考え

「何て言うか…お使いに行った弟を心配する姉?って感じ」

「弟か……なんか案外しっくりきてびっくりなんだけどミィシャ」

そう二人で話していると、不意に入口の方でそわそわしてる兎を思わせる少年をエイナは見つけた。

「エイナなに見てるの?…あれってもしかして噂の弟君?」

「ミィシャ弟君ってなによ…さっき話してたベル・クラネル君だよ」

「あー…あれは心配になるね、なんか思ったよりすごく可愛らしいし」

ミィシャはベルの姿を見て、兎が迷子になっているのを想像していた。

(もしかして私の事を探してるのかな?)

そんなことを思ってるとエイナと目が合ったベルが嬉しそうに駆け寄ってきた。

「エイナさんこんにちわ!!」

(ふふっ飼い主を見つけた兎みたいだなベル君)

「こんにちわベル君」

「こんにちわ弟君!」

「おっ弟君!?」

「もうミィシャ!ベル君困っちゃうでしょ!」

ベルは弟君と呼ばれ戸惑いながらも、エイナの隣にいるヒューマン女性をみて、親しみやすそうで可愛らしい女性だなと少し照れていた。

「ごめんね弟君!私エイナの友達兼同僚のミィシャ・フロットって言うのよろしくね!」

「はっ初めましてフッフロットさん!!僕ベル・クラネルと言います!」

「呼び方ミィシャさんでいいよ!」

「わっわかりましたミィシャさん!」

改めてベルを間近で見たミィシャは小声で

「確かにこの子は心配になる要素いっぱいあるかもねエイナ」

「でしょ」

ベルが首をかしげていると

「おーいフロット!仕事を終わってないのになにしてるんだ!」

先輩に呼ばれ慌てて仕事に戻るミィシャ

「わわっ!ごめんねエイナに弟君、仕事あるから戻るね!」

ミィシャはベルの方を向き

「弟君なにかあったらミィシャお姉さんにも相談しなさい!」

ベルはニコッと嬉しそうに

「はいミッシャさん!」

((凄い可愛いい!!!))

エイナとミィシャはシンクロしていた。

 

~~~

 

「それでベル君、今日はどうしたのかな?」

ベルはその質問を待ってましたと言わんばかりに

「エイナさん!!僕【ファミリア】に入れたんです!!!」

エイナは嬉しそうに話すベルを見てほっとしていた

「まずはおめでとうベル君!よかったね!」

「はい!!これもエイナさんのお陰です!」

キラキラとした目で褒めるベル

(ちょっとの事しか手伝ってないのにこの子は…)

(ほんとこの純粋さ、まだまだ子どもなんだな…)

「そんなことないよ、ベルが頑張って頼んだ結果なんだから!」

エイナは少しでもこの子の力になれて良かったと思った。

「ならそのまま冒険者登録もしていく?」

エイナの提案に興奮ぎみで食らいつくベル

「いっいいんですか!!忙しくないですか?」

「すぐに終わることだし、まだ夕方になるまでだからそんな忙しくないから大丈夫だよベル君」

ベルはパァっと笑顔見せ

「お願いします!!」

(ほんとに嬉しいんだねベル君は)

 

「とりあえず基本的な書類を書いてもらうからちょっと待っててね!」

数分待つと数枚の書類をもってきてくれたエイナさん

「これだけでいいんですか?」

ベルはもっと多くの書類を書くかと思って身構えていた分拍子抜けだった

「私達が重要視してるのは、【ファミリア】に所属して神様からの恩恵をしっかり授けられているかってことが重要なるの」

「だから最初に【ファミリア】に入らないと冒険者登録出来ないって言ったのよベル君」

「そうだったんですね」

そう話してる間、そう問題もなく書類を書き進め

「ベル君後はどこの【ファミリア】に所属してるか書いてくれる?」

「わかりました!!」

ベルは所属【ファミリア】の欄に【ヘスティアファミリア】と記入した。

「【ヘスティアファミリア】?」

エイナはてっきり、自分が渡したリストの中でファミリアになったと思っていたので驚いた

「ベル君ごめんね、私【ヘスティアファミリア】って聞いた事ないんだけど、どんな【ファミリア】なのかな?」

「えっとですね…何系の【ファミリア】かは聞いてなくて…後は…団員は僕しかいなくて、僕が団長ってことになります…」

ベルは少しもじもじしながらエイナに伝え

(えっ!?団員はベル君しかいないの!?しかも何系の【ファミリア】もわからないって大丈夫なの!?)

エイナは思わず顔をひきつらせた

「ベル君?こういう言い方は失礼だけどその【ファミリア】は、神ヘスティアは大丈夫なの?」

ベルはエイナが心配していってくれているのがわかるからこそ

「エイナさん、僕は神様に【ファミリア】に入らないかって言われたときすごく嬉しかったんです」

「団員が誰もいないことは後から教えてもらったんですけど」

「それでも僕は神様の元で頑張りたいって【ファミリア】になりたいって思わせてくれました」

「だから大丈夫ですエイナさん!」

エイナは子どもとは思えない真剣な眼差しをしたベルにドキッとしながら、そんな想いを込めてるベルを見て安心した

「少し失礼な聞き方してごめんね、話してくれてありがとうベル君」

「やっぱりギルドの職員として、発足したばかりの【ファミリア】ってのは心配で」

ベルは心配してくれているエイナに向かってふんわりニコッと笑みを浮かべ

「エイナさん心配してくれてありがとうございます!」

(!?なにこの笑顔!?…さっきの可愛らしい笑顔と違って、優しい大人な笑みは!?)

エイナはヘスティアが認めたギャップ萌えとやらに見事にやられていた

エイナは少し耳を赤くしながら

「あっありがとうベル君……」

「こっこちらこそあっありがとうございます!」

ベルはそんなエイナを見て

(エイナさんって綺麗イメージ強いけど、今物凄く可愛く見えるのはなんでだろう…)

自分が行った行為に気づかず、エイナの可愛さに照れるのであった。

 

「それではエイナさんまた明日顔出しにきます!!」

「うん、明日は説明とか、初心者用の武器とか防具とか合わせるからはやめにきてもらえると助かるな」

「わかりました!!」

「今日はありがとうございましたエイナさん!」

「またねベル君!」

手を振りギルドからベルを眺めながらエイナは思った

(ベル君って弟ってイメージ強かったけど、あの優しい笑みの時はすごく男性って感じに見えちゃった…)

(なんかもやもやするな…)

少しドキドキしてしまうエイナ・チュールであった。

 

これは心配する(ハーフエルフ)と喜びを伝える()の出来事である。




いや~今回は地味にミィシャとエイナとの絡みでした!
原作だとそんなミィシャは絡まないんですけど、せっかくなので会話に入れてみました!
さて次回はベルがやっとダンジョンに潜るための準備をし、冒険を始められるぐらいまでは行きたいとは思ってます!

それでは次回も兎が織り成す英雄譚お楽しみください。

番外編

エイナがベルのギャップ萌えにやられていた頃

「ベル君は無事に何事もなく帰ってこれるかな?」
ヘスティアはベットにゴロゴロしながらベルの帰りを待っていた
途端ヘスティアツインテールがピシッって動く
「むむむっ!?なにかベル君の身の周りに甘酸っぱいオーラが出てる気がする!!」
ヘスティアはベットから勢いよく起きようとするが、うまくいかず横から落ちてしまう。
「っんな!?…痛い…」
頭をさすりながらヘスティアは
「ベル君は天然ジゴロだから心配だ…」
心配もむなしく、見事ギャップ萌えにやれていたエイナがいるのはヘスティアはまだ知らない。
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