やはり面倒臭い私と捻くれ者の彼とはあまりにも共通点が多すぎ……   作:無念の非リア

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研修期間がやっと終わったので、来年から、投稿日を雪ノ下雪乃の誕生日の日も追加してみることにします。
理由はゾロ目の方が覚え安いので⋯⋯。
それに合わせて、タグと後書きの部分を色々と弄る事になるのでご了承ください。
m(_ _)m


その6 男女共同社会

「君はアレか、以前に調理実習に嫌な事でもあったのか?」

 

 調理実習をサボった事で書いた補習レポートを提出したら、何故か職員室に私は呼ばれました。

 

 なんでしょう⋯⋯物凄く既視感(デジャブ)を感じるのですが⋯⋯何故、平塚先生が説教してるのでしょうか⋯⋯私、気になります!

 

「先生⋯⋯確か家庭科は鶴見先生だったと思うのですが⋯⋯」

 

「その鶴見先生が私に丸投げしてきたのだよ。それに私は生活指導担当でもある」

 

 職員室の端っこを眺めると、先程の私と平塚先生が話していた、当の本人(鶴見先生)が、ノートパソコンを開いて作業をしていた。平塚先生はそれらを見てから、ため息混じりに私の方を見る。

 

「まぁ⋯⋯君の場合はアイツ同様にくだらなそうだが⋯⋯それでも一応、調理実習をサボった理由を聞こう。簡潔に応えろ」

 

「いや⋯⋯アレですよ⋯⋯班わけで調理実習とか意味が分からなかったんで⋯⋯」

 

「はぁ⋯⋯やはりというべきか⋯⋯私から言わせればその回答が既に私からしたら意味がわからないよ。比企谷(ヒキタニ)。君もアレか? 調理実習は実地に近くなければとか、料理は一人が正しいとかっていうくだらない理由か?」

 

「いやいや。何言ってるんですか、班ってのはボッチに対して必然的に役割が分担されないのが基本でしょ? 役割が分担されない以上は、調理実習をやる意味が無い訳ですし、それなら結論的に居てもいなくても何方でも言い訳ですよ。つまり、ボッチにはやるだけ無意味なんだから調理実習をやる事自体が間違ってるんです!」

 

「だからって調理実習に出ない理由にはならないぞ」

 

 平塚先生はジト目で私を睨みつけながらそう言うと、呆れたとばかりにため息を吐いた。

 

「全く⋯⋯比企谷(ヒキガヤ)の奴といい君といい本当に君達は思考回路が似通っているな⋯⋯」

 

「いや⋯⋯そう言われましても⋯⋯ねぇ⋯⋯」

 

 私はもう何度目かとばかりに若干遠い目になりながら肩を竦める。

 

 平塚先生はそんな私を見たあと、レポート用紙に目を向ける。

 

「美味しいビーフシチューの作り方、これに関しては問題は無い、だがその後の文は何だ。1、玉葱を櫛形切りにする。細めにスライスし、下味を付ける。薄っぺらい連中ほど、よく周囲に影響されやすいのと同じで、薄く切った方がよく馴染みます。⋯⋯これは比企谷(ヒキガヤ)のカレーもそうだが、君達は玉葱に皮肉を混ぜないと気が済まないのかね?」

 

「先生⋯⋯だからって他人のレポートの内容を口にするのはどうかと思います」

 

「そうは言うがな作り方の内容がシチューかカレーかの近い以外はほぼ写しのようなもの何だよ⋯⋯正直、裏で口裏合わせしてないか疑いたくなるくらいだ」

 

 先生は疲れたとばかりにそう言うと、口にタバコを運んだ。

 

「君もまさかとは思うが、将来設計は大学に進学後に優秀そうな男性見つけて結婚からの、専業主婦とか考えてないか?」

 

「え? ちょっ何で分かったんです!? まさかのエスパーですか!?」

 

 私は心底驚く中、平塚先生頭が痛いとばかりにこめかみを抑える。

 

「私としては出来ればここまで的中して欲しくなかったよ⋯⋯」

 

「あの⋯⋯何かすみません⋯⋯」

 

 私は若干現実逃避気味になってる平塚先生を見ながら、何か謝ってしまいました⋯⋯謝る理由も無いのに⋯⋯。

 

「ですが女性が専業の主婦に憧れるのは別に可笑しい事では無いですよね?」

 

「む?」

 

 平塚先生は私のその言葉にピクリと反応した後、私の方を見る。

 

「確かに今は男女共同社会で、現に平塚先生だって教師をやってるように、女性の社会進出は当選のこととされ、それにより専業主婦に憧れる女性もそれなりに数を減らしたかもしませんが、それでも完全に憧れる女性が消えた訳では無い訳です」

 

「⋯⋯ふむ⋯⋯確かにそうだな」

 

 どうやら話は上手く聞いてくれそうですよしよし。

 

「更に言いますと、男女共同社会の今でも会社で働いていた女性が、結婚を期に退職する寿退職と言うケースも存在しますし、そう言う方面から見ても女性が専業主婦に憧れ無い理由は無い訳です」

 

 私がそう言うと平塚先生は顎に手をやり考える仕草をする。

 

「それに第一男女共同社会だからこそ、男性でも専業主婦になるケースだって存在するんです。つまり私が専業主婦を目指すのが行けない理由は無いはずです」

 

「ふむ⋯⋯確かに理由としてはそれなりに出来てるな⋯⋯だが⋯⋯」

 

 平塚先生はそう言うと私をジロリと睨みつける。

 

「そういう事なら、君も一度女子としての手料理を学ぶべきだな⋯⋯まぁ学ばないにしても、自分以外の女性の手料理でも食べていれば、働かずにそのまま専業主婦になりたいだのと言う、その腐った考えも変わるかもしれんな⋯⋯」

 

 ひぇえぇぇ⋯⋯明らかに教員を無礼なよと言う圧が感じられるよ⋯⋯。

 

「君も比企谷(ヒキガヤ)同様に奉仕部で労働の大切さでも学んできたまえ!」

 

「ははは⋯⋯分かりましたよ⋯⋯そっそれでわ〜〜」

 

 そう言うとふんっと平塚先生は話はそれだけだとばかりに机に向き合う、私は先程までの余りの圧に思わず二ヘラと愛想笑いを浮かべながらそう答えると、そのまま教室を後にした。

 

 その後、教室を出たあとそのまま面倒臭いしばっくれるかとも考えた瞬間⋯⋯。

 

「────っ!?」

 

 突如、さっきまでの圧を感じて悪寒が走った。この僅かな期間で私に条件反射を組み込むとか、平塚先生はひょっとしたら教員より調教師の方が向いてるまでありそう⋯⋯。

 

 仕方が無く、私は何故か再び悪寒がはしるのを感じながら、最近入部する事となった明らかに謎でしかない部活、奉仕部に顔だけでも出しておく為に足を運ぶのだった。

 

 そういえばあの部活って部活内容って何なんだろ? 後、う〜ん⋯⋯私とそっくりだとか言われている比企谷(ヒキガヤ)さんと、部長である雪ノ下さんのキャラと立ち位置がいまいちピンと来ない⋯⋯。

 

 本当にあの二人はなんなんでしょうか?

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