ソードアート・オンライン ~彗星が紡ぐ物語~   作:ユキノスケ

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お久しぶりです、ユキノスケです!
記念すべき(?)第二作目はSAOの二次創作にしました。
まだまだ拙い部分はあるかと思いますが、今後も宜しくお願いします。


それでは本編、どうぞ!


第一話 リンクスタート!

「ふわぁぁぁ…」

 

眠い。

 

「おいおい…いつまで寝てるんだよ…」

 

「あと5分…」

 

昨日はちょっと無理しすぎたかな…

そうやってグダグダしていると、

 

「いい加減に…起きろ!」

 

ガバァ!!

 

隣にいた奴が急に布団をとっぱらってくる。

結構寒いんだぜ?これ…

 

「な、なにすんだよ和人!!」

 

「起きねぇお前が悪いんだよ!!」

 

『桐々谷和人』。俺の親友だ。ゲーマー。

俺がゲームに没頭するきっかけになった人だ。

 

因みに、俺の名前は『速水翔人(はやみかけと)』。苗字に『速』、名前に『翔』がついているにも関わらず運動神経は最悪。徒競走なんか常に最下位。身長は割と高めだけど高いだけ。あだ名は『もやし』とか『鈍足』とか、結構ひどいのもあったぜ…。

 

「今日もやるか?」

 

ニヤリと笑いながら俺に聞いてくる。

あーうぜー。あの笑い、いままでどんだけ見てきたと思ってるんだよ…。

 

「絶対勝つ…」

 

「何回目だ?それ」

 

あはは、と笑われる。

というのも、俺達の間ではあるルールが決められている。ゲームに負けたら飯を作るというものだ。今まで色んなゲームで戦ってきた。レースゲー、格ゲー、シューティングとか。まあ、全戦全敗なんだけどな。

 

俺も和人も準備を始める。

今日は格ゲーだ。俺の一番の得意なゲームなんだけど…。

 

「よし、それじゃあ始めようか」

 

和人はまた笑う。

 

「あぁ…」

 

画面に向き合う。ゆっくりと試合開始のカウントが減っていく。

3、2、1、START!!

 

2人が操作するキャラが同時に動き出す。

俺が使っているのはスピードが速いキャラだ。対して和人はパワー系。相性は俺の方にある。

 

「…!」

 

「おっと」

 

俺は突進して一気に勝負をつけようとしたけど、躱された。

 

「ふっ!」

 

和人の大振りの一撃がくる。でも俺はこれを待ってた!!

 

「…っ!!」

 

実は密かにレベルを上げて、カウンターを覚えていたのさ。勝ち確だな。

 

「やっ……あれ?」

 

決まったはずだ。タイミングもパーフェクト。指も流れるようにコマンドを入力してくれた。それなのに、

 

You are loser

 

「なにしたんだよ!!」

 

俺は和人に食ってかかった。

 

「なにって…カウンター返し」

 

「は?」

 

なんだよその技。聞いたことねぇよ。

 

「そんなもん隠し持つなんて卑怯だぞ!」

 

「お前もカウンター隠してただろうが…」

 

あーくそ。そうだった…。あぁ…俺のレベリングがぁ…。

 

「んじゃ、今日も頼むわ」

 

「分かってるよ」

 

 

「お兄ちゃぁーーん」

 

ふと、下から声が聞こえる。その声の主の名前は『桐々谷直葉』。超可愛い。アニメに出てくるような妹だ。羨ましいじゃねぇかコンチクショウ。

「今日も翔人だー」

 

「たまにはお兄ちゃんが作ったらー?」

 

ごもっともな意見ですな。でも、これは男の約束なんだ…。悲しいけど。

 

「いいや、約束だからな」

 

すると、階段を上って来る音がする。そして、

 

ガチャリ

 

「ねぇねぇ翔人ー」

 

この声のトーンは…。

 

「わーったよ、ラップして置いとくから」

 

「わーい!ありがとう!」

 

ニコって笑ってくれた。あぁ…嬉しいな…優しいな…。

俺はとある理由でこの桐々谷家にお世話になってる。

 

 

 

 

 

 

小学校の時だったかな。俺はいじめられてた。結構ひどかったんだ。あだ名の事はさっきも言ったけど、金貸せって言われたり、なんか買ってこいとか、他にも色々。

 

俺の家はごく普通の一般的な家だ。いつも俺の事を心配してくれる父さんと母さんと慎ましく暮らしてた。今思えば、いい両親だったと思う。

 

だからあの時の俺は自分でどうにかしようと思ってた。いつまでも守られてる存在でいたくなかったんだ。でも、やっぱり不良の人にはかなわなくて。我慢出来なくなったんだ。

 

気づいたら1人で公園で泣いてたんだ。まったく、ダッサイよなー俺。いじめに負けて、1人でないて何になったんだろうな。

 

それでも、そんな時に同じ小学校だったんだけど、ほとんど喋らなかった子が声をかけてくれた。

「大丈夫?」って。

めっちゃ嬉しかった。死ぬほど嬉しかった。今でも鮮明に覚えてる。あの時の少女の声、仕草、差し出してくれたハンカチの色、匂い、手触り。

 

それで安心しきったのか、俺は全部彼女に話した。初めて知った、話すって事だけでこんなに気持ちが楽になるんだなって。

 

それから、自然も彼女と一緒に過ごすようになった。すっげぇ楽しかったな。今まで感じたことなかった。

確かに、両親と一緒にいる時も楽しかった。楽しかったんだけど、やっぱり同年代の子と遊ぶ方が楽しいんだよな。

 

でも、ある日、悲劇が起こった。

その少女が人を殺したって言うんだぜ?。俺は知ってた。彼女がそんなことしないことくらい。仮にしたとしても、絶対理由があるって。

 

でも、その少女は自然とみんなから遠ざけられた。そして、彼女は塞ぎ込んじゃったんだ。あの時、一言でも声をかけられたら…って今でも後悔してる。

 

それで、親がそのことを知って、俺の意思を完全無視して引越しを決めた。俺は怒った。初めて両親に怒った。でも、俺だって分かってたさ。俺の為にしてくれてることくらい。だから、余計に行き場の無い怒りが込み上げてきてさ。

 

親も怒った。その結果、両親の間に溝が出来てしまった。そして両親は離婚した。俺はその時小学五年生くらいだったかな。ガキなのに一人暮らしを強いられてさ。でも、人って環境に順応していくもんなんだな。2ヶ月くらいで慣れてしまったよ。

 

それでも、怖かった。転校したばっかりなのに誰にも頼れなかった。唯一俺の事をみてくれあの少女もいない。そんな時に出会ったのが和人だったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ翔人」

 

「どうしたんだよ?」

 

急に和人が話しかけてきて少し驚いてしまった。

 

「これ」

 

和人は俺を手招きしてパソコンの前へと誘導する。

俺はその画面を見て本日2度目の驚きを得た。

 

「これは…」

 

パソコンに表示されていたのは『VRMMO』と呼ばれるジャンルのゲームについてだった。

 

「とうとう…きたんだな…」

 

「あぁ…」

 

俺達は高揚感で溢れていた。

 

今までVRそのものは存在していたが、このゲームはそれをはるかに超えるものだった。『フルダイブ機能』と呼ばれるものを搭載しているからだ。『フルダイブ機能』というのは、視覚、聴覚、触覚などの五感と呼ばれるものをすべてゲーム内で感じることができる。いわばゲームの世界に入るみたいな事だ。ゲームの名前は『ソードアートオンライン』略称『SAO』だ。くぅぅ~!この時を待ってた!!

 

「発売は…来週か…」

 

「絶対手に入れるぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

ー1週間後ー

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ始めようか」

 

和人と俺は『ナーヴギア』という頭をすっぽり覆うゲーム機を被る。

 

「よし、始めよう」

 

大きく深呼吸をして、

 

「「リンクスタート!!」」

 

そして俺達はゲームの世界へと旅立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたか?
初めての二次創作なのでどうなるか分かりませんが、一話はこんな感じになりました。
原作と少々ずれてしまうかもしれませんが、お許しください。

それでは次回でお会いしましょう!!
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