ソードアート・オンライン ~彗星が紡ぐ物語~ 作:ユキノスケ
今回は私史上、最速の更新ではないでしょうか?(笑)最近かなり空き時間が出来てきまして、嬉しい限りです。
余談ですが、先日、SAO第3期が決まったとの情報を聞いて1人でめっちゃ喜んでました(笑)
それでは本編、どうぞ!
とある洞窟にて、
「はあああああああ!!」
ガギンッ!
キリトは骸骨兵が繰り出した上段からの振り下ろしを弾く。
「ハヤト!スイッチ!」
その隙に俺とキリトは流れるように前衛と後衛を入れ替わる。
「おうよ!!」
キュイイイン!!
その後、片手剣ソードスキル『バーチカル』を放つ。一番最初に取得出来るスキルで、青い光を発する突きだ。剣から放たれたその光の剣筋は、システムの補助によって真っ直ぐ敵へと向かっていき、
「えやああああ!」
「グギャォウ!?」
そのまま骸骨兵を貫いた。
骸骨兵は、まるでガラスが割れるかのような効果音、エフェクトで霧散した。
「ふぅ…」
「少し、休憩にしようか」
キリトの提案に、
「そうだな」
肯定の言葉を投げてから、その場に座り込んだ。
「しかし、難易度低めにしては結構きついな…」
キリトに紹介されて二人で来たものの、まだまだ慣れていない所為か、どうにも苦戦しがちだった。
クソ…もう少し動かないと…
さっきからなんとなく足を引っ張っている感じがする…。
「ベータテストを経験している俺についてくるなんて、流石だな」
そんな俺の心境とは真逆の言葉を掛けられた。
「そうか?俺には足を引っ張っている気がするんだが…」
「いやいや、実際かなり動きやすいな…」
そう言われると少し嬉しくなる俺はまだまだ甘いんだよな…
「そ、それより、結構奥まで来たんじゃないか?」
話の流れが悪くなりそうだったから話題を変えてみる。
「そうだな…」
洞窟に潜り始めて約二時間。
元々俺たちは根っからのゲーマーだから、割と攻略早いと思うんだが…
しかも、その二時間の半分くらいはレべリングに費やしていた。
キリトはマッピングした画面を見て、
「どうやらこの先がボスみたいだ」
「いよいよか…」
初めてのボス戦、緊張するな…
「この扉を開けたら戦闘開始だ。準備はいいか?」
俺は一通り確認を済ませ、
「あぁ。構わない」
さぁ!行くか!
俺が気合を入れ直したと同時に、キリトが扉を開ける。
「グルルルル…」
中を見ると、奥に骸骨兵のリーダーのようなモンスターがいた。
「『Night・the・skeleton road』か…」
キリトが呟く。
「戦ったことでもあるのか?」
だとしたらかなり有利になる。
「あぁ…あいつの特徴は剣技だな。かなりの速度があるから注意しろよ!」
そういうなり、キリトは先手を狙って駆け出す。恐らく作戦は今までと同じだろう。
「はっ!」
キリトの横薙ぎが迫るが、まだ敵は動かない。その代わりに、
「っ!?」
キリトは急に攻撃を中止、一気に後方へ跳躍した。
「こ、これは…」
俺は少し慄いた。
地面からいきなり手が出てきたら誰でもビビるよね!?
「キリト!これの対策は!?」
俺は焦っていた。しかし、返答は、
「知らん!!こんなのテストのときはなかった!!」
「は?」
…やばくね?こんなの足掴まれたら、あの骨野郎に斬られるやつじゃね?
「ボーっとするな!来るぞ!!」
え?
「シャアアアアア!」
目の前から俺をターゲットしたボスがこっちへかなりのスピードで迫ってきた。
「くっ!!」
それをなんとか剣で防ぎ、
「っ!スイッチ!!」
相手の剣を弾き、キリトに繋げる。
「はああああああ!!」
瞬時にキリトは加速、ボスの横腹を斬った。
「グオオオウ!?」
大きくボスはのけ反る。そこに俺は、
「ふっ!!」
ライトエフェクトを伴った『バーチカル』を体の中心を貫くように繰り出す。
…が、
「な…?」
気づけば俺の剣は掴まれていた。
…そんなんあり?
「グオウ!!」
その状態でボスは右手に持った剣で大きく横薙ぎを放つ。刀身が三メートル程あるため、俺もキリトも被害を受ける。
「があああああ!!」
俺はなんとか即死は回避したが、正面を大きく斬られ、
「があっ!?」
キリトは剣で受けたものの、衝撃が強すぎたのか、壁まで一気に吹き飛ばされた。
ちなみに、部屋の広さは学校の体育館ぐらいで、ボス部屋ではかなり小さい方だ。
「くっ…」
「ちっ…」
俺たちはまともに動けなくなった。
これって、俗に言う絶体絶命ってやつじゃね?
「グオオオオオ!!」
俺は死にかけと判断したのか、ボスはキリトへ真っ直ぐに向かう。そんな時、キリトから、
「ハヤト!!30秒時間を稼ぐ!!その間にポーションを飲め!」
「分かった!!」
俺は急いでメニューを開き、ポーションを探す。
「おおおおおおお!!」
「グオオオオオオ!!」
キリトはボスの攻撃を避け、弾き、隙あらば攻撃さえしている。
地面から手が出ていて、更に手負いの状態にも関わらず、だ。
やっぱすげえな…
そんなキリトを視界に入れつつ、俺はポーションをオブジェクト化、蓋を開け一気に飲み干す。
体がふっと軽くなり、力が漲ってくる。
「行くぞ、キリト!」
俺はそう叫ぶことでスイッチを要求する。
ここで決めないとまずい…
そんな不安が俺を襲うが、ここで立ち止まってはいられない。
「よしっ…スイッチ!」
「グオウ!?」
キリトは俺が到着するのをしっかりと見計らってスイッチを発動、
「おおおおおおおお!!」
戸惑うボスを尻目に、俺は斜め右下から渾身の斬り上げをお見舞いする。
「ガアアウ!!?」
しかし、ボスはその体勢からでも反撃を狙ってくるが、
「はっ!!」
ボスがモーションを取る前に斬り上げた状態から手首を返し、『バーチカル』を放つ。
もう流石に死ぬだろ…
「グオオオオ…」
俺の予想は的中。ボスは仰け反ったまま霧散した。
「はあ…はあ…」
流石に疲れるわ…
「お疲れ様だな」
「おう、お疲れ」
キリトもポーションを飲んだのか、体力ゲージが回復していた。
「ほら、ドロップ品とっとけよ」
「分かってるさ」
肩で息をしてるいるのをなんて整えて、俺はリザルト画面を見る。ゲーム内通貨、『コル』が3000弱。経験値と装備品をドロップした。
「なんだこれ…?」
俺は特にその装備品に目が引かれた。
「装備してみなよ」
「そうだな…」
キリトに促されて俺はドロップ品を装備した。
「おお…」
おお…!
「おおおおおお!!!」
やべぇ!!超かっこいい!!
俺が纏ったのは、膝下まである長いマントのようなものだった。色は青を基調とし、白のラインが入っていた。そして、ステータスを見ると、守備力が格段と上がっているにも関わらず、非常に軽い。
アイテム名には『コート・オブ・マリンブルー』とあった。
「おお…」
キリトも声を漏らす。
「でもいいのか?これたぶんラストアタックボーナス的なやつじゃないか?」
いくらなんでもステータス高すぎだろ…
明らかに序盤とは思えないほどの防御力を有していた。
「構わないよ。ハヤトがとどめを刺したんだからな」
キリト…お前、いい奴だな…
「ありがとう!!大親友!!」
「なんだそれ?気持ち悪いぞ…」
なんか…いいな…
たとえ、デスゲームだとしても、そこには確かに仲間との連携の楽しさ、達成感があった。
まぁ、こんな呑気なこと考えてたらダメなんだけどな…
「さて、帰るか」
「ああ」
その後、帰り道でまたレべリングをしながら宿屋へ戻った。
いかがでしたでしょうか?
彗星シリーズ初の戦闘描写ができて、書いていてとても楽しかったですね。
このシリーズでは、キャラ目線で書くという事で、少し、前より戦闘描写のクオリティが下がった気がします…申し訳ありませんm(_ _)m
ボスキャラの名前がイマイチ決まらなくて…なんかよく分からない名前になっちゃいました(笑)原作の名前の由来とか知れたら良かったんですけどね…
ご意見、ご感想等々ございましたらお気軽に書いてくださいね~
こんなシーンが見てみたいとかあれば是非書いてください!
それではまた次回、お会いしましょう~