ソードアート・オンライン ~彗星が紡ぐ物語~ 作:ユキノスケ
約半年間、なんの前触れもなく休止してしまって申し訳ありませんでしたm(_ _)m
本当は報告しないといけなかったにも関わらず、すみませんでした。
それでも見てくれている読者様には感謝しかございません(´;ω;`)
と、いうことで今回は復帰作となります。
それでは本編、どうぞ!
「お…終わった…」
倒し…た…?
「良い反応だったな、ハヤト」
「ああ…エギルもナイススイッチだったよ」
あれ…会話できてる…知らない人と…
「この勝利はあんたのものだ、キリト」
続いてエギルはキリトに声をかけた。
「いや…」
「最後のスキル凄かったぜ」
続々と声が上がる。
「あ、ああ…」
なんとも実感できてない、そんな顔だった。
「どうした?キリト」
「いや、なんでも」
ならいいんだけどな。
この場は勝利ムードに満ちていた。人は皆、仲間とハイタッチをしたり、笑い合ったり、様々だった。人見知りの俺にとっても、この雰囲気は嫌いじゃなかった。
だが、そんな空気を引き裂くような声が響く。
「なんでや!!」
その声の主は、キバオウだった。
周囲がざわつく。
「なんで…なんでディアベルはんを見殺しにしたんや・・!?」
どういうことだ?
「見殺し…?」
キリトが思わず訊き返す。
「そやろが!!」
返事は即答だった。
続けて、
「自分はボスが使う技知っとったやないか!!」
たしかに、ディアベルに跳べと叫んでいたことから、推察できなくもないが、
「最初からあの情報伝えとったら、ディアベルはんは死なずにすんだんや!!」
あの動きは完全にベータテストの時にはなかったもののはずだ。伝えられないのも無理は無い。
それに、あの場面で単身で突っ込んでいった事にも、問題があっただろう。
しかし、キバオウの発言で、
「たしかにな…」
「そうだよな…」
プレイヤー達が口々に同意の言葉を発する。
そして、キリトを見る目が変わり、
「きっとあいつ、元ベータテスターだ!!だからボスの攻撃パターンも分かったんだ!!」
指をさしながら言う人が現れる始末。
ったく、何考えてんだか…
「知ってて隠したんだ!!」
そんなことして、何になるんだよ…
キリトが言い返さないから、俺が言い返そうとするが、間髪いれずに、
「他にもいるんだろ!?出てこいよ!!」
その途端、さっきまでハイタッチをしていた連中が、疑心暗鬼になりだす。
「おい…お前…!!」
エギルとアスナがキバオウに話しかけに行く。
「あの青いローブの奴も怪しいんじゃないのか!?」
しかし、今度は別のプレイヤーが俺を非難し始める。
もはや滅茶苦茶だ。
「っ…あのなぁ…!」
俺が発言しようとしたその時、
「~っははははは…!!」
笑い声がボス部屋を包んだ。
何事かと、全員が声の方へ顔を向けた。
「元ベータテスターだって?」
声の主はキリトだった。
「俺をあんな素人連中と一緒にしないでくれ」
「な、なんやと?!」
何を言ってるんだ、キリト…
「ベータテストに当選した人のほとんどは、レべリングのやり方も知らないような奴らだった
よ」
キリトは言葉を続ける。
言葉には多くの棘が入っていた。
「あんたらの方がまだましだ」
周りの奴らは唖然とするしかない。
「だが、俺は違う」
一呼吸置いて、
「俺はベータテスト期間中、誰も到達できなかった層まで上った!ボスの刀スキルを知ってたのは、刀を使うモンスターと散々戦ったからだ!」
「な…なんやそれ…」
キバオウを始め、その場にいたプレイヤー達がざわつく。
あいつ、そんなにやってたのか…
「もう…チートやそんなん!!」
「「そうだそうだ!」」
キリトが発言してから、どんどんと雰囲気が悪くなっていた。
ハヤトでさえ、キリトの狙いが分からない状態だ。
「ベータにチーター…だからビーターだ!!」
そんな声が聞こえた。
アスナがキリトを流し見る。
「ビーター…良い呼び名だな、それ」
どうして…どうしてお前は敵に回るんだよ…!!
「これからは元テスター如きと一緒にしないでくれ」
そしてキリトは黒のローブを纏い、その場を去ろうとする。
誰もがその姿を見ることしかできなかった。
そんな時、
「待って」
アスナが声をかけた。
「あなた、戦闘中に私の名前呼んだでしょ」
「すまない、呼び捨てにして。それとも、読み方違った?」
キリトの声はどこか生気がないように感じられた。
「どこで知ったの…?」
「この辺に見えるだろ?」
キリトは自分の方の上の方を指差した。
「キ…リ…ト…?」
「ああ」
すると、急に
「ふふっ!こんな所にずっと書いてあったのね!」
キリトはアスナの様子を一瞥して、
「君は強くなれる…もしギルドに誘われたら、断るなよ。ソロには絶対的な限界があるから…」
そう言うと、キリトはパーティーを解散させた。
「お、おい、キリト…」
俺は名前呼ぶことで精一杯だった。
「お前ならある程度ソロでもやれるだろう…ビーターと一緒にいるとイメージが悪くなる。暫くは別行動だ。また会おう」
だが、恐らくキリトは二度とハヤトとは会わないだろう。
彼の声音が、表情が、雰囲気が、それを物語っていた。
「じゃあな。死ぬなよ」
「お…おい」
ハヤトは立ち尽くすしかなかった。
相棒の考えている事が分らなかった悔しさと、何も声を掛けられなかった後悔だけが残った。
キリトは何かを見据え、そのまま先へ進んでいった。
いかがでしたでしょうか?
今まで以上に出来が悪かったかと思いますm(_ _)m
実は、この話の半分位までは休止する前に書いていたもので、なるべく違和感がないように書くのが精一杯でした(;・∀・)
次話までにはもう少しクオリティの高いものが出せるように頑張ります。
さて、ここからいよいよハヤト君の一人旅が始まります!!
未だに原作に沿うか、アニメに沿うかは悩んでおりますが、私にとっては佳境に入ります。
次話ではしっかりと書きたいと思っているので、更新が遅れると思いますが、気長にお待ちください。(半年は流石に開きませんw)
それでは次回、またお会いしましょう~