今回はISヒロインキャラの性格変貌っぷりにご注意を!
隼人の校しゃの内容、一部欠落して忘れているから違いが結構あります。
・・・・・・・・・私には居場所がない。
小さい頃から私の存在は、姉の影に隠れてしまっていた。
姉は、あらゆる点でも私よりも優れていた。
そして、自己中心的で嫌というほど私に対して過保護だった。
“あなたは何もしなくていいの。私が守ってあげるんだから”
虫唾が走る。私のことを何だと思っているんだ。
それを理由に私は荒れた。
そして、家にいるのが嫌になって高校に上がってから実家から出て行った。
専属のメイドも追い払った。
あんな姉の傍にはいたくもない。
というよりも姉ばかりに大事にして私はどうでもいいと思っている実家自体が嫌になった。
実家で猛反対されたが関係ない。
何が対暗部用暗部だ。
何が更識家だ。
そんなものみんな壊れてしまえばいい。
そう、今の社会も・・・・・・。
???
雨で静まり返る校舎。
その一室で複数の生徒が集まっていた。
「・・・・・ゴクリ。」
生徒一同が深刻な顔で机の上を見る。机の上には銃器や手榴弾などの数々。
「・・・・・なあ、本当に実行するのか?」
「簪さんが言うんだ。絶対にやるに決まっているだろう。」
「でも、本当にこの時間に大臣を乗せた車がこのポイントを通るのか?」
「実家に忍び込んで暗部のデータベースからハッキングして確認したらしい。ついでにスナイパーライフルとかも闇ルートで裏取引した上で購入してるし。そして、大臣が車から降りた瞬間・・・・」
生徒たちは小声で会話をする。その生徒たちの中で怯えながら、こっそり出て行こうとする生徒が二人いた。
「う、うっ・・・・・・」
「狂っていやがる・・・・こんなことやっていられねえよぉ・・・・・」
生徒二人は前を向いて逃げようと前を見た瞬間、鋭く長い爪が生えた腕が顔に喰い込む。
「「ぎゃあぁぁぁぁ!?」」
生徒二人の叫びに他の生徒たちが一斉に振り向く。
「「「あぁ!!簪さん!」」」
二人の顔を掴んだのは水色の乱れた長い髪の薄気味悪い少女だった。
「どこへ行くつもり?今更逃げるの?」
少女は冷徹な表情で睨みつけ手の力を強める。生徒の一人があまりの恐怖に許しを請う。
「ゆ、許して下さい!簪さん!!僕たちは、大臣暗殺なんて・・・・・・僕たちはまだ高校生ですよ?」
しかし、簪の表情は薄気味悪いままだった。
「君たち、遊びで我々のグループに参加したの?革命をゲームや自慢話の種だと思っていたの?」
手の力は更に強まる。一見して気弱そうな外見の少女とは思えない握力だ。
「簪さん、そいつらは先月転校してきたばかりの新入りですよ。まだ、我々の組織について何の知識もないんです。」
「わあぁぁあ!!許して下さい!僕たちは実は革命という言葉のかっこ良さだけでついて来たんです!お願いです・・・・・あぁ・・・・・・許して下さい・・・・・・・」
「許してください?ふん、私たちの掟を破り、そのうえ・・・・私たちの秘密を聞いて許せると思うか!!ゴミムシがあぁ!!!」
簪は一人の生徒の顔を思いっきり引き裂く。生徒の顔の皮膚はごっそり持っていかれる。
「ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
「わ、わあぁ!!」
もう一方の生徒は力を入れられる前に急いで簪の手から逃れる。するとすぐに近くにあった木片を取り、簪に振り上げる。
「この悪魔め!!」
しかし、簪はすっと受け止めた瞬間、木片を握り潰した。
「あぁあ・・・・・・」
「目だ!」
簪は生徒の目を潰す。
「ぐわあぁ!」
「耳だ!」
「うえぇ!!」
「鼻!」
「ぎゃあああぁぁぁぁぁ!!」
目に続いて耳を削ぎ落とし、鼻をちぎり取られて生徒はその場に倒れもがき苦しむ。
「・・・・・・・続けて。」
「「は、はい!」」
簪に命令されると他の生徒たちは倒れた二人をリンチにする。
「この組織の秘密を漏らす恐れのある者は一人もいてはいけない。だから裏切ろうとするものに見せつけてあげるの・・・・・」
ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!!
早乙女研究所
土砂降りに降る雨の中で傘を差した四人が何やら話していた。
「『闇の更識校しゃ』
日本には裏工作を実行する暗部に対する対暗部用暗部というものが存在します。その中心に立っているのが更識家です。
しかし、その更識家の中からひと際変わった女性が現れました。
彼女は地元でも評判の悪い高校に入学し、彼女はそこの問題児に厳しい掟を強いて一つの組織へとまとめ上げました。
その女性の名は更識簪。
現在当主として付いている更識楯無の実の妹で地元でも恐れられている不良生徒たちをたった一人で鎮圧しました。
初めの頃は彼女に挑んで病院送りになった者が多かったそうですが結局彼女の下に就くことになり、現在はその高校も沈黙を保っているそうです。
つまり、本来裏で日本のために働いている暗部の家の娘が今では不良校のトップとして君臨しているというわけです。
これが『闇の更識校しゃ』のいわれです。」
傘を差した女性が言う。
「フフフ・・・・・アンタが言いたいことは大体わかった。でもな。」
一夏は傘を上にあげる。
「何で話すのが束の野郎じゃねえんだ!!しかも、クロエ!てめえこの間焼き殺されたのにどうしてピンピンしていやがるんだ!?説明しやがれ!!」
「まあまあ、一夏君落ち着いて。」
「一夏、そこまで怒らないでくれ。」
何故か生きているクロエを目の前にして一夏は叫ばずにはいられなかった。
「私は、正確には二十八番目の“クロエ・クロニクル”です。」
「に、二十八番目!?」
「はい、私は束様によって万が一自分が死亡したとき、脳内に埋め込まれている記憶メモリーを通じて研究所の地下最下層にある培養室にある次の私に継承するようにできるシステムになっているのです。」
淡々と説明するクロエを目の前に一夏と箒は唖然とする。
「あ、貴方はそんな目にあって何ともないんですか?何度も自分が殺されるという所を見て。」
「束様のためなら何度死んでも私は戻ってきます。私はそう決めてこの研究所で働いているので。」
クロエの発言に何とも言いようがない二人。
「それで・・・・・・姉さんはどこへ?」
「お子さんのお迎えに行っています。」
「なんだよぉ、こんな時に限って・・・・・ん?おい、クロエさんよ、今なんて言った?」
「お子さんのお迎えに行きました。」
「「・・・・・・・ん!?」」
「だからお子さんの・・・・・」
「「お子さんっ!?」」
クロエの言葉に二人は驚く。
「アイツ、結婚していたのかよっ!?まあ、苗字を変えたから大体そんな予感はしていたけどよぉ・・・・・」
「え、えぇ、達人兄さんと5年前に。」
「ね、姉さんが結婚して・・・・・子持ち?」
「はい、性別は女の子で名前はミユキちゃん。現在は4歳で・・・・・」
「・・・・・・と、とにかくその更識簪って奴を連れてくればいいんだな?」
長々と説明しようとするクロエを止めて一夏は言う。
「はい。しかし、向こうはもはやテロリスト集団になりかけているようなものなのでお気をつけください。」
「喧嘩上等。そんくらい朝飯前だぜ。」
一夏はそう言うと箒と一緒に歩いて行った。
「・・・・・・・」
「・・・・・・あの二人に任せても大丈夫なの?」
「束様から言う事なのでおそらく大丈夫だと思います。」
そこへ一台の車が来た。窓を開くとそこには束の顔があった。
「ただいま~。いっくんたち行った?」
「先ほど出発しました。」
「よしよし、ゲットマシンをいつでも運び出せるようにしておいてね。」
「かしこまりました。」
「じゃあ、私はミユキちゃんお昼寝させてから行くから。」
「お姉さん、あんまり無理しない方が・・・・」
「大丈夫大丈夫、私は一日35時間生きているんだから!じゃあ、ミユキちゃん。ママと一緒にお家に入ろうね~。」
束はそう言うと車の窓を閉めて研究所の中へと入って行った。
「これ見せたらあの二人お姉さんのことなんて言うのかしら?」
「親バカとでも言うと思います。」
「闇の更識校しゃ」を目指して一夏と箒は一つの傘に一緒に入っていた。
「いやな雨なもんだぁ・・・・」
「この間研究所が襲われたときもこんな雨だったもんな・・・・・」
二人が歩いている道の途中、狂暴そうな犬二匹がいた。
「怖いなぁ・・・」
箒は思わず一夏に抱きつく。
「心配ねえよ。襲い掛かってきたら・・・・・」
と言おうとした瞬間、一匹が二人にめがけて飛んできた。
ドガッ
「キャン、キャ、キャキャイィン!!」
もう一匹の犬の方に犬の首が飛んできた。一夏の方を見ると一夏の右手が犬の血で汚れていた。
「ケッ、長雨で犬まで気が立ってやがる。」
「一夏、いくらなんでも殺すのは・・・・・」
「飛び掛かってきた野良犬が悪い。それにそのおかげでもう一匹は逃げただろう?」
「そういう問題じゃ・・・・・・」
一夏は雨水で濡らしながら血を落としていく。
そんな二人の後ろを誰かが付けて来ていた。
「お嬢様、間違いなくあの方角は妹様が通っておられる高校の方角です。」
「そう。虚、実家の方から応援を呼んで。」
「よろしいのですか?」
「これを逃せばきっと簪ちゃんは、とんでもないことをやるに違いないわ。だから、手遅れになる前に止めなきゃ。」
「・・・・・分かりました。本家に応援を要請しておきます。」
二人を追跡していたのは二人組の女性だった。
闇の更識校しゃに到着した一夏と箒。
更識簪を説得しようとした束の間、彼女の姉楯無が彼女を連れ戻すべく乱入。
しかし、そこへ敵の魔の手が!
果たして一夏は彼女を説得できるのか!?
そして、ゲッターロボは間に合うのか!?
次回、インフィニット・ゲッターロボ
「発進 ゲッターロボ」
さあ、君もチェーンジッ!ゲッター!!