ファンタジー世界を現代兵器チートが行く。   作:トマホーク

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自重はやめました(笑)

そういうことを匂わせる描写がありますのでご注意を……



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[兵器の召還]

2013年までに計画・開発・製造されたことのある兵器が召還可能となっています。

 

[召還可能量及び部隊編成]

現在のレベルは65です。

 

歩兵

・12万人

 

火砲

・1万5000

 

車両

・1万5000

 

航空機

・8500

 

艦艇

・6500

 

※火砲・車両・航空機・艦艇などを運用するために必要な人員はこれらの兵器を召還する際に一緒に召還されます。

 

※後方支援の人員(工兵・整備兵・通信兵・補給兵・衛生兵等)は歩兵に含まれておらず別途召還可能となっており現在召還できる後方支援の人員は『総軍』規模までとなっています。

 

※歩兵が運用できる範囲の重火器・小火器の召還の制限はありません。

 

[ヘルプ]

・[能力の注意事項]

メニュー画面を使わずとも声や思考で召還は可能です。

 

1度召還した軍需品・資源・施設は消すことが出来ますが、人(兵士)は消すことが出来ません。

(死亡した兵士の死体も消すことは不可能。また死亡した兵士と同じ人物を再度召還することは出来ません)

 

『戦闘中』は召還能力が使えません

 

後方支援要員の積極的な自衛戦闘が可能になりました

 

 

 

――兵士の召還能力及び完全治癒能力についての考察。

 

兵士の召還能力において現在までに分かったのは、召還される兵士は地球で実在している、していた人物のコピーであること、そのためオリジナルと同じ技能・知識・記憶を持っている。

 

召還する兵士の設定(性別・年齢・性格・携帯している武器装備品)を事前にせずにランダム召還を行うと稀に過去の英雄が混ざっていることがある。

 

(例外として特定の兵器――火砲・車両・航空機・艦艇等を召還した際に運用要員として現れる英雄も存在する。例、A-10―ルーデル少佐)

 

なお、召還される兵士はすべからく神の手により? 総統(長門和也)への忠誠心が植え付けられている模様。

 

次に完全治癒能力について。

 

完全治癒能力について分かったことは、完全治癒能力によって怪我・病気を治療された者は怪我・病気の程度によっても異なるが能力者――長門和也に好意を抱きやすくなる・抱く。

 

特に体の一部を失った者や瀕死の状態で治療を受けた者はかなりの――狂信的な好意を抱くようになる模様。

 

(例、レイナ・ライナ・エル・シェイル・ルミナス・キュロット・ウィルヘルム。なお、右手の肘から先と左目を失い重症の状態で完全治癒能力によって回復したアミラ・ローザングルに関しては今現在、好意的な面は多々見受けられるが狂信的な好意を抱いた様子は見受けられないため今後の経過を注視する必要性があると認む)

 

なぜ、完全治癒能力によって治療を受けると好意を抱きやすくなるのかは推測でしかないが、治療の際に長門和也の魔力が対象に何らかの影響を与えた結果だと思われる。

 

※能力については、未だに不明瞭な点が多い為、今後とも継続的な調査が必要だと思われる。

 

〜以上、第4次能力調査報告書より〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――

 

「ふぅ、とりあえずこんなもんか」

 

珍しく自分以外誰も居ない静かな執務室の中で書き終わった第4次能力調査報告書を手放したカズヤは少し冷めてしまったお茶に口をつけ凝り固まった肩をボキボキと鳴らす。

 

「ん〜っ!! お、やってるやってる」

 

伸びをしたついでに立ち上がり執務室の窓から賑やかなデイルス基地の様子を覗いたカズヤはそう呟いた。

 

妖魔連合国内から帝国軍をほぼ一掃したパラベラム軍は妖魔軍の防衛体制が整うと同時に各地に展開していた部隊を順次デイルス基地に呼び戻し、今まで任務に就いていた兵士達の労を労うため無礼講のパーティーが開催され飲めや歌えやのお祭り騒ぎの状態になっていた。

 

――コンコン。

 

「ん? 入れ」

 

「失礼します」

 

そんな浮かれて騒ぐ兵士達をカズヤが暖かな眼差しで眺めていると親衛隊所属のウォン大尉が執務室に入って来た。

 

「どうした?何か問題か?」

 

「いえ、問題というほどでは無いのですがこちらの書類に閣下のサインが必要でして。申し訳ありませんがサインをお願い致します」

 

「ん、分かった……。ほら」

 

差し出された書類にサッと目を通しサインをするとカズヤはウォン大尉に書類を返した。

 

「ありがとうございます。はい、確かに………………ところで閣下はパーティーに参加されないのですか?」

 

カズヤのサインを確認して踵を変えそうとしたウォン大尉がふと、疑問に思ったのかそう言った。

 

「ん?あぁ、俺が行くと変に遠慮する奴が出てくるからな、よしておくよ」

 

「そうですか?閣下がいらっしゃったら皆、喜ぶと思いますが……」

 

カズヤの言葉にウォン大尉は残念そうな表情を浮かべる。

 

「あの閣下……パーティーに参加されないのでしたらいい“店”にご案内いたしましょうか?」

 

パーティーに参加しないカズヤに気を使ったのか、ウォン大尉がそんなことを言い出す。

 

「いい店?」

 

「はい、いい“店”です」

 

カズヤの聞き返した言葉に不敵な満面の笑みを浮かべたウォン大尉が言い切った。

 

「なんの店なんだ?」

 

「それは行ってからのお楽しみということで」

 

カズヤの質問をウォン大尉ははぐらかして答える。

 

「うーん。行ってからのお楽しみかぁ……。じゃあ行って確かめるか」

 

「ハッ、では車を手配してきます」

 

多分な好奇心とせっかくの誘いを断るのを心苦しく思ったカズヤは不敵な満面の笑みを浮かべているウォン大尉に連れられてデイルス基地を後にした。

 

しかし後になってからカズヤは思った。この時、ウォン大尉の誘いを断っておけば良かったと。

 

「……いい店って娼館かよ……」

 

言い出しっぺのウォン大尉と護衛の親衛隊の(男性)隊員達に連れられてカズヤがやって来たのは妖魔連合国の首都ベルージュにある色町。そしてその色町の一角に軒を構える『淫魔の館』という娼館だった。

 

妙に基地の中をこそこそと人目に付かないように移動すると思ったら……。

 

「ここはその名の通り淫魔――サキュバスが数多く在籍している娼館でベルージュにある娼館の中で頂点に立っている娼館なんです。サービスは抜群、値段は少し高いですがサービスのことを考えますと良心的な設定になっています。きっと閣下もお気に召すはずです」

 

呆れているカズヤを余所にウォン大尉がどこか得意気にそんなことをのたまう。

 

「……被独占欲の強い千歳にこの事が知れてみろ……殺される。という訳で俺は帰る」

 

「かっ、閣下!!大丈夫です。千歳副総統は今、本国に居ますし、デイルス基地からも誰にも見られることなく出てきましたから閣下がここに来たことは絶対バレません」

 

踵を返そうとしたカズヤをウォン大尉が慌てた様子で引き留める。

 

「……」

 

「それにいいんですか!?人間では決して味わえない極上の快楽を味わわずに帰ってしまわれても!!」

 

「…………」

 

「この機会を逃せばもう2度と来られないかも知れないんですよ!?」

 

「………………」

 

「ちなみにここにいる者は自分を含め皆、淫魔の館の体験者でもう病み付きになっております」

 

「……………………」

 

「「「閣下!!ご決断を!!」」」

 

カズヤの逡巡を見抜いたように最後の1押しとばかりにウォン大尉と護衛の隊員達が声を揃えて詰め寄った。

 

「……来てしまった……」

 

ウォン大尉達に押し切られたのと男の性に逆らえなかったカズヤが娼館のボーイに案内され入った部屋の中には何をするための物か一目瞭然の綺麗にセッティングされた大きなベッドが1つ、部屋の隅には各種様々な大人の玩具が並び、浴槽付きの広いシャワールームまで完備。

 

そんな部屋の中で扉に背を向けてベッドの上に座ったカズヤは期待や後ろめたさの入り交じった感情を抱きつつ呟いた。

 

「……でもまぁ、ここまで来たらもう開き直って楽しむか。うん、そうしよう」

 

ウォン大尉の好意を無駄にしないため、というこじつけで気持ちを切り替えてカズヤは初の娼館体験を楽しむことにした。

 

――コンコン

 

そんな時だった。カズヤが気持ちを切り替えるのを見計らっていたかのように絶妙なタイミングで部屋の扉がノックされた。

 

「ハッ、ハイ!!」

 

変に緊張していたカズヤが思わずドキッとして裏返った声で返事をする。

 

「失礼致します」

 

凛とした心地よく聞き慣れたような声と共にカズヤの背後にある扉をソッと音をたてないように開け幾人かのサキュバスが部屋の中に入って来る。

 

ん?聞き慣れ……た?

 

いよいよサキュバスとのご対面という場面で初めて会うはずのサキュバスの声にカズヤは違和感を感じた。

 

そして疑問符を浮かべたカズヤは背後を振り返り入って来たはずのサキュバス達に視線を向けた。

 

「っ!!……」

 

「本日は淫魔の館にお越し頂きありがとうございます。お客様には極上の悦楽をたっぷりと味わって頂きますのでご期待下さい」

 

「……」

 

「では早速」

 

「……」

 

「? どうかされましたかお客様?」

 

ニッコリとどこか黒い笑みを浮かべたサキュバス――ではなく千歳が不思議そうにダラダラと冷や汗を大量に流すカズヤに質問する。

 

「……あ、あ、あ、あの、あの」

 

「はい、何でしょうかお客様?」

 

「ち、ち、ち、ち、ち、ち、千歳?な、な、なぜここに?」

 

壊れてしまったテープレコーダーかラジオのように盛大に吃りながらもカズヤは意を決して目の前で黒い笑みを浮かべている千歳に問い掛けた。

 

「はい、仕事が早く終わりデイルス基地に戻ってみればご主人様が不在で居場所を知ろうと私の配下の者に確認してみればこのような如何わしい場所に向かわれたということでしたので急いで飛んで参りました。あっ、ちなみにご主人様をこのような場所連れてきた不届き者共は粛清しておきましたので悪しからず」

 

『『『ギャアアアアァァァ』』』

 

千歳の言葉に合わせるようにどこからかウォン大尉達の断末魔が聞こえた。

 

……不味い、この状況は不味すぎる。

 

そうカズヤの部屋に入って来たのはサキュバス達ではなく千歳やカズヤ専属のメイドであるレイナやライナ達で、しかも何故か入って来た全員がカズヤの嗜好のツボを突くようなコスプレ?服装をしていた。

 

千歳は純和風の大人の色気がたっぷりな着物姿。

 

ヴァンパイアの姉妹のレイナとライナは白と紺色のスクール水着とニーソックス。因みに水着の名札にはひらがなで、れいな、らいなと書いてある。

 

オーガのエルは年不相応の小さい背丈によく似合う黒いゴスロリ服。

 

ラミアのシェイルは白いナース服。

 

ダークエルフのルミナスは褐色肌をより際立たせる透け透けのベビードールにこれまた透け透けのガーターベルト。

狐人族のキュロットは白と赤のコンストラストが美しい巫女服。

 

狼人族のウィルヘルムは赤い伊達眼鏡にグレーのスーツ、黒いタイツという女教師のような服。

 

……終わった。

 

そんなコスプレをして恐ろしい程に、にこやかな千歳達を前にカズヤは死を覚悟する。

 

「す、すまない千歳。これには――」

 

「ご主人様、謝らないで下さい」

 

「へっ!?」

 

まるで浮気がバレてしまった旦那のように言い訳を言おうとしたカズヤの言葉を千歳が遮る。

 

「ご主人様は男性でしかも絶倫で性欲の多い方です。ですからこのような場所にも興味を持ってしまうのは致し方ありません。それに私達にも落ち度があります」

 

許してくれるのか?とカズヤが一筋の希望を胸に抱く。

 

「なので――」

 

しかし千歳の次の言葉がカズヤに止めを刺す。

 

「これまでの奉仕態勢を改めてまして、これからは今までのようにご主人様の気の向いた時だけに関わらず毎日、朝昼晩と我々がご主人様の腰とアレが立たなくなるまで徹底的にご奉仕致します」

 

「えっ……!?」

 

千歳の宣告にカズヤの顔がサッと青くなる。

 

「……ち、千歳?やっぱり怒ってる?」

 

「クスクス……はい♪」

 

語尾に♪が付くほどのいい笑顔を浮かべた千歳だったが、その目は黒く煮えたぎっていた。

 

「……」

 

そのことにようやく気が付いたカズヤは覚悟を決める。

 

……ここで千歳(達)を悦ばせて許してもらっておかないと後で死ぬ!!

 

だがそんなカズヤの決意を嘲笑うかのように千歳が告げる。

 

「ではまず今日のご奉仕を始めたいと思います。あ、ちなみにシェイルとキュロット、あとウィルヘルムは発情期に入りましたのでいつもの倍程度では足りませんのでご覚悟を」

 

……マジか!!……………………チクショウ!!こうなりゃヤケだやってやる!!

 

自棄になったカズヤは気合いを入れて千歳達に挑みかかったがその後の出来事をカズヤはあまり覚えていない。

 

長い黒髪を振り乱し、帯で固定され脱げなかった着物を申し訳程度纏い馬乗りになってご主人様、ご主人様、と熱に浮かされたように熱い吐息と共に声を漏らしながら執拗に腰を振る千歳とか。(ちなみに5回)

 

ベッドに仰向けで寝そべり赤らんだ頬に潤んだ瞳で誘うような視線を送りM字開脚の状態でスクール水着の秘部を隠している布をずらし懇願するレイナとライナに突き入れる自分の姿とか。(ちなみに計8回)

 

無理矢理、屈服させるように強引にして欲しいとの願いを申し出たエルをうつ伏せにし黒いゴスロリ服を着たままの小さい体の上に覆い被さり意地悪な笑みを浮かべ何度も何度も身動きの取れないままくぐもった呻き声を上げているエルが気を失うまで楽しむ自分とか。(ちなみに3回)

 

入れたまま身動きが取れないように蛇の体をグルグルと巻き付けて密着した上で唇を合わせ長い舌でぐちゃぐちゃといやらしい音と共に口内を蹂躙し唾液を美味しそうに啜るシェイルとか。(ちなみに6回)

 

たどたどしく初々しい手付きのルミナスを前に我慢出来ずに押し倒し組み敷くと大事な部分を強調するようにさらけ出す透け透けショーツを履いたままのルミナスに猛る自分とか。(ちなみに3回)

 

わざと半裸にして四つん這いの状態で入れ、動かずにモサモサの尻尾を優しく撫でながらもどかしそうに背筋をビクビクと震わせるキュロットを楽しむ自分とか。(ちなみに6回)

 

ベッドに手を付いた状態で黒いタイツを引き裂かれ無理矢理後ろから有無を言わさずに突き入れられたにも関わらず既に準備万端とばかりのビチャビチャの状態で迎え入れ感涙の涙を流しながら、もっともっととばかりに腰を振り孕む為に子種を求めるウィルヘルムとか。(ちなみに7回)

 

そんな乱れた姿を晒していた千歳達の事をカズヤはあまり覚えていない。

 


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