初代様は最強だが鈍感だ   作:島崎 冬夜

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はい、こんにちは、暑さで溶けそうな島崎です。一晩明けてみたらなんとお気に入りが16件ではないですか…!ありがとうございます!嬉しいです!あとご感想ありがとうございます!励みになります!


〜第1話 初代の実力〜

〜第1話 初代の実力〜

 

「博麗神社初代神主ぃ!?」

 

当代の巫女である私でも聞いたことないわよ!ていうか神主って!巫女じゃないの!?

 

「そうだ。ところで当代の博麗の巫女、『あの戦争』から何年経った?」

 

『あの戦争』…ああ、あれか

 

「ざっと200年ってところね…」

 

「200年か…」

 

扇城さんは何故か遠い目をしていた。『あの戦争』と何か関係があるのだろうか…?

 

「扇城さん、貴方『あの戦争』と何か関わりがあるの?」

 

私は彼に聞いてみた。まさか戦争に参加してましたって言うんじゃないわよね…

 

「…あぁ、私はあの戦争に参加していた。」

 

「…やっぱりね」

 

「しかし実際に戦っていたのは私『だけ』だ。」

 

「「はぁ!?」」

 

思わず魔理沙と叫んでしまった。一人であれだけの数と戦ったというの!?聞いた話だと十数万の妖怪がいたと言ってたけど…

 

「まぁ、この話はどうでもいい。それより、大勢の烏天狗と白狼天狗がこっちに来てるぞ?」

 

「「え?」」

 

バババババッ

 

あまりにも扇城さんの話に驚いていたからこいつらが近づいてくるのがわからなかった…チッ、めんどくさい…

 

「侵入者め!大人しくしろ!」

 

一人の烏天狗が大声をあげて牽制をかける。

 

「はぁ…やはりさっきの霊力で引きつけられるよなぁ…」

 

しかし彼は余裕そうだった。

 

「貴様は誰か知らんがここで始末してやる!」

 

烏天狗が刀を振り上げ、扇城さんを斬りつけようとする。が、

 

「甘いな」

 

ガギィィィィィン!

 

一枚の結界に防がれてしまった。

 

「何っ!?結界を張るには札が必要なはず…!」

 

「ふん、札なんぞ使わんでも結界ぐらい誰でも張れるわ!」

 

いや、貴方だけです。

 

「貴様らに技を使うのは勿体無い…」

 

と、扇城さんは先ほどとは比べものにならないくらいの霊力を解放した。

 

「うぐぁ…」

 

突っ込んで来た烏天狗を含め、全ての天狗達はその霊力に耐えられず気絶してしまった。

 

「ふん、他愛のない…はっ!」

 

扇城さんは私達の存在に気付いて駆け寄ってきた(実際は浮いてるのだけど)

 

「大丈夫か?」

 

「え、ええ…なんとか耐えられたわ…でも」

 

チラッと横を見ると魔理沙が泡を吹いて気絶していた(何故か浮いている)

 

「気絶しても浮いてるって…この子凄いな」

 

「いろんな意味でね…」

 

「まあ、こうなったのは私の責任だ。博麗神社まで運ぼう」

 

「助かるわ…」

 

やれやれ…また騒がしくなりそうね…

 

 

_____________________________________________

 

 

「そういえば私の名前を言ってなかったわね。私は博麗霊夢。あっちは霧雨魔理沙よ」

 

私はお茶を飲みながら自己紹介をする

 

「あぁ、宜しくな。」

 

扇城さんもお茶を飲みながら答える。

 

「そういえば、なんであんなに霊力が大きいの?しかも濃いし」

 

「あぁ、それは私の能力のせいだ」

 

「能力?」

 

「私の能力は『霊力を操る能力』と『密度を限界まで高くする能力』だ。その二つの能力を駆使してあそこまでの霊力を出せるようにしている。」

 

成る程…ん?ちょっと待って?

 

「…なんで能力に『程度の』が付いていないの?」

 

「それは私はその能力を『発展』させることができるからだ」

 

「発展?」

 

まるで意味がわからない。発展?どういうことよ

 

「霊力操る能力の場合、『霊力、妖力、神力、魔力を操る能力』に発展でき、密度を限界まで高くする能力の場合、『ありとあらゆるものを大きさと比例しない密度に変化させる能力』に発展できる」

 

「何よそれ!チートじゃない!」

 

「しかしこれにはデメリットがある。それは発展させるたび霊力が減り、全快するまで眠ってしまうということだ。今回のようにな。」

 

「なっ…!」

 

デメリットはあると思っていたけど、そこまでひどいデメリットだとは思わなかった…

 

「まぁ気にすることはない。よほどのことがない限り使う気はないから。」

 

「ならいいけど…」

 

そんなこんなで話をしていると、いきなり空が紅くなった。

 

「何よ…これ…」

 

私はいきなりのことで戸惑っていたが、彼は違った。額に青筋を立て、怒り狂っていた。

 

「あの吸血鬼共め…何度も私をイラつかせやがって…今度こそぶちのめしてやる…」

 

彼の過去に何かあったのか…それを知るのはすぐだと思う…

 

〜続く〜

 

 

 

 

 

 

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