白き主と黄金の剣閃TRPG   作:八つ手

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◆エンディングフェイズ4 巫女の行く末◆

 

 

◆エンディングフェイズ4 巫女の行く末◆ メインPC:詩乃

 

 

 

YGM: では次、詩乃だ!

詩乃: はっ。御前に。

 

 

YGM: では、詩乃(とベディ)とアクア様ですが、アイリスを連れて

YGM: 一時的に、山脈拠点ファイエルに戻ってきていました

YGM: 聖王国への帰還前に、アイリスを一度住居に帰しておこうという判断です

 

ベディ: ふむ

詩乃: 大事だ。うむ。

 

YGM: 一応拠点側でアイリスは預かっていたので、そこに預けようという結論が出ました

YGM: エニックなしだと山奥は危険だしね!

 

YGM: で、騒動後の事後報告の諸々についてですが

YGM: 諸々のコンフリクトについては、ウルキアガ側からの報告活動で帳消しとなったことで、責任問題は発生しないということです

YGM: (代わりにウルキアガは言峰にねちっこく言い寄られた)

リャノン: 言葉で殴り返す予定で構えてたぜ シュッシュッ

 

詩乃: まず詩乃は寝台にぶっ倒れるくらいにほっとした模様です。

YGM: では、一度宿をとって、寝台にぶっ倒れるくらいになった詩乃

YGM: その近くに、アクア様が当然居ます

 

アクア: 「で~~~~、どうする???」

詩乃: 「……そうですね。」 起き上がって寝台に腰掛けつつ

詩乃: 「まず、お伺いしたいのですが」

 

アクア:「なぁに~?」

詩乃: 「正直に申しまして、私はアクア様との契約を切るつもりは欠片もございません。」

詩乃: 「ですが、貴方が望むのならばそれも致し方ないとも思っています。」

詩乃: 「まず、そこを確かめたいのですが……。」

 

アクア: 「うーん…良いんじゃない?私フリーだし、無一文だし?詩乃は実力とか有るからね」

アクア: 「あといいとこのボンボン!」 目を無駄にキラキラさせる

 

詩乃: 「ふふ、ありがとうございます。アクア様。」

詩乃: 「では、私とアクア様がこれから道を同じくする場合、一つやらねばならぬことが生まれます。」

詩乃: 「母国に報告せねばなりません。」

 

アクア: 「母国…極東の方?」

詩乃: 「はい。私の生まれ故郷です。」

詩乃: 「アクア様は、今でこそ上級精霊となってはおりますが。」

詩乃: 「その本来の姿は青龍。どれだけお力が失われていようとも変わらず偉大なるお方です。」

詩乃: 「ともなれば、報告をせずにいるわけには参りません。あの国に見切りをつけているならまだしも、相応に忠誠も敬意も持ち合わせておりますから。」

 

アクア: 「うーん…そうねぇ」

アクア: 「確かに、あなたならそうするのが筋だと思うんでしょうねー。 ただ、一つ」

 

アクア: 「茶化さずに言っておくことが有るわよ」

詩乃: 「お伺いいたします。」

 

アクア: 「私を青龍として扱うことは以後止めておきなさい」

詩乃: 「理由をお伺いしてもよろしいでしょうか」

 

詩乃: 大方の予想はついている。だが、摺り合わせはしなければ。

 

アクア: 「そうね…ぶっちゃけ今そんなこと言っても誰も信じないし、そもそも上級聖霊が唐突に湧いてきた時点で、誰しも疑うものを疑うというものよ」

詩乃: 「……あ。」 盲点。

 

アクア: 「本来、守護の七柱の一つ――護星の災害が地に降りている時点で、この大地は黄昏そのもの」

アクア: 「正直、詩乃の今後を考えるなら、私の存在は隠したほうが良いと思うんだけどね」

 

詩乃: 「ぬ、む、し、しかし母国への不義理は……あ、でも下手すると報告したほうが国に不義理になりかねな……」

YGM: アクア「そういうこと」

 

詩乃: 頭を抱えた

 

アクア: 「だから、私への尊敬でなく、貴方自身の所属への忠義のために考えなさいな」

アクア: 「最悪河原か海に投げとけば生きてられるから私、気にしなくていいわよー」

詩乃: 「いえ、それは私の良心があまりにもつらいので……!」

 

アクア: 「あーでも…あーあー」

詩乃: 「?」 首かしげ

YGM: アクア「あ、一つ有るわよ?裏道だけど」

詩乃: 「お伺いいたします。」

 

アクア: 「あくまでこの大陸にいる間の話だけど…聖王国有るでしょ?」

詩乃: 「はい。」

アクア: 「あそこの王様居るわよね?」

アクア: 「ちゃお☆私青龍なんだけど匿って☆って言えば通じると思わない?一度戦った相手だし」

詩乃: 「……あー……」

詩乃: 「アリです、ねえ。」

 

詩乃: とりあえず現状

詩乃: 国許に帰る選択肢はほぼない。

詩乃: 迷惑になる可能性があるねん。マジで。

 

アクア: 「ま、そういうわけで、極東行くまでなら私も問題なく一緒にいようと思うけど」

アクア: 「詩乃はそれでいい?」

詩乃: 「……。」 少し考えて。

 

詩乃: 「……いま、初心を思い出しまして。」

詩乃: 「私はそもそも、次代を継ぐ弟の道を照らすために、こちらで修練を積むために参りました。」

アクア: 「いい心がけね」

 

詩乃: 「……たしかに、アクア様と出会い、契約を交わしたことは立派な精進といえるかも知れません。」

詩乃: 「ですが。」

詩乃: 「そこで満足して、国許に帰っていいものでしょうか。」

詩乃: 「そも、食客としていま、聖王国に留まっているべきなのでしょうか。」

 

アクア: 「そうね、決めるのは貴方」

アクア: 「私はそれに従うわよ――主様」

詩乃: 「ありがとうございます。アクア。」 あえて今は敬称を外して

 

詩乃: 思い返すのは、彼と送った日々の記憶。

詩乃: 銀腕を宿し振るう、自分の知る誰よりも誠実な騎士との記憶と思い。

詩乃: とても心地よいものだった。極楽なのかと思うほどに。

 

詩乃: けれど。

詩乃: 彼にも目指すものがあり。それは、ここで叶うものなのかもしれない。

詩乃: なら。

 

詩乃: 「不義理だけはしないように、ですね。」

 

詩乃: そう結論して。

詩乃: 紙を広げ、筆を取り。

詩乃: さらりと躍らせて。後ろ髪を引かれる気持ちで。

 

詩乃: 「ありがとうございました。ベディ様。まるで。」

詩乃: 「極楽にいるような、気分でした。」 そう声に出して綴り、思いを記して。

 

詩乃: 自分の彼に対する想いをはぐらかすことなく赤裸々に綴った手紙を残し。

詩乃: 後日詩乃は所用を済ませ。アクアとともに聖王国を辞去することを選んだ。

 

 ――残骸の巫女とは、誰が呼んだだろうか。

 

 それが己の道へただ邁進しただけの、ただの少女だったのだとしても。

 かつての神話であったそれを従え、ただ求道のために、己が忠義のために、各地をめぐる者。

 後に残骸の巫女と呼ばれる一人の術師の在り方が――

 

 ――今ここに定まった瞬間だった――

 

 

YGM: と、こちらも演出はさみました

YGM: こんなかんじですかな?

詩乃: ありがとうございます。こんな感じでOK。

 

YGM: うむ、辛い決定でしたね

YGM: きっと、大きな歩みの最初となることでしょう

YGM: きっと傍らで、水神も快活に笑っているでしょう

 

詩乃: 辛い決意だけれど。

詩乃: だけど詩乃はそう生きることを心に決めた。

詩乃: ならきっとそうするべきだったのでしょう。

 

YGM: では次!

YGM: 最後、騎士ベディヴィエール!

ベディ: はい、ここに

 

YGM: 行きます!

 

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