個性:空間転移   作:白桜兎

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うまい言葉が見つからなかったので、前にあった第2話を書き直し。


一緒に帰りましょう?

中学3年生・春

 

キーンコーンカーンコーン

 

「よしじゃあ今日のHRを始めるぞ。今日はお前たちに希望進路を考えてもらうからな!・・・っていってもまぁ、お前たちどうせあれだろ、ヒーロー科だよなぁ!?」

 

「「「Yeaaaah!」」」

 

先生のそんな掛け声のような何かにみんなが自分の個性を発動して答える。個性が一度にこれだけ発動されると叫び声も合わさってうるさくてしょうがない。ってかお前ら、一般人の個性使用は禁止だから。

まぁ、俺は発動したって仕方ないからやってないけど。移動させたってしょうがないし。

 

「よしよし、お前らの希望は大体わかった。だからみんなすぐに個性引っ込めなさい、そんなんじゃヒーローになんてなれないぞ!煽った俺が言うのもなんだがな!」

 

あははははは!

先生を含めたみんなが笑う。

俺たちは今年受験のため、既に進路を決める段階になっていた。

ま、俺が行きたい高校は決まってるし、そのための勉強もしてきた。

 

「そんな中、今年雄英を受ける空間だけが静かにしてたな。流石だな。お前が受かればこの中学校からの進学者1人目だ、がんばれよ!」

 

「はい、1人目云々はともかくとして、受けるからには受かるつもりでやりますし、俺の憧れたヒーローのようになるためにも、絶対に雄英に行きます」

 

俺はそうはっき宣言する。あのとき助けてくれたオールマイトみたいに、いつだって笑顔で、どんな状況でも必ず人々を助けられるヒーローに、俺はなりたい。いや、なってみせるんだ、絶対に。

 

「瞬なら行けるだろ!」

「今年の雄英って偏差値79だろ!?瞬スゲーな!」

「俺らなんかじゃ実技試験以前の問題だもんなー」

 

「おう、そんくらい楽勝よ!応援よろしく!」

 

「流石全国模試上位は格が違った」

「なお個性の格も違う模様」

「なお顔の格も・・・。なんやこのチートは。修正はよ」

 

「私も応援してるからね、空間君!」

「私だって!頑張ってね、空間君!」

 

「なお告白した女子はそのことごとくが振られた模様」

「英雄色を好まなかった」

「だれうま」

「種馬?」

「これはひどい。君ほんとに中学生?」

「しっかり伝わってんじゃねーか」

 

「「「HAHAHA」」」

 

もてる男はつらいね!

女の子は好きです。でも、ヒーローを目指すのはもーっと好きです!

 

「ほらお前ら、下らんこと言ってないでさっさと進路表かけよ!」

 

「「「はーい」」」

 

先生がみんなを促し、やっとみんなの視線が手元の用紙に向かう。

 

まぁ、俺は雄英一択だから、悩むことは別にないんだけどな。

 

そんなこんながあって、、、

 

キーンコーンカーンコーン

 

「よしじゃあ気を付けて帰れよー」

 

みんなが進路表を出して、HRが終わったので今日の学校は終わりだ。

 

今日はどこも寄るところないし、さっさと帰って個性の練習をしよう。

 

「瞬君、一緒に帰りましょう?」

 

やわらかな膨らみと温もりが、後ろから俺を抱きしめてくる。

やわっこい。ふへへ。顔には出さないよ、紳士だからね。

 

「ん、楓か。いいよ、どっか寄る?」

 

「瞬君は個性の練習するんでしょう?一緒に練習するんれしゅ、ふふっ」

 

「ダジャレにもなってないぞ、楓。もうちょっとどうにかならなかったの?」

 

無理に練習とかけるからそんなことに・・・。あと、無理にダジャレ言わなくていいから(良心)

 

「あら、そんなこと言うのね?瞬君だってさっき私に抱きしめられて嬉しそうにしたの、私ちゃーんと気付いてますからね?そーいうこといっちゃ、めっ!ですよ?」

 

俺の頭を撫でながらめってされた。

あららバレテーラ。めって言いながら頭撫でてくれるの嬉し恥ずかしいんでやめて・・・。

 

「なんかこの辺暑い」

「なんでやろなぁ?」

「まともにはた・・・らいてもないし、勉強も俺らしてないね」

「い つ も の」

「仲良し夫婦は俺らの精神衛生上さっさと帰って、どうぞ」

 

「ですって瞬君、帰りましょう?」

 

「はいはい、荷物持つから寄越しな」

 

楓が背中から離れる。あぁ、やわやわが離れていくぅ。

離れてしまったものはしょうがないから席を立って楓と教室を出る。

 

「クソぁ!歌宮おいてけ!」

「そうだ、瞬は帰っていいぞ!」

 

男子から楓を置いてけとヤジが飛ぶ。

 

「だめでーす。楓は俺のだから置いて行きまっせーん」

 

「楓ー!空間君置いて行ってー!」

「楓は帰ってていいからさ!」

 

女子からは俺を置いてけコール。モテるって素晴らしい。

 

「ふふ、だめでーす。瞬君は私のだから置いて行きませーん」

 

楓が俺の真似をして答える。はっきり言ってもらって嬉しいです!

 

「「楓(瞬君)がいるから、他の人とは付き合えないよ。ごめんね」」

 

そう言い残して教室のドアを閉めてすたこらさっさ。

かわいい彼女とおてて繋いで帰ります。

 

 

 

prof:歌宮楓(うたみやかえで)

個性:歌唱

歌を聞いたものにバフ・デバフを与える。その気になれば歌で相手を操ることも出来る。動物以外には効かない。

込めた気持ちに応じて効果が増減する。本人曰く「歌は愛」とのこと。

好きな人:空間瞬

保育園からの幼馴染という関係から進めなかったが、中学3年生になるにあたり楓から瞬に告白。

楓の告白に対する瞬の第一声は、「マジで!?」だったらしい。瞬も告白しようとしていたら、先を越された結果。

情けないね、男の子でしょ?

将来の夢:ヒーローの資格を取って瞬のサイドキックになること。そのあとお嫁さん。

本当は楓も雄英に行きたかったが、成績や偏差値はよかったが、雄英が戦闘向けの個性持ちに向いている高校であったため、これを断念。ほかのヒーロー科のある高校への進学を目指す。瞬がモテるので、学校が違うことが少し不安。浮気は、めっ!




もうちょっと先で出す予定だった子を出しました。
削除の弊害。
ではまた。
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