Aダンガンロンパが一番キャラ動かしやすかったからです
Qジードやってるのになんで今更オーブなの?
Aこの前に書いてたのをリメイクしようと思ったらこんな時期になっちゃったからです
Qお前さんバカなの?
A大バカですけど何か?
今思えば、あれが俺の………いや
俺達とこの世界の、ターニングポイントだったんだって思うよ
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『待て!これ以上お前の好きにはさせないぞ…!』
『まさかあれほどの軍勢を退けるとはな…だが、手負いの貴様に我々を止められるか?』
『それでも…力を貸してくれた先輩たちのためにも…負けられない…!』
『ふん…少し遊んでやるか』
『俺は…ウルトラマンだ…!!』
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「………………」
俺の名前は、日向創だ
希望ヶ峰学園に通う高校生……って、こんなとこで見栄なんか張っても仕方ないよな
希望ヶ峰学園、と言っても分からない人もいると思うが、才能のある人が通う特殊な学校…そんな感じの認識でいい
才能のある人が通うと言っただけあって、そこにいる生徒はみんな何かしらの才能を持っている。メカニックに料理人や写真家、中には本物の王女とかもいるらしいな
…………けど、俺にはそんな才能はない。その辺にいる才能のない一般人、そんな認識で何も問題ないようなツマラナイ人間
でも、才能への憧れは誰にも負けないつもりだ
そんな俺が所属してるのは希望ヶ峰学園"予備学科"
同じ希望ヶ峰学園だが、才能のない人間でも金さえ払えば入れてくれるという制度だ
何をやってるんだという自覚はある。それでも、希望ヶ峰学園の一員になれるという夢のような制度に俺は飛び付いた……
まぁ、それでも俺は訳アリなんだが…そんなのはどうでもいいだろう
『才能がないってことは、何にでもなれる…ってことじゃないかな?』
そんな声をかけてくれた女の子がいて、前ほどの才能への固執は無くなった…とは思うが、やっぱり…
「俺にも…才能があったらな……」
そう簡単には、変われないみたいだな…
「……………?」
なんだ…?山から突然光の柱………?いや、それも気になるが……
「なんで…他の人は騒がないんだ…?」
俺がいるのは希望ヶ峰学園の敷地内。そこから見える山は結構目立ち、あの柱も見えるはず。こんなことが起こったら当然騒いでもおかしくないんだが…
「………俺だけにしか見えないのか……?」
そんな漫画みたいなことが現実に起こるのか、そんな疑問しか沸かない事態。ほとんどの人が幻覚と思うだろう
「……………………」
けど、俺はその光に惹かれるかの様に、山へと足を進めた
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「が…………あ…………」
身体中に痛みが走り、動かない。変身が解けた俺は、地面の上で仰向けになっている
ここは……山の中か…?地球に落ちたのか………?
「…あ…………ぐ………」
アイツに敗れた俺の身体はボロボロで、恐らくまともに変身も出来ないだろう
いや…それよりも問題なのが、アイツらを自由のままにさせていること。アイツらの情報を掴み、追っていたのは俺だけ。先輩達にもこのことが伝わるとは思うが、駆け付けるには時間も掛かるだろう…その間にアイツらを自由にさせておいたら間違いなく……
「たしかこの辺りだったよな……」
…ッ!?誰かが来る……この声の感じは……
「って、えっ!?なんでこんなところに人が…!?しかも傷だらけで!?大丈夫ですか!?」
やはり高校生ぐらいの少年……俺を心配してくれてるのか駆け寄ってくる
「すま………ない……………」
「えっ……?」
これからのことにこの少年を巻き込んでしまうことへの謝罪を呟きながら、俺の身体は光と化す
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何が起こったのか理解できない俺はさっきまで傷だらけの男がいたところで佇む。いや、本当に何が起こった。とりあえずまとめてみよう
1:光の柱みたいなのが見えたから山へと向かう
まずこの時点でおかしいがそこは目をつぶろう。次
2:柱があったと思われるところへ向かったら傷だらけの男が倒れてた
これもおかしいが1よりはまだ現実味がある。日常的には起こり得ないと思うが普通に心配だったから駆け寄った。そして次
3:その男が光になって俺の中へ入った
訳が分からない。1,2なんか比じゃない。訳が分からない
だって考えてみてほしい。傷だらけの人がいたと思って駆け付けてみたらキラキラした光になったんだぞ?
訳が分からなすぎて崩壊してるが逆になんか冷静になってる。崩壊しながら冷静ってなんだこれ
しかもこうなる前にその人すまないって謝ってたと思うんだけどそれって俺にだったのか?だとすると何に対してだ?誰に対してなのかは大体分かるが何に対してなんだそれは
『これからのことに巻き込んでしまうことへ…だ』
あぁそうなのか…これからのことに巻き込んでしまうことへか…ってこれからのことってなんだよ。もっと具体的に言ってくれないとってちょっと待て!?
「えっ!?さっきの人!?どこから!?」
さっきの僅かに聞こえた男の声がどこからか聞こえたぞ!?なんだこれ!!どこから聞こえるんだ!?
『あぁ…お前の中からだ。俺の名前はクレナイ・ガイ…風来坊だ。無断ですまないがお前の中に居候させてもらった』
「お、俺の中!?俺の中に風来坊が居候!?って耳を塞いでも声が聞こえるぞ!?」
『そういうことだ…さっき見た通り俺の身体はボロボロでお前の身体に入らせてもらった…』
「は、はぁ…身体がボロボロだったから……俺の身体に…………」
さっきも思ったけど人間って本当に訳が分からないことが起こると比較的冷静になれるんだな。取り乱してはいるけどそれでも比較的冷静だ。人間ってスゴいな
「いや、それよりもこれからのことに巻き込むってどういうことなんですか…?」
『………侵略者と闘うこと…だ』
「……………………………はい?」
侵略者?侵略者ってなんだ?
『俺は侵略者達を追ってこの宇宙へやって来たが、奴に敗れてしまいボロボロになって変身能力をほぼ失ってしまった。だが嘗ての先輩達のように人と一体化することで変身することが可能になる…俺も初めてやることだが…上手くいったか』
「いや……あの…………」
いやちょっと待ってくれ。流石にここら辺からずば抜けて訳が分からなくなってきた。この宇宙?変身能力?先輩?けどどうやらクレナイ・ガイという男と俺が一体化したらしいってところだけは理解できたぞ。理解できたけど理解できてないぞこれなんだこれ何が起こってるんだ
『あぁ、心配しないでくれ。変身してもお前の身体に負担がかかることはない。居候させてもらっている俺だけ負担がかかることになる』
「えっと…俺の名前は日向創…です……」
いやおかしいだろ俺なんで自己紹介なんかしてんだ。えっ、変身しても俺はほとんど負担がかからないってなに?ちょっと待ってくれ一回冷静になる時間をくれ
『……………悪い、少し移動しよう。どこか落ち着けるところへ行かないか』
「えっ。あっ、はい」
どうやら冷静になる時間をくれたらしい。あとこの一連の流れで理解できたことは…
"俺の中に居候が増えたということ"
さて、どこからどうやって冷静になろうか
オーブはファイトオーブ後、ロンパはアニメ3絶望編の序盤からです。タグにある通りオリジナル設定を入れたり、というかこのプロローグにも入ってます。だって超全集持ってないからオーブの全て知らないから(言い訳)
いや、タロウの某話を見る限りガイさんも一体化出来るんじゃないか?と思ったのが動機なんですけど、もしそんなこと出来なかったときの保険にオリジナル設定入れました。でもこれもうオリジナル設定だよな言い訳だよなすみませんでした円谷さん
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突然の非日常に戸惑う俺、日向創。侵略者と戦うと言われ困惑する所へ現れる巨大怪獣。ガイさんは俺に負担がかからないようにしてくれてるらしいけど…そんな状態でちゃんと戦えるのか…?一方的とは言え、一体化したんだ…俺だって、覚悟を決めるぞ!
次回!ウルトラマンオーブ"HD"
"はじめの戦い"
闇を照らして、悪を討つ!