俺達はヒーローになれなかった。 作:名は体を表す
ランキングに乗るとなんかお知らせ的なのが来るんちゃうんか。
今の世の中、喧嘩の強さこそがヒーローの条件みたいになってる。少なくとも、僕の同年代の中では。勿論間違いではないんだろう。ヴィランにあっさりやられるようではヒーローは務まりません。
だが、あえて言おう。人を助けるのがヒーローだと!
ヴィラン退治はあくまでも人助けの手段。ヴィラン退治が目的になっては只の喧嘩屋、暴力装置だ。確かにオールマイトを筆頭に、ヒーローランキングに乗ってるようなヒーローは知ってる中では全員戦闘力は高い。
だけども、大災害が起きた時、只の人にはどうしようもない天災が起きた時に、其処に居る人を救け、助け、援ける活動こそがカッコいいヒーローってモノなのだと僕は思う訳ですよ。
嘗てオールマイトは大災害の中、笑顔で其処に居た全員を救け生ける伝説となった。
まあ、確かにヴィランをばったばったなぎ倒していく姿もカッコいいとは思う。だがそれは本当にヒーローの役割なのか?正直言って、ただヴィランを倒す
つまり、何が言いたいかというと……
僕の足元に転がってる不良たちは只の不可抗力であり自衛権を行使した結果であります先生!
◇
個性『スーパーカウンター』どんな攻撃も理屈を超越してカウンターを決めるぞ!
カウンターを決めるぞ!ちゃうやろ!手加減しろや!不良共が病院送りやんけ!先生青ざめてたで!
OK余裕(言いたいだけ)
僕はこの個性の御蔭か、同年代どころか恐らくガチ喧嘩すれば大抵のヒーローやヴィランに負けないだろう。なんせ迫りくる10tトラックに轢かれかけても無傷でトラックを粉☆砕できるくらいには強力なんだからな。はっはっは。
トラックの運ちゃん、マジめんご。次から居眠り運転すんなよ。
勿論僕は昔から根っからのヒーロー志望。もうじき雄英ヒーロー科の試験を控えてる。本来なら推薦取れるくらい僕の頭は良く、その為に雄英の推薦枠がある学校に入ったくらいなのだが……。
生活態度が悪く推薦されませんでした(号泣)
御待ちなすって!僕ほどに品行方正な生徒はおらんでしょう!自らクラス委員になる程に責任感があり、生徒会役員になれるほどには信頼も有るでしょう!?
え?お前ほど喧嘩に明け暮れてる生徒は居ない上にお前は生徒会でも対外生徒対策係(実質喧嘩屋)だっただろって?ふざけんな。名実ともに喧嘩番長ですねって喧しいわ。確かに学校生活の大半は腕自慢の不良共に学校最強の看板を掛けて(そんな看板掲げた覚えなど無い)勝負という名の一方通行ごっこしてたけど!近所の公園で喧嘩売られて返り討ち(無意識)にしたらヒーローが現れて拘束されかけたけど!(当然のように返り討ちにした)
ちゃうねん!これは全部個性って奴が悪いんや!お、俺が悪いってのか?俺は……俺は悪くねえぞ。そうだ、個性がやれって!こんなことになるなんて知らなかった!誰も教えてくんなかっただろっ!俺は悪くねぇっ!俺は悪くねぇっ!
……え、僕が返り討ちにしたヒーロー、雄英出身だったんですか?mjsk…
卒業生ボコボコにしても受験認めてくれるなんて雄英のやさしさに全僕が号泣した。
と、言う訳で完全完璧中学生の僕が唯一不安なのがこの個性の融通の利かなさなのだ。正直言って僕自身、この個性のじゃじゃ馬加減に御しきれる自信が一切ない。勿論この個性に何度も助けられた事が有るし、仮にこの個性を捨てる機会があっても絶対に手放したくはないが、それとこれとは別なのだ。
例を挙げよう。
例1)目の前には高速で迫ってくる10tトラック。僕の後ろには集団下校している小学生。さあ、どうする?
答)10tトラックを来た方向そのままに撃ち返す。
仕方ないね。仮に個性『受け流し』とかだったら後ろの小学生たちが危険だったからね。結果的に10tトラックが粉々になっても、運転手と後ろの小学生が無事なら問題ないね。(但し運ちゃんの賠償金は考慮しないとする)
例2)前後左右、木刀持った不良と個性『銃撃』を持った不良と個性『熱拳』を持った不良と個性『縄』に囲まれ、全員が殺意を持って攻撃してきました。さあ、どうする?
答)全員の攻撃を撃ち落とし、同時にアゴを蹴り抜く。
し、仕方ないね。仮に個性『硬化』とかだったら全員の攻撃喰らってる間に急所攻撃されたり熱で焼かれたり首を縄で絞められたり危険だからね。逃げられて増援呼ばれたらなおの事面倒になるからね。一撃で仕留めるのはシカタナイネ。
例3)一方的な蹂躙を目撃したヒーローが個性『ファイバーマスター』を駆使して拘束しようとしてきました。さあ、どうする?
答)拘束して油断した一瞬の隙を突いて空気の弾丸を射出する。
ししししかたたたなないね。急な運動で息の上がっていた所に急に現れて拘束してくるからね。ビックリして思わず反撃して意識を奪っちゃうのは不可抗力でございますわね。問題はなかった、イイネ?
例4)「先日助けていただいた子の母です!この前はこの子をトラックから救っていただきありがとうございました!」と泣きながら握手してくる女性が来ました。どうする?
答)アームロック。
なんでや!一切の害意ねえだろうが!!子供すっごい目でこっち見てるぞ!?今まで見たことの無い困惑の目で見てるぞ!?ちゃうねん、これは事故なんや。どれくらいの事故かというと、某漫画の主人公が転んだ拍子に女の子のパンツ脱がしてその中に頭突っ込む位の事故や!つまり約束された運命。(デスティニー)
違うんだ少年。これは封印すべき個性が勝手に発動した結果なんや。これに文句を言うのは理不尽って奴なんや。どれくらい理不尽かっていうと、個性『赤外線』で生まれつき普通の人とは見える世界が違う奴に向かって「赤外線で見ると下着が透けて見えるんでしょ?キモッ、こっち見ないでよ変態。サイテー」とか言うくらい理不尽なんや。それはもはや殴り倒されても仕方ないんや。
はっきり言ってブスがそれ言うのは殴り倒された後マウントとって頭かち割っても誰も文句言わないと思うんだが、可視君はよく耐えたと思うよ。
話が逸れた。アームロックの件は何とか許して貰った。
さて問題です。握手しただけでアームロックかけてしまう僕がヒーローになった時にどのようにファンサービスをすれば良いでしょうか。
答)いっその事関節技をかける事をファンサービスにする。
僕は何処のプロレスラーですかねぇ……。
うん、僕はこれヒーローなれるんか?少なくとも僕が雄英側の人間だったらこんな問題児引き受けるのやだぞ。後ろから肩を掴まれただけで巴投げ。軽く頭はたかれただけで昇竜拳。廊下でぶつかっただけで膝蹴り。「べ、別にあんたの為に作ったんじゃないからねっ!」と投げて渡されたチョコレートは包装されたまま
うん、後半二つは本当に申し訳なく思う。だからその痛みの中に快楽を見出したかのような表情ヤメテ!
妙なトラウマが蘇った。
ともかく。ともかくだよ。僕のこの個性を何とかしなければ仮に雄英に合格したとしてもマトモなヒーローになれない……。僕は別に暴力を振るいたくて振るってる訳ではないのだ。こんなんではまともなヒーローどころか社会人になれるかどうかも怪しい。どれくらい怪しいかというと、つい先日まで野生の中で暮らしていた少年が坊主に拾われて現代社会の中に連れてかれ一切問題を起こさないという約束を守れるくらい怪しい。
それ無理って奴ではないですか?
い、いや、まだあきらめるのは早い。日に日にカウンターの威力が上がっていってる気がするけど、仮に威力が上がったとしても自動カウンターの発動を自在にON・OFFできればええんや!
「よぉクソガキィ……この前はよくもまあやってくれたなあ?ええおい!?」
丁度ええやん。この不良を無傷で、かつ自分も無傷で逃げられる様に個性を抑えるんだ。大丈夫、個性は身体能力。自分の手を自在に操れない人間が何処に居る?
探せば普通に居るな……。
いやいや、俺は健常者。自分の手くらい操れる。大丈夫、大丈夫……。
「へへへ、今日はたぁっぷりとお礼してやるよぉ……お前等、出てこい!!」
そういうや否やワラワラと何処からともなく現れる不良たち。
あ~れれ~?お~かし~ぞぉ~?全員何処かで見たことある顔だぁ~。
「へっへへ、お前に恨みがある奴は幾らでも居るなあおい?」
「今日こそテメエのスカした顔ぶっ潰してやる!」
「テメエにやられた恨みは忘れねえぞぉ……」
「ヒヒヒ、今度こそお前を燃やし尽くしてやる……」
「フヒヒ、ぼぉくのガールフレンドを寝取った恨みぃ……」
「シネシネシネェ!!」
「セェンパイの内臓ってどんな色してるんですかぁ~?」
「後半やべえのしかいないんですけど」
……そう、全員無傷で、俺も無傷で。ヒーローになるなら容易い容易い。
「「「「ヤロウオブクラッシャァァァァ」」」」
「馬鹿野郎無理に決まってるだろいい加減にしろ!」
◇
「ええ、違うんです。これは不可抗力なんです。ほら、見てくださいよ、この不良たちが持ってたこの武器。明らかに殺傷目的でしょう?え、粉々に砕かれてるから分からない?あなたそれでもヒーローですか?破片から明らかに鋭利なナイフだって解かるでしょう?え?過剰防衛?何言ってるんですか過剰防衛って刃物に対して銃を持ちだすレベルでの武力差で反撃することでしょう僕は素手ですよ素手。明らかに素手でやられた傷じゃない?ははは、人間鍛えれば素手でコンクリート砕けますよね?オールマイトがいい例じゃないですか。え?この子達の懐からサイフの様な物を取ったのを見た?ちちち違いますよカツアゲじゃないですよこれは前に盗られたサイフかどうかを確認するために一度家に持ち帰って精査しなければならないからですしおすし。え?とにかく我と警察に来てもらう?ハハハナニイッテンダコイツ。あ、僕被害者なんで帰りますね。え?加害者として拘束する?あ、ちょ。止め
……個性『樹木』さん。ごめんなさい、さようなら。俺は悪くねぇっ!俺は悪くねぇっ!」
僕のヒーローアカデミアは果たして雄英なのか?そもそもマトモな高校に進学できるのか?
これは僕の高校受験の、そんな物語。たぶん、きっと、メイビー。
人人人人人人人人人人人
> 一日クオリティ <
人人人人人人人人人人人
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15歳 男
個性:スーパーカウンター
どんな攻撃もカウンター出来る。欠点は当人が攻撃と思って無くてもカウンターしちゃう。
例え物理的にカウンターできない様な状態でも理屈を超越してカウンターを決める。カウンターはあくまでカウンターだから絶対無傷でいられるわけではない。
仮に某上鳴君が電気MAXで近づいてきた場合、めっちゃ電気ダメージを喰らうけど自動でカウンターを決める程度。オールマイトがTEXAS SMASH撃ったら幾ら遠く離れていても風圧を物ともせず突破してカウンターを決める。但しオールマイトに効くとは限らない。※トゥルーフォームなら普通に効く。
可視君
15歳 男
個性:赤外線
見えるか見えないかで言ったら見える。
一日で書いたから感想と評価ください
あーあメイン小説もこれだけ評価もらえたらなー(メイン更新するやる気がほぼ零