鎮守府のやべーヤツら   作:アインスト

1 / 9
また性懲りもなくやっちまったよ‥‥‥。

では、どうぞ。


その1 ギャハハな提督

 

 

第七佐世保鎮守府。

 

それは変わり者が多く集まりすぎて、明らかにやべーヤツらの溜まり場になってしまった鎮守府である。

 

特に変わり者なのが、今執務室の椅子に座ってふんぞり返っているロボット(ノーマルAC)。

 

では、ご覧いただこう。

 

 

 

 

 

 

 

「キャロりん、お茶取って~」

 

「お茶が欲しいならさっさと仕事してください、主任」

 

「残念だけど、今の俺は主任じゃあない。"提督"さ」

 

「どちらにしろ主任である事には変わりありません」

 

「だよねー」

 

「司令官さん、お手紙が届いたのです」

 

「‥‥‥お?」

 

 

 

 

オッスオラ主任。

 

何て事ないサイボーグだぜ。

 

ん、なんでお前ハングドマン着てるんだよって?

 

そりゃあアンタ、こうしとけば俺が誰だかわかりやすいでしょ。

 

さて、何故俺が"提督"と呼ばれているかっていうと‥‥‥なんか成り行きでなっちゃったんだよねぇ。

 

まぁ頼りがいのある娘たちだし?別に問題無いでしょ!!ギャハハッ!!

 

 

 

 

「あのぉ、司令官さん‥‥‥?」

 

「あ、悪いね。で、手紙って何かな?」

 

「大本営からのお手紙なのです」

 

 

 

あぁ、ちなみにこのちびっ子は艦娘。

 

名前は確か‥‥‥電だっけか。

 

まぁどうでもいいけどねー。

 

んでー、内容はー?

 

 

 

 

「‥‥‥ナニコレ?」

 

「私達第七佐世保鎮守府の戦力状況を報告せよ、との事なのです」

 

「うーん、困ったなぁ」

 

「とか言ってますけど本当は困ってないですよね?」

 

「まぁねー。ま、これもいい機会だし確認しに行くかぁ」

 

「あの、私もついて行った方がいいですかね?」

 

「うん間違いないね。俺艦娘の事わかんないし」

 

「わかりました、電にお任せなのですっ!!」

 

「よろしくー」

 

 

 

 

と、執務室から出ようとした時、不意に肩を掴まれる。

 

あ、キャロりん?

 

どしたのそんな怖い顔して。

 

え?行く前に仕事しろって?

 

 

 

 

「えぇ。一応特例としてですが私は主任の助手のようなものですので」

 

「あ、そうなんだぁ‥‥‥で、何か問題?」

 

「大問題です、主任。きちんと仕事をしてください」

 

「そいつは無理だ。申し訳ないけど」

 

 

 

 

ドヒャアドヒャアとQBを噴かし、逃げる。

 

電ちゃんを肩に担いでね。

 

逃げるが勝ちって知らないでしょキャロりん。

 

 

 

 

 

「‥‥‥はぁ、逃げられましたか」

 

 

 

 

 

ふとキャロルが呟き、端末を手に取る。

 

画面には、"K.T."とある。

 

 

 

 

「‥‥‥もしもし?‥‥‥はい、私です。警備隊長殿」

 

『どうした、キャロル』

 

「えぇ、主任が逃げました」

 

『‥‥‥またか』

 

「はい。ですから警備隊長殿、貴方に主任の捕縛を依頼します」

 

『‥‥‥正直言って面倒だからパスしたいのだが』

 

「なら貴方の給料を減算してもいいのですか?」

 

『‥‥‥わかった、仕方がない』

 

 

 

 

憲兵寮の玄関から少々厳ついACが飛び出し、そのまま何処か‥‥‥いや、鎮守府の中へと入っていった。

 

後日談ではあるが、その数時間後には《愛してるんだぁ君たちをォォォォ!!ギャハハハハハッ!!》という叫びと共に、鎮守府内で爆発が起きたという。

 

幸いな事に、犠牲者はその声の主‥‥‥言わずもがな主任と、主任の確保に向かった警備隊長だけに収まったらしい。

 

 

 

 

 

「‥‥‥やっぱりさぁ」

 

「何なのです、司令官さん?」

 

「やるもんじゃないね、ガラじゃない事は」

 

「ならやらなきゃ良かったんじゃないのですか?」

 

「んー、次気ィ付ける」

 

「もう、司令官さんったら‥‥‥はい、リンゴの皮向けたのです」

 

「あ、じゃー切ったらちょーだい」

 

「わかったのです」

 

「やったね」

 

 




キャラクター

・主任
→第七佐世保鎮守府の提督。気分でやる事を決める。

・キャロル
→主任の助手のような存在。ただ、主任のやらかす事にはほとほと困っている。

・警備隊長
→マッハで胃に穴が開きそうな警備隊長。原因はだいたい主任のせい。

・電
→主任の秘書官その1。がんばり屋なため、よく主任に可愛がられる。






では、次回の更新で。

感想等お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。