こりゃクリアすんの時間かかるなと痛感した作者です。
では、どうぞ。
「‥‥‥なぁ」
「‥‥‥なんすか?」
「何故俺達はこんな事(芋の皮剥き)をしている?」
「そりゃあ‥‥‥鳳翔さんに頼まれたからっすよ」
そんな事をボヤきながら芋の皮剥きを続けるACが二人。
「‥‥‥もう面倒くさいからグラインドブレード使っていいっすかね」
「やめとけ。芋が消し炭になる」
「そっすね‥‥‥」
「RD、頼むからグラインドブレード外せ。邪魔にしかならん」
「えー、でも外し方がわからないんっすよ」
「なん‥‥‥だと‥‥‥」
RDと呼ばれるUCRタイプのACと、愕然としているUCRベース改造機のAC‥‥‥通称、"黒い鳥"。
彼らは傭兵としてここにいる‥‥‥が、今になっても傭兵らしい事が出来ていない。
逆に手先が器用になり、女子力的な何かが伸びている。
「‥‥‥」
「‥‥‥」
「‥‥‥何か喋ってくださいよ」
「‥‥‥ネタがない、以上」
「‥‥‥」
単純作業を続け過ぎてもはや機械的にしかこなしていない。
だが、そんな彼らにも癒しがある。
「はい、お二人ともお疲れ様でした」
「‥‥‥!」
「鳳翔さんじゃないっすか。どうしたんです?」
「いえ、今日は予定よりも早く下ごしらえが済んでしまいましたのでお二人ともにも早く上がってもらおうかと」
「あれ、でもまだノルマ達成してないっすよ?」
「え?もうしているじゃないですか」
「はい?」
RDが視線を移すと、隣で黙々と皮剥きをしている黒い鳥の姿があった。
フェイスパーツを展開(オーバーヒート)しながら、だが。
「うわっ、アンタ何やってんすか!?」
「いや‥‥‥皮剥きを」
「もう終わりですって!!鳳翔さん言ってたでしょうが!?」
「あらあら、レイヴンさんは頑張り屋さんですね。ですが無理は"めっ"ですよ?」
「‥‥‥わかった」
「あーもうオーバーヒートしてるじゃないっすかアンタ‥‥‥ほら、工廠に行って明石さんに直してもらいに行くっすよ」
「悪いな、助かる」
「別にいいっすよ、ほら肩貸して」
「わかった」
そうして彼らは工廠へと向かった。
厨房に残った鳳翔さんはふとこんな事を呟いていた。
「‥‥‥厨房、もう少し広くしてもらえるか提督に相談してみようかしら」
「‥‥‥どうした?」
「あら、警備隊長さん。それがですね‥‥‥」
一方その頃工廠では。
明石が要らぬ改造を施そうとしたところ、RDに取り押さえられていた。
「いや、ですからねお二人とも!!私がこのスーパーな改造を施せば性能がうなぎ登り間違い無しな訳でしてって痛い痛い痛い痛い痛い!!」
「だから、オレたちはこんな身体だけど意外とデリケートなんすよ!!なんでわからないかなぁ!?」
「だ、だって改造する事自体浪漫を感じません!?」
「しないっすよ!!」
「アイタタタタタ!!ちょ、関節極まってる!!外れちゃいます!!」
「だったらもう下手な改造しないって誓ってくださいっすよ!?」
「わ、わかりましたよー!!」
今日も第七佐世保鎮守府は妙に平和である。
・黒い鳥(レイヴン)
→ノーマルACの中では一番強い。戦う様がまるで"何もかも焼き尽くす黒い鳥"のようらしいが、彼は皮肉と取っている。
・RD
→ビビリ。黒い鳥の弟子になるがやはりビビリ。だがグラインドブレードの使い方は上手い。
・鳳翔
→みんなのお母さん。普段は厨房である意味戦っている。
・明石
→魔改造大好き。以前黒い鳥に「お前将来は何を作るんだ」と聞かれた瞬間、胸を張って「そりゃあもちろん、空飛ぶ浮遊砲台ですよ」と答えたらしい。
では、次回の更新で。
感想等お待ちしてます。
ではでは(´・ω・`)ノシ