倒すのが一手間だなぁ‥‥‥。
しかもCE属性の武装持ってなかったら絶望的ジャン。
では、どうぞ。
日が落ち、食堂が居酒屋に変わる時間帯。
ここには三人の女性が飲み交わしている。
‥‥‥ただ、愚痴さえこぼしてなければ美人なのだが。
「あーもう!!どうして彼は私達に振り向いてくれないのよー!!」
「まったくですよ‥‥‥」
「リリウムは悲しいです‥‥‥」
「あらあら、今日は荒れてますねぇ」
「うー‥‥‥鳳翔さん、もう一杯ちょうだい」
「はいはい、飲み過ぎないようにしてくださいね?」
「わかってるわよ‥‥‥」
「それで、今日も彼の事ですか?」
「‥‥‥えぇ」
彼女らが言う彼、とは首輪付きの事らしい。
つまるところ、彼女らは首輪付きに色目を使っているようだが、どうにも反応してくれないらしい。
「ですがリリウムは思います。彼を振り向かせる前に問題が一つあると」
「あー、確かに」
「確か‥‥‥セレン ヘイズでしたっけ?」
「はい。間違いありません」
「あの堅物オバサンったら私になんて言ったと思う?『お前みたいな尻軽女には奴はまだ渡せんよ』、だって!!私尻軽じゃないっての!!」
「どうどう、落ち着いてくださいよメリーゲート」
「じゃあエイプールはどうなのよ」
「え、あ、それは‥‥‥」
「どうしたんですか?リリウム気になります」
「う‥‥‥」
「まぁまぁお二人とも、エイプールさんが困っちゃってますよ。その辺にしておいてあげては?」
「‥‥‥それもそうね。ごめんなさい鳳翔さん、エイプール」
「あ、いえ‥‥‥私がはっきり言おうとしてないからですし‥‥‥」
「そういえばリリウムはどうなの?」
「‥‥‥聞きたいですか?」
リリウムが言うと、二人は力強く頷く。
鳳翔さんはニヤニヤしながら聞いている。
「私は‥‥‥そうですね、彼に何度も助けていただきました」
「ん?ちょっと待ってそれ初耳なんだけど」
「私もです」
「今言ったので初耳なのはあたりまえでは?」
「‥‥‥そうね。で?」
「彼はとても力強く私を抱きしめてくれて‥‥‥」
「‥‥‥」
「メリーゲート?」
「‥‥‥エイプール、手頃な壁無い?」
「ど、どうどう」
「‥‥‥話を続けても?」
「どうぞ」
「その時私を助けてくれた彼は何と言ったと思います?」
「‥‥‥」
「『お前は僕が守る』、ですよ‥‥‥!!うふふふふ」
「‥‥‥っせい」
「痛いッ!?」
リリウムが爆弾発言をした瞬間、メリーゲートは無意識の内にエイプールの顔面を殴っていた。
完全にとばっちりである。
「あの、凄く痛いんですけど」
「ご、ごめんなさいエイプール!!悪気があった訳じゃないのよ!!」
「完全に殴られ損ですよ、まったく」
「うふふふふ‥‥‥」
「ちょっと、そろそろ戻ってきなさいリリウム」
「ふふふ‥‥‥はっ、すみません」
リリウムが自分の世界から帰ってきた瞬間、新たな客人が居酒屋に入ってきた。
しかも間の悪い事に、話題に乗っている彼であった。
「‥‥‥!」
「あ、貴方!?」
「どうしてここに?」
「まさかリリウムに会いに来てくれたのですか‥‥‥?」
「あ、飲みたいから来ただけみたいですよ」
三人が妄想を膨らませようとした瞬間、鳳翔さんから首輪付きの事情を投下、彼女らの妄想を一撃で破壊した。
そりゃあもう音を立てて崩れるくらいに。
「‥‥‥鳳翔さん」
「は、はいなんでしょうメリーゲートさん」
「水を‥‥‥一杯ください」
「‥‥‥お疲れ様です」
「ありがと」
「‥‥‥?」
「あ、せっかくですし貴方もどうです?私達と飲みませんか?」
「‥‥‥!」
「あぁ、メリーゲートは仕方ないですよ。ちょっとうちひしがれただけでしょうし」
「リリウムもそう思います。さぁ、こちらに」
「‥‥‥」
今夜も妙に平和な第七佐世保鎮守府である。
ただ、受けたダメージはとんでもないが。
「私は諦めないわよ‥‥‥」
「はいはい、一杯私が奢りますから飲みましょうよ」
「エイプール‥‥‥!!」
「ま、これからもライバルですね。恋路の、ですが」
・メリーゲート
→装甲の硬いネクストACを扱っている。
首輪付きにぞっこんである。
・エイプール
→ASミサイル使いの女性。本人いわく、「ASミサイルは財布に優しくありませんが威力は保証します」との事。
・リリウム ウォルコット
→狙撃戦主体のネクストACを扱う女性。隙あらば首輪付きにアピールするというちゃっかりさを持っている。
では、次回の更新で。
感想等お待ちしてます。
ではでは(´・ω・`)ノシ