あーでもないこーでもないと四苦八苦しながらやっと捻り出せた物です。
では、どうぞ。
「‥‥‥なるほど、つまりあなた方は気がつけばここにいたと」
「そういう事なんだよねぇ。で、2日か3日程泊まっていってもいいかな?」
「それに関しては問題ありません。ですがここの鎮守府にはちょっと特殊な存在がありまして‥‥‥」
「あー、見たよ。あの気味悪い置物とか」
「ああいった存在を我々の方では"SCP"と呼んでいます。まぁ‥‥‥簡単に言えば"特異性が見られる生命体もしくは存在、概念"です」
「難しい話だねー」
司令室にて俺の目の前に座っている提督と話をする。
どうやら今俺たちがいるこの鎮守府は通称"隠蔽された鎮守府"って呼ばれているそう。
ただ、隠蔽された理由を聞いた所‥‥‥ああそうだ、こいつは帰る時は他言するなって言われてたんだ。
‥‥‥ま、大丈夫でしょ。
まぁ簡単に説明すると"今このご時世に出るとかなりマズイ存在を監視、管理している鎮守府"みたいな感じ。
「おーいしゅにーん、話まだ終わらねぇのかー?」
「ああいや、終わったよ天龍ちゃん」
「ち、ちゃん付けするな!」
「ごめんねー。で、龍田さんや」
「わかってるわよー?ちょっと調べてみたんだけど、どうやらここは深海棲艦とも共存してるみたいねー」
「は?深海棲艦と共存?そんな事できんのかよ?」
「出来てるからこう言ってるのよ天龍ちゃん。確かにこれは公には出来ない。だから隠蔽されてるの」
「ふーん‥‥‥」
「あとそれから」
「まだ何かあるのかな?」
「他の艦娘たちに提督について聞いてみたんだけど‥‥‥なんか‥‥‥ねぇ」
「なんか、どうしたのさ」
「なんというか‥‥‥目に光が灯ってないというか‥‥‥一途すぎるというか‥‥‥一方的というか‥‥‥」
「あぁ、ヤンデレちゃんたちの集まりな訳か」
「ヤンデレ‥‥‥何だそれ?」
「簡単に言えば‥‥‥あれだ、好き過ぎて愛が重い娘の事だよ」
「は、ハハハ‥‥‥なんだよそれ‥‥‥」
「天龍ちゃん怖いのー?」
「ばっ、怖くなんかねぇし!!」
いつも通りの絡みも見れた訳だし、平常運転だ。
‥‥‥うん?
なんだあの猫?
下半身が無い‥‥‥というかどうやって歩いてんのあれ。
「にー」
「ギャハハ、可愛いねぇー!ほれほれ」
「にー!」
「それ、猫‥‥‥なんだな」
「みたいねー」
「‥‥‥そうだ、確かここに‥‥‥あった、チーズが」
「主任の肩ってどうなってんだ‥‥‥」
たまたまあったチーズを猫にあげようとした時、ここの艦娘の暁って娘が通りかかって注意してきた。
「あ、ジョーシーちゃんにチーズあげたらだめよ」
「え、あげちゃったんだけど。なんでダメなのかな?」
「だって‥‥‥ほら」
「‥‥‥にー‥‥‥」
小さなチーズを食べ終えた猫、いやジョーシーは満足な量を得られなかったからか、すごくションボリとしていた‥‥‥可愛い。
「満足な量が得られないと悲しんじゃうのよ」
『か、可愛い‥‥‥』
なんてこった、可愛すぎる。
という訳でコラボ回二話目でした。
いかがだったでしょうか?
楽しんでいただけたなら幸いです。
では、次回の更新でお会いしましょう。
感想、質問等いつでもお待ちしてます。
ではでは(´・ω・`)ノシ