鎮守府のやべーヤツら   作:アインスト

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コラボ回二話目。

あーでもないこーでもないと四苦八苦しながらやっと捻り出せた物です。

では、どうぞ。


その9 なんなんだこいつは‥‥‥

 

 

「‥‥‥なるほど、つまりあなた方は気がつけばここにいたと」

 

「そういう事なんだよねぇ。で、2日か3日程泊まっていってもいいかな?」

 

「それに関しては問題ありません。ですがここの鎮守府にはちょっと特殊な存在がありまして‥‥‥」

 

「あー、見たよ。あの気味悪い置物とか」

 

「ああいった存在を我々の方では"SCP"と呼んでいます。まぁ‥‥‥簡単に言えば"特異性が見られる生命体もしくは存在、概念"です」

 

「難しい話だねー」

 

 

 

司令室にて俺の目の前に座っている提督と話をする。

 

どうやら今俺たちがいるこの鎮守府は通称"隠蔽された鎮守府"って呼ばれているそう。

 

ただ、隠蔽された理由を聞いた所‥‥‥ああそうだ、こいつは帰る時は他言するなって言われてたんだ。

 

‥‥‥ま、大丈夫でしょ。

 

まぁ簡単に説明すると"今このご時世に出るとかなりマズイ存在を監視、管理している鎮守府"みたいな感じ。

 

 

 

 

「おーいしゅにーん、話まだ終わらねぇのかー?」

 

「ああいや、終わったよ天龍ちゃん」

 

「ち、ちゃん付けするな!」

 

「ごめんねー。で、龍田さんや」

 

「わかってるわよー?ちょっと調べてみたんだけど、どうやらここは深海棲艦とも共存してるみたいねー」

 

「は?深海棲艦と共存?そんな事できんのかよ?」

 

「出来てるからこう言ってるのよ天龍ちゃん。確かにこれは公には出来ない。だから隠蔽されてるの」

 

「ふーん‥‥‥」

 

「あとそれから」

 

「まだ何かあるのかな?」

 

「他の艦娘たちに提督について聞いてみたんだけど‥‥‥なんか‥‥‥ねぇ」

 

「なんか、どうしたのさ」

 

「なんというか‥‥‥目に光が灯ってないというか‥‥‥一途すぎるというか‥‥‥一方的というか‥‥‥」

 

「あぁ、ヤンデレちゃんたちの集まりな訳か」

 

「ヤンデレ‥‥‥何だそれ?」

 

「簡単に言えば‥‥‥あれだ、好き過ぎて愛が重い娘の事だよ」

 

「は、ハハハ‥‥‥なんだよそれ‥‥‥」

 

「天龍ちゃん怖いのー?」

 

「ばっ、怖くなんかねぇし!!」

 

 

 

いつも通りの絡みも見れた訳だし、平常運転だ。

 

‥‥‥うん?

 

なんだあの猫?

 

下半身が無い‥‥‥というかどうやって歩いてんのあれ。

 

 

 

「にー」

 

「ギャハハ、可愛いねぇー!ほれほれ」

 

「にー!」

 

「それ、猫‥‥‥なんだな」

 

「みたいねー」

 

「‥‥‥そうだ、確かここに‥‥‥あった、チーズが」

 

「主任の肩ってどうなってんだ‥‥‥」

 

 

 

たまたまあったチーズを猫にあげようとした時、ここの艦娘の暁って娘が通りかかって注意してきた。

 

 

 

「あ、ジョーシーちゃんにチーズあげたらだめよ」

 

「え、あげちゃったんだけど。なんでダメなのかな?」

 

「だって‥‥‥ほら」

 

「‥‥‥にー‥‥‥」

 

 

小さなチーズを食べ終えた猫、いやジョーシーは満足な量を得られなかったからか、すごくションボリとしていた‥‥‥可愛い。

 

 

 

「満足な量が得られないと悲しんじゃうのよ」

 

『か、可愛い‥‥‥』

 

 

 

なんてこった、可愛すぎる。

 

 

 




という訳でコラボ回二話目でした。

いかがだったでしょうか?

楽しんでいただけたなら幸いです。

では、次回の更新でお会いしましょう。

感想、質問等いつでもお待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ

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