男子高校生のきんいろな日常   作:牧弥潤巳

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今回は番外編として、二つの事をします。一つ目は前作を読み返してみると、「フェイに出番が全くなかったじゃねぇか!」となってしまい今回はフェイを中心とした話をします。二つ目は、原作キャラの変更事項の説明をします。今回はかなり短めです。それではどうぞ!



番外編 フェイの1日とキャラ変更事項

フェイ「ふぅ。これも読み終えたか。」

 

僕の名前は八神フェイ。本当は別の名前があるのだが、それはまた別の機会に。僕はいつも家で本を読んでいるのだが、なんと言うことか、全ての本を読み終えてしまった。

 

 

フェイ「うーむ。」

 

僕はどうするか考えていると、昴の言葉を思い出した。確か「やることがないなら、一度外に出て気分転換をしたらどうだ。」だったか?

 

フェイ「そういうのもありか。」

 

僕は着替えて外へと足を踏み出した。

 

フェイ「とは言ったものの、何をしようか。」

 

ぶらぶらと歩いていたら、あるものが目に入った。

 

フェイ「まじょっ子ぷりずむ?」

 

そう言えば、ああいうのを旭さんも見ていたような気がする。あれが世に聞く着ぐるみショーというやつか。

 

フェイ「せっかくだし、見てみようか。」

 

僕はそこへと歩き出した。

 

すると・・・

 

???「香奈ちゃん、ちょっと恥ずかしいよ〜。」

 

???「ちびっこに変装してるから浮いてないはず!」

 

???「無理があるよ〜!」

 

栗色の髪のツインテール?の子とショートの子がいた。彼女達は変装して見ているのか。ということは高校生くらいなのか?僕はそう思い、彼女達の元へと歩み寄る。

 

???「穂乃花、子供の心を取り戻して!」

 

???「でも高校生なんて周りには私達しか・・・」

 

フェイ「おや、やはり君達も高校生なのかい?」

 

二人「いた━━━━!?」

 

突然彼女達は叫んだ。やめたまえ。鼓膜が破れてしまう。

 

ショーを見終えた後、僕と彼女達はその場で会話を始めた。

 

フェイ「あの番組は子供から大人にまで人気だと聞いたのだが、本当のようだね。」

 

???「えっと・・・オタクとか言わないの?君。」

 

彼女はそんなことを言った。なんだ、そんなことを気にしていたのか。

 

フェイ「僕をああいう人達と一緒にしないでくれたまえ。僕は興味が沸いたものにしか手をつけない。君達だって興味があるからこれを見に来たのだろう?興味を持つ人を笑う人達なんて気にしなくてもいいんじゃないかな?」

 

二人「・・・」

 

彼女達は豆鉄砲を食らったかのような顔をしていた。

 

フェイ「おや、少し長かったかな?」

 

???「えっと・・・結構大人な事言うね。君。」

 

フェイ「僕は高校生だ。」

 

香奈「私は日暮香奈。香奈でいいよ。で、コッチは友達の松原穂乃花。」

 

穂乃花「よろしく。私も穂乃花って呼んでね。えっと・・・」

 

フェイ「八神フェイだ。フェイでいい。」

 

穂乃花「あ、フェイ君ってもえぎ高校に転校してきた子?」

 

フェイ「あぁそうだが、ということは君達もそうなのかい?」

 

香奈「うん。ところで、フェイ君はどうしてここに?」

 

フェイ「なに。単なる暇つぶしさ。」

 

香奈「暇つぶしで?」

 

フェイ「というよりは気分転換かな?だが、あれは中々面白かったね。」

 

穂乃花「暇つぶしで・・・すごいなー。」

 

フェイ「じゃあ僕はこれで。」

 

香奈「あ、フェイ・・・」

 

フェイ「なんだい?」

 

香奈「えっと・・・ありがとう。」ニコッ

 

フェイ「・・・」

 

なんだ?彼女の笑みを見た瞬間、何かがこみ上げて・・・それに、顔の辺りに熱を感じる。

 

香奈「あれ、どうかした?」

 

フェイ「な、なんでもない。気にしないでくれたまえ。」

 

僕はなんとかこの場をしのぐ。

 

フェイ「・・・しかし、あれには少し興味が沸いた。香奈と言ったかな?あれについて説明してもらえないかい?」

 

香奈「え?興味が沸いた?・・・ホントに!?」

 

フェイ「あぁ。」

 

香奈「わかった!色々と教えるよ!任せて!」

 

目をギラギラさせながら香奈は説明を始めた。

 

穂乃花「(か、香奈ちゃんがアツい!)」

 

それから僕達は穂乃花のレストランに行く事になる。

そして、

 

香奈「って感じなんだけど、それで!」

 

香奈は説明に夢中になっている。それを見た僕は少し彼女は子供みたいだと思った。

 

 

けれど━━━━

 

 

 

フェイ「なるほど。とても興味深いね。」

 

 

━━━少し、香奈にも興味が沸いたようだ。

 

 

昴「あれ?フェイいないのか。ん?これ。」

 

昴は玄関の書き置きに目が入った。そして、そこにはこう書かれていた。

 

 

『少し気分転換に行ってくる。少ししたら戻る。』

 

昴「少し変わったな。あいつ。」

 

それを見た昴は少し笑みを浮かべた。

 





はい。突然のフェイに初恋到来か!?という感じになりました。フェイの長い話、実は原作を読んだ後の自分の考えです。自分の周りでもよくオタクだとか言われるのですが、正直な話、そんな風に人の趣味をそんな感じで小馬鹿にするのはやめて欲しいですね。オタク呼びをやめて欲しい香奈に同感します。

失礼、長話でした。では、ここで二つ目のキャラの変更事項についてまとめておきました。
こちらです。

大宮忍 桐生楓の幼馴染。外国好き、金髪好きは変わらず、それ以上に楓が好きで楓のことになると頭がいっぱいになり、かなり感情的になってしまう。


アリスカータレット 日本大好き、忍大好き、忍は楓が好きなのは知っているため、なるべくのサポートをしようと決めている。



猪熊陽子 超鈍感、なおかつ性格良いのはそのまま。とにかく行動派。恋愛感はとても乏しいが、昴には何か特別なようで?


小路綾 陽子になついている。ツンデレは健在。しかし、とあることがきっかけで海翔に想いを寄せることになる。



九条カレン 忍が好き、アクティブはそのまま。周りをしっかり見ており、同じクラスの氷室翔琉に助けられる。



日暮香奈 ここのキャラの中で唯一の的な人。だが、少し子供向けのアニメが好きで、それをかくしている。フェイとはアニメのショーで偶然知り合い、好意を寄せることに。

松原穂乃花 金髪大好き、カレンが大好き、香奈の付き添いでアニメのショーに赴いた時にフェイと知り合う。香奈がフェイに好意を寄せていることを知っているため、自分なりに応援することに。





と、大体こんな感じです。今回はかなり短めでしたが、お許しください。それではまたお会いしましょう。


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