○月∵日。
時代は工具だとか力説された。
超能力と工具を駆使して戦うヒーロー、自称カッコケイカッコトジさん。何を言ってるのか俺にはわからなかった。( 圭)?
今日の出動は、前回と同じく侵略宇宙人の撃退。
周囲の見習いヒーローはあの多脚戦車を指差してリーパー?とかトライポッド?とか叫んでいた。だから元ネタが解らないと。
スピルバーグ監督でも呼べってか? あの人は宇宙人が侵略してきた時代に「時代は変わった」とかいって引退したらしいが?
ではない。
さて、侵略宇宙人の対処レベルはC以上というのが普通だ。では、何故いまだヒーローになったばかりの俺達Eランクに出動命令が出たかと言うと、今現在この近隣にいるヒーローの絶対数が絶対的に足りないから、だそうだ。
この前ニュースでやっていたのだが、ユーラシア大陸のほうで侵略宇宙人の連れてきた宇宙怪獣が大暴れしているらしい。今現在、世界中のヒーローの半数がユーラシアに集結している。特にチームを組んでいる戦隊ユニットとかは、巨大ロボットとか保有してる所為で確実にユーラシアに飛ばされたらしい。
で、がら空きになった横腹を突かれたわけだ。阿呆としか言い様が思い浮かばない。
そんな現状で活躍したのが、前述の宇宙作業服みたいなスーツを着込んだヤツと、いかにも戦闘服という身体にバリア張ってるスパルタン!なスーツに身を包んだ二人だった。
特に工具のヤツがシュールすぎた。
なんだよビームカッターて。多脚戦車を解体とかマジパネェ。
しかも解体の手順が見事で、四方八方にパーツをばら撒くとかそんな下手はしない。順々にばらされていく多脚戦車は静かにその機能を停止させた。
なんと言うかもう、凄いとしか。
で、スパルタンな装甲服のほうはと言うと、実弾とビーム兵器を器用に使い分け、多脚戦車の防壁をビームで砕いたあと、実弾で装甲をふっとばし、露出したコックピットに肉弾で殴りこむというトンデモ戦法で多数の多脚戦車を叩き潰していた。マジスゲェ。
俺? 俺は今回新しく実装した圧縮粒子ライフルとかいう名前の突撃銃で狙撃してた。
収弾率の高いビーム兵器で、コレならば侵略宇宙人の多脚戦車のバリアも突破できる。
装甲の継ぎ目を狙わなければ高い威力を期待できないという点があったものの、そのあたりはスーツの性能で筋力強化して狙撃した。
そう、俺は狙撃していたのだ。
そうしたら、他の連中、俺だけ後方で撃っていてずるいとか言い出した。意味が解らない。
ならお前らに一キロ以上離れた距離からのピンポイント射撃が出来るのかと。その特攻しかしてこなかった所為で射撃? ナニソレ美味しいの? 的な成長の仕方を遂げたそのスーツに。
と言うようなことを、冷静に、論理的に、順序だてて説明してやったところ、逆切れしやがった。
これだから阿呆の相手はいやなんだ。
仕方無しに前衛に出ることに。格闘武器? 肉弾戦しかありませんよ。
仕方が無いので何か格闘武装を買おうかとおもい、デバイスの機能であるグレードアップ画面を、スーツのバイザーの内側に表示した。その結果、何かナノスーツのレベルアップが可能らしい。で、俺は喜び勇んでそのナノスーツを購入。格闘武装の事は頭から消えうせていた。
で、見た目は米軍製のナノスーツっぽくなり、性能もしっかり強化された。
性能は好きなんだけど、このスーツ外見がガチムチなんだよな。
まぁ、おかげで対バリア、対マイナス200度耐性とか得たし、大きな問題は無い。
得点はバッサリ削られたが、褒賞得点がリアルタイムで加算されているらしく、戦車を撃破した時点で点数が加算されているのをキャナルから報告された。
接近するとあの多脚戦車、足を滅茶苦茶に打ち出してくる。ひっくり返ったアスファルトの地面だが、修復が大変そうだ。俺はグレイズったが無事回避できた。
メモしておくと、多脚戦車の弱点は動体部分背面上にある排気口だ。あそこに打ち込んでやれば一発で沈黙する。超超遠距離からの狙撃による奇襲が一番確実だが、相性のいい装備を持たない前衛個人では倒すのはまず無理だろう。
スパルタンとか超能力と工具使うエンジニアは別格だが。
どうしても個人で戦いたいなら、脚部での攻撃を回避した直後、脚部パーツに攻撃。ある程度足にダメージが溜まると転ぶので、その隙に本体コアに全力で攻撃する、とか。提案実証して成功したのはそれくらいだった。
取得点数:136点(多脚戦車×9、被災者救助×3)
既得点数:68点(53点+エナジーガン(D):15点)
使用点数:145点:(スーツVerUp)100点+圧縮粒子ライフル(C) 45点
合計点数:59点
総合得点:241点
装備品:デバイスver.2(カードケース型)、圧縮粒子ライフル(C)、成長型自立支援AI、マルチセンサーシステム。
質:エナジーガン(D)
New!! 総合得点が200点を超過しました。デザインプログラムの使用が許されました。
・デザインプログラム――デフォルトのスーパースーツのデザインを作ることが出来る。作ったデザインはポイントを支払う事で、実際のスーツに実装することが出来る。
スーツのデザインはWHM支部などでも販売している。