握りしめた幸せを   作:夜空 星月

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初投稿です

わからないところが多々ありますが そこらへんは助けてくれると嬉しいです

秀元妹 総大将落ち




全ての始まり
1話 【世界から切り離された日】


 

 

ピッピッピ

 

 

真っ白な部屋 響く機械音

白いベッドに横たわる私を囲むようにいる 家族と友達

 

皆 目に涙を溜めて私を見下ろしてる

 

 

 

「…どうして…どうして…!」

 

 

「いやだ いやだよぉ おねえちゃん…」

 

 

「…姉さん こんなん嘘だよな…」

 

 

「……沙羅…ごめんな…」

 

 

 

年の離れた 笑顔がまるで太陽のような小学生の可愛い妹

 

私がだらしないせいで しっかりした子になっちゃったけど 笑うと とても可愛い 弟

 

明るくて どんなに辛くても泣かなかった 優しい母

 

無口でしっかりしてるけど 実は寂しがり屋な父

 

 

裕福な家で それでいて負担も沢山あったけど 皆で支え合ってきた大事な家族

 

 

 

 

 

「…ヒック さらぁ こんなん嘘だよね?夢、だよねぇ!ヒック」

 

「…どうしてこんなことになっちゃったの…」

 

「………沙羅 いや 絶対いやだからね…絶対っぜ、たい」

 

 

 

甘えん坊でおっちょこちょい 悪戯好きな子供みたいな 有紗

 

お調子者で 笑顔ばっかでなんも出来ない それでもいろんなことに

一生懸命に真剣に頑張ってる花鈴

 

完璧なお姉さんキャラで でも 頼まれれば断れない 優しい 美咲

 

 

 

 

 

「……沙羅 いくな いかないでくれ…頼む…」

 

 

 

優しくてカッコよくて 女の子嫌いなくせに ちゃんと知るまで冷たい態度をとらない

私の愛しい彼氏

 

卒業したら結婚するって約束してたのにね

 

ごめんね ごめん ごめんなさい

 

 

私の目から涙が溢れて 視界が見えない

 

 

何も 見えない

 

 

 

この心臓がちゃんと動いてくれれば 大切な家族に今までありがとうって

大切な親友に 大好きだよって 大切な彼氏に愛してるよって 伝えられたのに

 

 

 

その目から溢れ出る涙を 拭ってあげて いつもみたいに

 

「何泣いてるの」って 「笑顔の方が似合うと思うよ」ってありきたりな言葉を言って

 

「もっと新しいこと言ってよ」って そんな会話をして皆で笑う日々が懐かしい

 

 

 

 

優しいお姉ちゃんになるってアンタ達が生まれた時に決めて

 

泣かせないように って 思ってたのに 結局最後の最後で泣かせてる

 

私 ダメなお姉ちゃんでごめんね

 

 

 

 

昔からよく泣いて 理不尽な理由でもいちゃもん付けては 困らせてた

 

それでも わかるように説明してくれて いけないことをした時は叱ってくれた

 

今まで ありがとう 後の兄弟達をよろしくね

 

 

 

最初 あった時は もっとヒロインみたいに出会いたかったなぁ

 

お互いびしょ濡れで 私は目を真っ赤に腫らして 頬には母様のビンタの跡があった

 

それでも 泣き止むまでそばにいてくれた

 

薄茶色の瞳で見つめてくれた 私の大好きな最愛の彼氏

 

私が死んだら もっといい人 見つけてね

 

 

 

 

 

 

 

 

『……み……な……あ……り…と……………あ……して……く……て……だ……す…』

 

 

 

《みんな ありがとう 愛してくれて 大好きだよ》

 

 

 

 

 

 

 

ピー

 

白い部屋で 機会音が鳴り響く

 

白いベッドで横たわる少女を囲むように 人が集まっている

 

皆 大量の涙を零し 頬を濡らしている

 

 

響くは機会音 人の命の終わりの音

 

 

 

 






えーっと これは少女は 心臓に何かしらの病気を持ってしまい
亡くなってしまった という感じですね はい
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