握りしめた幸せを   作:夜空 星月

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前作の続きです

今の朝霧ちゃんの陰陽師での立場を説明?します


3話 【陰陽師と私達】

「…うむ… そんな無理には…」

 

「人聞きの悪いこと言わんといてや 是光兄さん 僕はなほんに思っとるんよ?

朝霧が破軍まではいかんくても 才ある者やて 」

 

「…でもな 式神一つだせんのは さすがに…朝霧には家事をやってもらった方が…」

 

『そうですよね!是光兄様!』

 

 

是光兄様が同意してくれたことに感謝しながら秀元兄様に期待の視線を向ける

 

でも 秀吉兄様はそれをまるっきり無視して視線すら寄越さない

……なんてことだ

 

仕方なく 是光兄様頑張れ〜 と言う期待の眼差しを向ける

 

 

 

「…ううん…でもな 私も秀元も今の朝霧のもっと幼い年から式神を

使うことは出来た」

 

「…まぁ 確かになぁ」

 

 

 

よし よし いいぞ その調子!そのまま言っちゃえ

 

朝霧は家事専門にして妖には関わらせないようにした方がいい って!

 

ほーらほら 言って言って さぁ!

 

 

 

「だから 結界とか自身の身も守れるものにしたらどうだ」

 

『なんでこうなるの!』

 

 

 

もう 嫌だ 結界できたら自分の身も守れるけど どっかの屋敷の結界を

やったりしないと行けなくなるんでしょ!絶対嫌だよ!

結界とかいいから 式神とかいらないから

お願いですから 家事をさせてください お願いします!

 

 

 

「…それもいいんやけど 最初はそれも考えたんよ?

でも その後にあることがあってな?」

 

「…あること?」

 

 

 

「そう 確かあれはひと月くらい前やったかな

真夜中で 式神が騒がしくてな 目が覚めたんよ …そしたらな

僕の式神がなんもやってないんに召喚されたんや …僕もう吃驚してな

そしたら 僕の部屋の前を朝霧が通ってな そんときに

「…"式神召喚"なんて出来っこないよ〜 秀元兄様も無理言うよね〜」って

もしかして そんな簡単に言っただけで召喚してもうたんかって」

 

「……それは…」

 

 

 

…そんなことあったかな

………あ、あったわ 確か 私がトイレに起きて その時に式神の練習してる黒髮の男の子がいて

そんなことを呟いたんだっけ …まさか 召喚されてたなんて… 吃驚だね

 

 

 

「…でも そこまで霊力が高いのなら すぐに出来るはず…

…っ…もしかしたら 言霊の能力かもしれんぞ 言霊なら 式神召喚くらいできる」

 

「……ありうるかもしれんなぁ」

 

『…こ、こと、言霊?…』

 

 

 

なんか 話がややこしくなってる気がする

あ〜 もう あの時呟かなければこんなことには〜っ

 

 

 

「…父上と母上に相談を…いや 母上は…」

 

 

 

顔を歪ませた是光兄様 そして 秀元兄様も悲しそうに顔を歪めた

兄様達が顔を歪めている理由 それは母様だ

 

母様は私を産んだ時から体調が優れず 今では寝たきりになっている

父様はそんな母様に付きっ切りで 今では陰陽師の仕事を辞めようか という話まであがっている

 

父様はこの花開院では 高い位の陰陽師で 皆から尊敬され頼りにされる存在だった

もちろん母様も父様と同じように皆から尊敬されていた

 

だからこそ 皆 父様が陰陽師を辞めるというのを止めているのだ

母様は 体調が悪いというのだから仕方がない …しかし 父様は元気なのだ

でも それは体調面であって きっと精神的には参っているのだろう いつl体調を崩してもおかしくない

………父様は今 そんな状態だ

 

そして 母様も

私が生まれる前までは 陰陽師の仕事が終わった後でも 子供と遊ぶ程の元気があったのだが

私が生まれた後に 急激に体力が落ち 今では立つこともできなくなってしまった

陰陽師の方達は私が生まれた所為なのではという

実際 私もそう思ってる 私が負担になってしまったのではないか と

私は只でさえ 異物の存在だ この世界に この時代に この立場に 居ないはずの人間

私が生まれた所為 そうとしか思えなかった でも兄様達が陰陽師達を静めては

「貴方方は陰陽師であるにも関わらず 人の痛みにも気付けないのですか」是光兄様が

「…そないなこと言わんで、あんな幼い子になんてことを言うつもりや」秀元兄様が

そう言ってくれた

私を抱き締めて お前のせいじゃないよ と言ってくれた

 

だから 私は笑顔を絶やさないようにしている…おっと

私の話になってしまった

 

とにかく 今の陰陽師も私達の両親も 少し危ういのだ

それをどうにかしようと頑張ってるのは 私の兄様達です

少しでも 協力できたらって思うけど なかなかそうもいかないみたいだ

 

 

 

 

陰陽師と私達

 

何かが崩れてしまいそうで 怖い

 




もう なんかここまでくると流れわかっちゃいますよね

この後 母様と父様がどうなるのか… ま、どんどん更新してくので
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