聖旗と二刀 〜少年と少女の旅路〜   作:誠家

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戦いは、今、ここで終わる。


第25話 決着

「幻想…憑依…!まさか、幻想種があなたの傘下にいたとは…!」

ジルはそう唸るが、しかし確かに、ミディ・ピレネーで彼を襲った重力霊術。あれは並大抵の霊や妖では操ることが出来ない。

そう考えれば、彼の仲間に幻想種に類する何かがいても、おかしくはなかった。

「…!」

ここで初めて、ジルの指揮に長考が入った。

今自身の手札にあるのは、彼の身と周りを囲む多数のキメラ達。別に彼自身が戦ってもいいが、しかし憑依したての彼にジルは()()()()()()()()()()

…と、ここで。事態は急変する。

氷牙との戦いで偶然修也の後ろに陣取る形となっていたキメラが、本能故に修也への攻撃を開始したのだ。しかも、あの奇怪な声も上げていないので、修也は全く気付く素振りを見せていない。

高速の拳が一気に修也へと繰り出された。

完全な死角。素晴らしい不意打ち。

 

ゴオオオォォォウッ!!

 

…その体躯は、消し炭となって舞落ちた。

突然地面から極威力の火柱が出現し、キメラの太く強靭な肉体を一瞬で焼き切ったのだ。

そのあまりにも異次元の光景に、誰もが固まっていると、修也は呟いた。

 

「あと12匹。」

 

 

「アアァァァァァ!」

獣じみた咆哮。

王城の広場に、さらなる剣戟の音が鳴り響く。なおも笑い、剣戟を受け止め続けるウィリアム。それに痺れをきらしたのか、アルバは叫ぶ。

「…何故だ、何故押し切れない!」

「単純に力の問題でしょう?」

「そんなはずは無い!この体にはあのお方の施した強化がなされている!霊使者ならまだしも、たかだか軍人に上回れるものか!」

そう言いながら、アルバはさらなる突進。最大まで力を溜めて斬りつける。だが、それもウィリアムはいなして、弾き返す。

アルバが忌々しいように舌打ちをすると、ウィリアムは考えるように顎を触った。

「そうですね…確かに我々が英霊の術を超えろというのは無理な話です。何十年の歳月を尽くしても、それに到れるのはひと握りでしょうな。今私の強化を施しているのは軍一の術士ガーシー殿ですが、それでも総帥気取りの足元程でしょう。」

「…ならば単純に」

ウィリアムは挑発的な笑みを浮かべた。

「私と貴方の力の差でしょうな。」

「……コロス!!」

アルバは突進…というより飛びかかり、ありとあらゆる剣技を繰り出していく。突き、薙ぎ、上段切り、切りあげ…。

その全てが、ウィリアムの体にすら届かず、逸れていく。やがて、その剣戟は鍔迫り合いになり、拮抗する。

「クソ、なぜ当たらない…!何故こんなにもお前の剣に遮られる…!」

その呻きに、ウィリアムは笑う。

「単純なことです。私の剣は()()ことに特化している。《自身の獲物で守ることは、どんな盾よりも確実》。…今は亡き、我が師の言葉です。」

「クッ…そがァ…!」

拮抗する剣戟。刃が軋む音が鳴り響き一種の静寂にも似た時間が流れる。

しかしそこで、《何か》がウィリアムの背中に直撃する。見るとそれは、剣であった。

ウィリアムが倒した反乱軍の者が、起き上がり自分の剣を投げつけたのだ。

「ムッ…」

ウィリアムは、不意をつかれたことでバランスを崩す。それをアルバは逃さない。

「ハアアアァァァ!」

斜め一閃。アルバの剣がウィリアムの肩口の服を引き裂く。

『殺った…!』

その目に、吹き出す血液すら垣間見えた。

アルバは切り捨てようと腕に力を込める。

 

「…え?」

しかし、その剣はピクリとも動かない。力を入れているのに、肩口から切っ先は彼の剣はウィリアムを引き裂けない。

瞬間、呆然としていたアルバを、凄まじい衝撃が襲う。

「ガボッ…!」

凄まじい速度で壁に叩きつけられ、強化の施された体が軋む。猛烈な痛覚がその身を襲った。

「はぁ…はっ…」

虫の息で、アルバはウィリアムを見る。肩口には、先程つけた傷。だが、血は一滴も出ていない。どころか体にかすり傷すら無かった。

「ば…かな…どう、やって…」

今彼らが持つ剣は対霊術(アンチ・マジック)の特性が付けられている。これはジルが付けたもので、霊術なら多少のものは無効化するという優れものだった。

いくら強化を施されているとはいえ、この剣なら引き裂ける…はずだった。

ウィリアムは背中に当たった剣を持ち主に投げつけ、肩口に命中させる。巻き起こる悲鳴に、彼は興味なさげにアルバへ近づく。

「簡単なことです。私の《これ》は霊術によるものではありません。《体質》なのです。」

彼が思い出すのは、かつての自分。

「20年ほど前、この国にとてつもない怪異が出現しましてな。その時に受けた傷からその怪異の血が入り私の体は鋼鉄の体を手に入れた。それだけの話です。」

そして、颯爽と現れた、二人の霊使者。彼らは凄まじい速さと力で怪異を圧倒し、そして封印した。

「我が師とも、その時に出会いました。私のような青二才には、正しく転機とも言えましょうな。」

笑いかけるウィリアムに、アルバは恨めしそうな目を向け、歯ぎしりをした。

そして…

「…チクショオオオォォォォ!!」

剣を無我夢中で振り回し、抵抗するように攻撃した。

 

キイイイィィィィン…

ウィリアムは剣を弾き、そして剣を振り上げた。彼の剣の切っ先に、半径20センチ程の土で出来たハンマーのようなものが作り出された。

「…貴方にも、そのようなものが現れることを祈りましょう。」

ーー桐宮流剣術《地》の型弐番ーー

「…《地擲》」

衝撃、轟音。

それは、ウィリアムの勝利を決定付けたのであった。

 

 

天乃は、理解していた。

何故自分が、王城の応援に回されているのかを。

「ガァッ!」

「小娘が!」

「やれ!全員で袋叩きにしろ!」

確かに、王城への応援が必要であったことも、あるだろう。

多数の人間を相手にすることが彼女の方が得意であるという点も、含めていい。

だが、それよりも。

一番の理由は…

 

自分自身の、力不足である。

 

そのことを、天乃は痛烈に理解していた。

戦場に降り立った瞬間、理解した。ジル・ド・レとそのまわりに居た肉塊のようなキメラは、強敵であると。

「このチョロチョロと…!」

「ぐああぁぁ!う、腕が…俺の腕がアアァァァ!!」

存在としての格が違う。

雰囲気だけで、理解出来た。

だからこそ、彼は天乃を王城への応援に向かわせたのだ。

「馬鹿な!剣だけでなくハンマーまで受け流されているだと…あのお方によれば、このような剣の使い手はいなかったはず…!」

「ガハッ…!」

「クソッ!副官までやられるとは…!」

ミディ・ピレネー、森、今。…そして、かつての戦場でさえ、彼女は彼の隣にいたことは無い。

いつでも彼と、そのパートナーの戦績を聞いて、無事を安心することしか出来なかった。

いつまでも当事者になることは出来なかった。

「…」

「…ハアアァァァァ!ここだ!」

ズバッ!!

ヒュンッ…

「!?消え…」

ギチッ!

「カッ…!?こ…むす…は、はな…」

キュッ。

「…ッ…」

ドサリッ

ならば、どうすれば良いか。

簡単なことだ。

 

彼女自身が、彼と同等以上の力を宿せばいい。

 

「…フゥ…」

…彼女の中で、ひとつの《決意》が固まった。

天乃は、背後の倒れた数十人を見下ろして、ウィリアムの無線へと繋いだ。

彼女の肩に、一雫の水滴が落ちて広がった。

 

 

キリキリキリキリ…

「…!」

「……」

先程とは真逆に、戦場ではゼロ距離の《斬り合い》が繰り広げられていた。

ジルの剣と修也の刀がせめぎ合うような音を立てて拮抗する。彼らの背後には取り囲むような陣形でキメラ達が並ぶ。

その光景は、まるでバトルフィールドを作り出しているようであった。

 

キメラはいつでも高密度霊力咆を撃てる準備をしたまま待機。

この状況、修也は迂闊に動けない。

何故なら、彼の体には今防御系霊術が施されていないからだ。

その理由は、ひとえに彼の内包霊力量の減少であった。

炎狐は先程から札の中に戻しているが、今展開している琥珀との幻想憑依の維持や、ジャンヌが使用している霊術が断続的に彼の霊力を消費しているため、細心の注意を払わなければならないのだ。

だが、ジルも決して余裕がある訳では無い。

その証拠に、今修也の体には支援系霊術はまったく施されていないが、ジルは自身が使える支援系霊術を全てフル起動しており、それでも鍔迫り合いに持ち込むことが精一杯なのだ。

だが、このままの状態が続くと、元の霊力消費量が激しい修也の方が先に枯渇するのは明らかであった。そして、それこそがジルの狙う状況である。

『このような手を使わなければならないということこそ、負けているようなものですが…これは戦争。汚い手でもなんでも使わせてもらいます。』

ジルは更に強い力で押さえつけようと、力を込めた。

 

修也は、息を吐く。

先程から、霊力の流れが速い。いつもとは比べ物にならない。体に力が湧き出て、フル装備のジルと拮抗するなど容易であった。

だが、その分霊力消費量が激しいのも事実。攻撃を受けることは避けたいため、容易に動けない。キメラの砲弾は、弾くことは出来るが、数が多くて刀一本で弾くのは困難だ。

ならば、どうする。

今、修也が使えるものは、刀だけ。

霊術はなるだけ使いたくない。適応する霊器物も、今は持ってない。

考えろ。思考を加速させろ。霊力がきれる前に…

『難しく考え過ぎじゃよ、お前様。』

頭に響く、可憐な声。その瞬間、修也の頭は現実に引き戻された。

『簡単な事じゃ。…ほれ、メガネ小僧も言っておったではないか。』

メガネ小僧。

そう琥珀が呼ぶのは、1人だけ。

そして、その人物が送ってきた、ひとつの文言。今もコートのの中の機器中にある、ひとつの言葉。

 

【虎穴に入らずんば虎子を得ず。】

 

その言葉に、いったいなにが込められていたのか。彼がどのような理由で送ってきたのか。それは修也には分からない。

だが、その言葉は、確かに修也の背中を押した。

「あぁ、クソッ…」

琥珀の、『フッ…』という柔らかな笑みが聞こえる。それは、どこか安心したような眼差しを連想させた。

「やってやろうじゃねぇか…!」

その言葉と共に、吊り上がる広角、光る眼光。

鋭い八重歯が光り、その目は、金と赤が次々と(またた)く。

その修也の様子に、ジルは彼に何が起きたかわからず、目を(しばた)かせた。

「ジャンヌ!!」

修也は叫ぶ。

直後、ジルの足に金色の鎖が巻き付く。

一般兵達を拘束する、その鎖に、ジルは驚くように目を見開いた。

そして、修也は跳躍。その身を宙に躍らせた。

そこで、勿論、キメラ達は修也に向けて砲弾を構え、一斉放射。高密度の霊力の塊が修也目掛けて襲いかかる。

直撃すれば、タダでは済まない。

だが、そんな状況でも彼は、

 

笑っていた。

 

ーーったく、難しく考えすぎってか。…ああ、まったくその通りだ。ーー

ーー霊力が足りない?なら、霊力を使わなければいい。数が多い?刀一本じゃ対処出来ない?ーー

ーー上等だ。なら、ーー

ーー獲物の数ぐらい、()()()()()()。ーー

ーー頭を、柔軟に使え。想像力を働かせろ。ーー

ーーそれなら…ーー

 

『それなら月詠(そいつ)は、必ず答えてくれる。』

どこかで、そんな声が聞こえた。

琥珀のものではない。

彼女のような可愛らしい声ではない。

低音で、野太く、どこか野性味を感じる。

懐かしくも思えるような、そんな声。

そして、黒刀はその刀身が純白に包まれる。

色が変わっている訳では無い。

だが、《月詠》はその身を確かに光らせ、そして大きく形が変わっていく。

その長細く、流麗なフォルムが。

太く、短いフォルムへと変貌していく。

片手で握っていた柄は、俺の両手に、しっかりと収まった。

そして、その手に、しっかりとした重みが伝わる…瞬間。

 

ヒュッ…

 

鋭い音と共に、巻き起こる爆発、轟音。

修也の周りを爆煙が包み込み、霊使者達は爆風に目を細めた。

やがて煙も晴れ、霊使者達は目を開け始める。すると、修也の姿を見た者たちから、どよめきが上がった。

「ンだァ、ありゃァ…」

治癒霊術を施されていた最中の氷牙も目を凝らして、そう呻く。

まず目に付くのは、彼の体躯。

だが、見ると先程と何ら変わっていなかった。

だが、霊使者達からすれば、それが異常なのだ。先程からなんの変化もない。それはつまり、()()()()()()()()()ということ。あの全方位攻撃の中、負傷がないのは、確かに異常であった。

そして、次に目が引くのは彼の持つ武器。

そこに、先程まで握っていた長刀の面影はなく、一致してるのは黒色ということと刃と峰があることだけ。

両手にそれぞれ握られている柄は彼の両手にしっかり収まり、そこから伸びる刀身は根元から先に行くにつれて太くなり、そしてまた曲折し、鋭い先端を描き出していた。

その造形は、中国刀のそれに酷似していた。だが、太さや長さはククリ刀のようであった。

見たことのない武器に、何人かの霊使者は興味深そうに見つめる。

しかしその視線も、破砕音と共にジルの方へ吸収される。

見ると、ジルに絡みついていた金色の鎖は既に破壊されていた。

ジャンヌは修也に視線を向け、「申し訳ありません」とばかりに悔しそうに眉を寄せた。

修也はそれに「気にするな」と言わんばかりにフンッと鼻を鳴らす。

修也の二刀の刀身が未だにスパークを散らす中、ジルは余裕なく歯ぎしりをする。

「…どこまで私をコケにする気ですか、小僧。」

「勝つまで。」

ジルの言葉に、即答する修也。

それにジルは忌々しげに唸った。

「クソ…これだからイレギュラーは嫌いなんだ。いついかなる時も予想と反した動き、実力を持って戦場を掻き回す…!!」

乱れた長髪を掻き乱す彼の姿に、以前の余裕はない。やがて眼光を鋭くしたジルは、命令する。

「キメラ達、叩き潰しなさい。」

直後、その丸い巨躯を動かし、キメラ達は突進を開始。修也に無数の拳を振り下ろす。

もう、キメラ達の攻撃手段はこれしかない。

だからこそ、高密度霊力砲の無駄遣いよりは良い手であることは間違いないのだが…

 

それでも、悪手であった。

 

「アァ、丁度いい。」

修也は、笑う。

不敵なその笑顔に、ジルは戦慄した。

「俺も、こいつらには用があった。」

瞬間、修也の体は掻き消える。

見失うキメラ。そのうちの一体が…

「ギャアァアッ!」

悲鳴をあげ、顔の一部から液体を吐き出す。

見ると、修也がキメラの体にその手を突っ込んでいた。

そして、一息にその手を引き抜く。

彼の手の中に握られているのは、ビー玉のような球体。直後に、キメラの体は崩れ液体に溶けた。

赤黒いそれは、キメラ達の核となる部分。

修也はそれの場所を見抜き、一瞬で奪い去った。そして、彼はそれを…

 

口に放り込んだ。

 

一同が絶句する中、修也の喉は動き、嚥下されたことを周囲に知らせる。

そして、なんと、彼の霊力は瞬時に2割ほど増加した。

これには、ジャンヌも驚きを隠せない。

普通、キメラの核となる部分を抜き出し、それを食べればやがてその核からキメラが再生するため、腹から破裂する。

だが、修也は違う。

彼には今、琥珀の吸血鬼としての力が働いている。それはつまり、《エナジードレイン》。

噛み付いたりすることは勿論、触れるだけでも発動可能なそれは、《捕食》でも効果は見受けられる。

そしてここに、修也の唯一の懸念であった《霊力不足》は、確かに解消されたのだ。

 

口元を拭う修也。

それにジルは動けない。

どう動いても、負ける。

そんな予感が頭を離れなかった。

だが…

「…我が目的のため、負けられんのだ!!」

そう叫んで、再度突進を開始するキメラ達。

修也も、それに対して動く。

一対の刀身に、霊力を纏わせて、羽のように広げ、大きく振りかぶった。

ーー桐宮流剣術《水》の型参番ーー

「…《飛燕(ひえん)水刃(すいじん)》!!」

振り抜かれる2枚の刀身。

そこから出現する、高密度の水の刃。

ーー高水圧の刃は、ダイヤモンドさえも切り裂くと言われる。

無数の刃は、そのポテンシャルを十分に発揮した。

切り刻まれるキメラ達の肉体。そしてその全てが肉体を溶かし、その存在を消していく。

修也の剣技は、その限りある数で、確かに核を削り取った。

「ば、バカな…」

呻くジル。

だが、そんな暇は、もうない。

修也は一瞬でジルとの間を詰め寄った。

「クソッ…!!」

「フッ…!!」

ギイイィィィィン…!

振り上げた二刀。ジルはそれを自身の剣で何とか受け止める。だが、あまりの威力に体は宙に舞った。

「クソッ…こんな、はずでは…」

見下ろすが、そこに修也はいない。

やがて、自身の体に影が落ちる。

ジルは視線を瞬時に向け、肉薄する修也を捉えた。その手に持つは、二刀ではなく黒の長刀。

 

「堕ちろ。」

 

そんな声と共に、修也の刀は振り下ろされた。ジルはそれを何とか剣で受けるが、下降は止まらない。

だが、彼の体には今、物理攻撃を軽減する霊術防壁が張られていた。これにより、地面と衝突しても、大した怪我にはならない。

『まだ、まだ負けられないんですよ…!』

…ここで、ジルに予想外の一撃が加わる。

 

ドウッ!!

「グハッ!!!」

まるで何かに押し潰されそうになる、そんなダメージ。見えない何かが体に落とされたような衝撃に、ジルは困惑した。

『まさか…霊術…!?』

ジルの結論と共に、彼らは地面と衝突。

衝撃は更に強くなり、ジルは悶絶する。

…やがて、ジルの持つ剣が衝撃に耐えきれず、四散した。

 

 

「…クッ…ソッ…」

 

 

呻くように紡がれる、微かな言葉。

ジルの体に、黒刀が振り下ろされた。

巻き起こされた衝撃と轟音は、戦場に静寂をもたらした。

 

 

 

ーー桐宮流剣術《水》の型伍番《蒼天(そうてん)水鞠(みずまり)》ーー

 

 

 

 

僅かな間の後、霊使者が目にしたのは。

立ち上がる修也と、動かなくなったジル。

 

 

 

「やった…」

 

誰が発したか分からない、その言葉が起爆剤となり、大きな歓声が戦場を包んだ。

 




最強くんの二刀の形はfate stay nightのアーチャーと士郎の《干将莫耶》を参考にしました。あれめちゃくちゃ使いやすそう。
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