~E・S~転生者は永遠を望む   作:ハーゼ

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気が付けばもう10話超えて11話目になんですよね。
原作に行くまでにあと何話かかるのやら・・・
そして何となく投稿時間555(ファイズ)


第十話 新たな日常

篠ノ之家に来た翌日。今日は月曜日だ。退院した今、学校に行かなければならない。

六時頃に起きて居間に向かうとすでに皆さん起きていらっしゃった。

居候で一番起きるの遅いとか・・・なんか情けねぇ・・・

 

「おはようございます。」

 

挨拶をして、食卓に座る。

 

「おはよう雄二君。」

 

「みなさんお早いんですね。」

 

柳韻さんは新聞を読み、千春さんは料理中、雪子さんは空の食器を見るに食べ終わったところか。

束ちゃんは箒ちゃんを膝に置いて座っている。うらやましい・・・

 

「まぁ、この家の人間は神社のことなどで一般家庭よりは起きるのが早いですから。」

 

なるほど神社の掃除やらなんやらの準備のためで、他の人も千春さんがこの時間にご飯を作るから早く起きているのか。あれ?

 

「雪子さんしか、巫女服着てないんですね?」

 

「基本的には私一人で神社の仕事はこなしますからね。千春さんはこの家の家事をしてくれていて、兄さんは道場で師範をしているから。」

 

驚いた。俺はてっきり千春さんが管理人だと思っていたが雪子さんが管理人だった。

そしてなにより一人で管理していることに驚いた。

 

「一人でですか・・・大変では?」

 

「まぁ、そこは慣れですよ。それに忙しいときは二人とも手伝ってくれますしね。」

 

それでも大変なんだろうな。今度何か手伝えないだろうか?

 

「はい、できましたよ。」

 

千春さんが食事を運んでくる。昨日もそうであったがうまそうである。

 

「それでは私はそろそろ神社のほうにいきますね。」

 

雪子さんを見送りながら食事をとり始める。束ちゃんは挨拶しなかった・・・・

食事のあいさつぐらいしようよ・・・

 

 

 

 

 

 

「いってきます。」

 

時刻は七時過ぎ。通常ならば出るには早すぎるが俺の通っている学校はここから歩いて一時間近くかかる。転校は来週なため今週はこの道のりを行かなければならない。

 

「ほんとに送っていかないで大丈夫?」

 

千春さんが心配そうにする。当初は送ってもらう予定だったのだが、皆忙しそうだから無理言って一人で行かせてもらうことにしたのだ。ちなみに柳韻さんが許可をしてくれた。

 

「大丈夫ですよ。それにいいリハビリになりますから。」

 

そうして千春さんに見送られて学校に向かった。

 

 

「おはよう暮見くん。ずいぶん早いわね。」

 

時刻は八時前。いつもならもう三十分ほど遅れてくるため気になったのか先生が聞いてくる。

 

「遅れないように早く出たんですよ。明日はもっと遅く来ますから安心してください。」

 

「いやいや、明日もこのぐらいに来なさいよ。」

 

呆れながら言われた。こんな会話もあと数日しかできないのか・・・寂しくなるな。

 

 

「ほらほら、きびきび運ぶ。HR始まっちゃうよ?」

 

前言撤回。全然寂しくないわ。はやく転校したいね。

俺は今、授業で使う教材を運んでいる。

 

「暮見くんがもう少しでいなくなっちゃうのはさびしいわねぇ。」

 

「そんな俺に雑用させんで欲しいです。」

 

「いなくなるから尚更手伝ってもらうんじゃない。」

 

はぁ~、まったくいい性格してるよこの人。

 

 

 

 

 

 

「ただいまー。」

 

・・・・・・・

 

学校から帰ってきたが反応がない。出かけているのか?

 

自室に荷物を置き、居間に行く。

居間に行くと束ちゃんがいた。その近くには箒ちゃんもいる。

 

「束ちゃん・・・返事くらいしてよ・・・」(´・ω・`)

 

「・・・・」

 

束ちゃんはノートパソコンを使っていてこちらにすら向いてくれない。

PCゲームでもやっているのだろう。ゲームに負けるとか悲しいなぁ・・・

 

「あう、あう」

 

いつの間にか箒ちゃんが俺の足元まで来ており靴下を引っ張りながらこちらを見ていた。

俺にはそれがおかえりと言っているように思えた。

 

「箒ちゃんは優しいなぁ」ホロリ

 

思わず箒ちゃんを両手で持ち上げて目線を合わせる。

・・・・しまった・・・・やってしまった(汗)

 

「束ちゃんこれはちがうん・・・だ?」

 

束ちゃんに弁解しようと振り返ったが束ちゃんは端末を操作しており、こちらを見向きもしない。

よっぽど集中してるらしい。これはちゃんすなのではないか?(ゲス顔)

今なら箒ちゃんと遊び放題じゃないか。ゲーム万歳‼(手のひらクルー)

 

「よしよ~し、箒ちゃん。あっちで俺と遊ぼうね~」

 

箒ちゃんを連れ、俺は別の部屋に行った。

このあと無茶苦茶箒ちゃんとたわむれた。

 

 

 

 

 

 

篠ノ之家に来てから五日ほど経ち、今日で今通っている学校に行くのが最後になる。

ちなみにこの数日間俺はクラスの皆と野球やサッカー、お菓子作りといった様々なことをしていた。

あと束ちゃんはノーパソいじっているときは周りが見えないほど夢中であり、箒ちゃんと遊び放題だということも判明。やったね!

えっ?束ちゃんと和解すればそんな方法とらなくても済むだろって?

それは俺も努力しているがここ数日どんなふうに話しかけても無視された。\(^o^)/オワタ

 

「行ってきます。」

 

そんな悲しさを胸に俺は今日も学校に向かう。今日は最後だし、早めに行きますか。

珍しく俺は学校へ走っていった。

 

 

「やっぱいつもどうり来るべきだった・・・」

 

俺は今教室に立っている。現在時刻は7時半過ぎ。そんな時間ではまだ誰もクラスメイトはいない。

そして見てしまったのだ。飾り付けられた教室、教卓の上にある花束、そして、

 

『暮見くんを送る会‼』

 

とでかでか書かれている黒板を…

これは完璧にあれだ・・・サプライズだ・・・うん…

いつもだったら成功していただろう。いつもなら・・・

 

「なんで今日に限って早く来ちまったんだ~!」

 

ど、どうしよう。とりあえず見なかったことにして教室を出て、いい感じの時間にもう一度来るのは確定だが、

 

(うまく反応できるか?)

 

問題はそこだった。できるにはできるだろうがだますというのは気が引ける。

 

悩んでいると時刻は8時前ほどになっていた。来るのが早い生徒なら来始めてもおかしくない時間だ。

 

「と、とりあえず出よう。」

 

まずは出なければ。扉を開けて下駄箱に行こうとすると、

 

「「あっ・・・・」」

 

先生と出たところで鉢合わせてしまった。

 

「・・・見たの?」

 

「ナ、ナニヲデスカ?ナニモミテマセンヨー」

 

「見ちゃったのね。」

 

「・・・・はい。」

 

先生が俺の両肩に手を置く。

 

「いい、暮見くん。暮見くんは何も見なかった。」

 

「えっ?でも・・・」

 

()()()()()()()。いいわね?」

 

「アッ、ハイ」

 

先生の威圧に負けてしまった。ナタク………弱いオレを叱ってくれ!

 

 

ガラガラ

 

「みんなおは・・・なにこれ!?」

 

俺は手はず通りの反応をする。皆は大成功だといわんばかりの笑顔だ。

心が痛い。先生もこれには顔がひきつっている。

 

「雄二のために会を開くことにしたんだ。」

 

「びっくりしたでしょう?昨日の放課後、皆で一生懸命飾り付けたんだから。」

 

純粋な笑顔が向けられる。痛い!痛いよー!

 

「みんな・・・ありがとう。感動したよ。」

 

驚いたふりをするのは心が痛いが感動したというのは本当のことだ。

 

「ほらほら、席について。これからいろいろするから。」

 

俺が座らせられた席は教室の一番前の真ん中。まさに主役といった席でみんなは教室の後ろに並ぶ。

 

「これから暮見くんを送る会を始めます。」

 

 

皆は歌や演劇に漫才などとても練習したであろうものを披露してくれた。

一番驚いたのはクラス皆から一言ずつメッセージの入ったビデオレターだった。

まじで感動した。俺が転校するってのは最近決まったことなのに皆はこれだけのことをしてくれた。

 

「みんなに伝えたいことがあります。」

 

ならば俺も感謝の気持ちを伝えなければなるまい。

 

「まずは今日は本当にありがとう!正直こんな風に送ってもらえるって思ってなかったのですごくうれしかった。練習する時間なんてほとんどなかったはずなのにここまでのことをしてくれて、本当に感動した。俺からも何か送れるとよかったんだけど、何もなくてごめん。だから、みんなとの思い出について語りたいと思う。」

 

野球やサッカーなどをしたこと、お菓子作りをしたこと、遠足にいったこと、運動会を一緒に頑張ったこと、etc…

様々のことを話した。

 

「最後に、みんなと出会えて本当によかったと思う。いままで本当にありがとう。」

 

以上です。というと皆、目に涙をうかべてはいるものの笑顔で拍手をしてくれた。

俺もそれにこたえるように笑った。

 

こうして、俺の送迎会は終わった。

 

 

 

 

 

 

送迎会の翌日の休日。

俺はというとただいま道場で倒れております。なぜかって?

 

「雄二!次の特訓をするぞ。立て!」

 

このひと、柳韻さんによってしごかれているからだ。

もうマジでなんなんだきつすぎだろ…小学生がやるレベルじゃない…

すでにランニング10キロ、腕立て,腹筋,スクワットそれぞれ200回、素振り1000回をしており、いくら丈夫でも限界である。

 

「もう…げんか・・・い・・・です…」

 

「ふむ、そうか。今はこれで限界か。まぁ、初日はこんなものか。」

 

朝から始めており、すでに日が沈もうとしていた・・・

 

(なぜこんな目に俺が…)

 

 

時間は遡り今日の朝。

 

「雄二。ついてこい。」

 

そういわれ柳韻さんについていくと道場についた。

なぜに道場?と考えていると、

 

「これに着替えて中で待っていろ。」

 

柳韻さんに着替えを渡される。

 

「えっ?はい。」

 

俺はよくわからないが着替えて中で待った。着替えは下が黒で上が白の道着だった。

しばらくすると柳韻さんが戻ってきた。柳韻さんも道着を着ている。よく似合っている。

 

「準備はできたようだな。では修行を始める。今日は道場は休みなため自由に使えるから安心しろ。」

 

へっ?しゅぎょう?しゅぎょうってこの【修行】?

なんで俺が!?

 

「ちょ、ちょっと待ってください‼」

 

「なんだ?」

 

「なんで俺が修行することになっているんですか!?」

 

「何を言っている?お前自身が言ったではないか。修行に励むと。」

 

えっ?俺がいつそんなこといった?

そんなこというはずが・・・・あっ…。そうだった!ここに来た初日そんなこと言っていた…。

それに柳韻さんも何とかするとか言ってた気が…。

 

「ち、違うんです!あれは勘違いで俺は修行する気なんてないんです!」

 

「なにぃ?修行する気がない?」

 

「は、はい。その通りです。」

 

よかったこれでわかってもらえる。

 

「一度いったことを簡単に覆すとは・・・男だったらいったことを貫き通せッ‼その根性叩き直してやるわ」

 

「えっ、ちょ、ちょっt「問答無用だ‼」ぎゃぁぁ!」

 

 

そうだった…俺のせいだった…。それで柳韻さんはやる気満々になっちゃったんだ…。

でも・・・でも・・・

 

(修行頑張るってそういう意味じゃねぇ~‼)

 

こうしておれの道場入りが決まった。

 




フラグ回収をしてしまった主人公。
彼はこれからどうなるのか・・・
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