現在俺は小学校にいる。今は授業中だ。
まじでつまらん。小学生レベルの問題なんて前世高校生の俺には簡単すぎて苦痛だ。
最初は学校さぼろうかとも思ってたけど、ボッチになるのは嫌だし、母さんが泣く。割とマジで。
あとはなんだかんだ言って全力で遊ぶのは楽しいから普通に通っている。
ちなみにクラスではなかなかの人気ものだ。理由は単純で頭いい、運動できるという条件を満たしているから。どこの世界も変わらんな。
世界といえばこの世界は俺の住んでいた世界とは違うことが最近わかった。
この世界はとんでもない世界だったんだ!
『ドラゴンボール』がなかったのだ。というよりもジャンプやサンデーといったビッグネームの週刊誌がないのだ。いやね、変だと思ってたんだ。俺が有名なネタをぶっこんでも反応ないから。
最初はジェネレーションギャップかと思ったんだけど誰に言っても通じないから調べたらまさかだよ。
てな感じで違う世界だと判明したわけだが、大した問題でもなかった。当たり前だがこちらはこちらでビッグネームの週刊誌などがちゃんとあるからだ。
『キーンコーンカーンコーン』
考え事をしているうちに授業が終わった。今日の授業はこれが最後のため帰れる。
「暮見くんちょっと来てくれる?」
と思っていた時期が私にもありました。
先生からのお呼び出しだ。
なんかしたっけ?
「俺、なにかしました?」
先生に近寄り質問する。
「そういうわけじゃないから安心して。ちょっと仕事を頼みたいの。」
なんだそういうことか。ちなみに俺は副委員長である。退屈で寝てたら任命された。
寝てるやつが副委員長でいいんですか?ダメでしょ・・・・
「いやそうな顔してないでついてきて副委員長くん」
どうやら顔にでていたようだ。渋々俺はついていく。
「何すればいいんですか?」
「明日配る夏休みに関するプリントの整理を手伝って欲しいの」
「それって副委員長の仕事じゃないような気が・・・」
「とかいってるけど、なんだかんだ手伝ってくれるところが暮見くんのいいとこよ。」
つまり俺は雑用係の才能があるってことですか。つらい。
「それって時間かかります?」
「量が結構あるから2時間ぐらいかしら。」
長ッ!?生徒にやらせるもんじゃないだろそれ。
「はぁ~、親に連絡してもらっていいですか。手伝いで遅くなるって。」
「それは大丈夫。暮見くんに声かける前に連絡しといたから。」
ファッ!?準備早すぎだろ!大人って汚い!
「はぁ~、じゃあ早く始めましょう。」
「ありがとう。」ナデナデ
先生は笑顔で俺の頭をなでる。まったく、美人じゃなければボイコットしてるぞ。
ていうか、この世界美形が多い気がする。
★
『キーンコーンカーンコーン』
手伝いを終えて俺は今帰えるところだだ。時刻は4時半過ぎ。
「ごめんね。こんな時間まで手伝ってもらって。送ってあげるといいたいところなんだけど、先生もまだ仕事残っているからこれで許して。」
先生は俺に飴玉を数個くれた。報酬しょぼいな。
いやまぁ、お礼目当てでやっているわけじゃないけどさ。
ナデナデ
そして時間差で来るナデポ。この人のなでってほんと落ち着くんだよなぁ。
これのために手伝っているといっても過言ではない。
えっ!さっきと言っていることが違う?
ナデポには勝てなかったよ・・・
「じゃあ、気を付けて帰るんだよ。」
先生の手が頭から離れる。名残惜しいが帰って晩御飯の手伝いをしなければいけない。
★
晩御飯も食べ終えリビングで妹相手にナデポ(練習)をしていると
「明日キャンプに行きます!」
父さんが高らかに宣言した。母さんと妹はおぉ~とか言ってパチパチと手をたたく。
「急すぎない!?」
なんで俺しか当たり前のことをいってないんだよ!
おかしいじゃん。明日急にキャンプとか。そんな雰囲気なかったじゃん。
テントの張り方とかBBQでのおいしい焼き方とか調べないとじゃん!
「息子よ、心配するな。テントの張り方はもちろんのことBBQも父さんはマスターしている。」
「あっ、そうなの。」
ならいいか。←だいぶ毒されている
ていうか心読まれたよ。たまーに心読んでくるんだよな。
仕事で読心術を使うとかなんとか。エリート社員恐るべし!
「で、どこに行くの?あなた。」
「県境のところに新しくキャンプ場ができたらしいからそこに行こうと思う。仕事は休暇取ってきたから大丈夫!」
うちの家は県境から2時間程度の場所にある。
「でも、俺たち夏休み明後日からだよ?」
「な~に、明日は終業式だけだろ?つまりお昼前には終わる。そしてお前たちを校門で拾ってそのまま出発だ。」
なるほど。ちなみに妹はキャンプをよくわかっていないが
「キャンプ~キャンプ~」ルンルン
さっきからこんな感じだ。まじ天使だな。
「久しぶりのお出かけね。何着ていこうかしら?」
「君は何を着ても美しいよ」
「あなた・・・・」
はぁ~、さっそく二人だけの世界に入っているし。
「お出かけだ~!!」ボスン
妹はソファーにダイブしている。
「まったく、楽しみにしすぎでしょ。」
俺はバッグに明日の持ち物をパンパンに詰めながらつぶやいた。
ついにこの世界がとんでもない世界だと気づいた主人公!
そして突然のキャンプ。
キャンプいいよね。いったことないけど。
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