加賀の記録   作:haya1103

4 / 13
ドプン ザザザザ
ゴポン ゴポッ
ゴプゴプゴプ

あぁ、沈んでいく....

光がもう届かない....

怖い....怖い.....

助けて.....姉さん.....

まだ私は戦える!だから私を捨てないで!

憎い....憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い!

あいつが、あいつらが!あいつらが憎い!!

?「ソンナニ、アイツラガ憎イノカ?」

誰!?

?「フフフ、憎悪ニ満チタ思イガ伝ワル」

?「憎イノナラ全テ壊セバイイ、アイツラモ、オマエノ姉サンモ」

!!姉さんは....!

?「ドウセ、守ルトイッテ何モデキナカッタヤツダロウ?」


?「ホラ、私ニ身ヲ任セテ、オイデ」

うぅ!うぐっ憎い!憎イ!

壊ス....全テ....

アイツラモ

姉サンモ

全テ

壊ス!!!!




〜第1章〜赤城との出会い

〜一年後〜

 

スゥ

 

ギリギリギリ

 

ギチ....ギチ....

 

キャン!

 

パンッ!!

 

鳳翔「流石、加賀ちゃんね。的に中れば上出来なのに全部中心に中ってるわ。」

 

加賀「.....鳳翔さんの指導が完璧ですから」

 

鳳翔「そんなことはないですよ。これは加賀ちゃんの努力の結果ですよ」

 

加賀「.....」

 

鳳翔「空母に改装されてからの戦術、艦隊行動、航空、艦載機への知識。どれも素晴らしいですもの。」

 

加賀「私より、赤城さんの方が素晴らしいわ」

 

鳳翔「赤城ちゃんも確かに素晴らしいですね。とても明るいし」

 

加賀「.....そうですね」

 

ガララ

 

赤城「あ!加賀さん!もう〜探しましたよ!」

 

鳳翔「あら赤城ちゃん。こんにちは」

 

赤城「鳳翔さん!こんにちは!加賀さん!一緒に間宮の新作食べる約束でしょ!時間過ぎてます!」

 

加賀「もうそんな時間かしら、ごめんなさいね。」

 

鳳翔「ふふふ、二人は甘味が大好きね。そういえばね私も居酒屋開こうと思っているの。」

 

加賀「居酒屋ですか....気分が高揚します。」

 

鳳翔「楽しみにしていてくださいね」

 

加賀「はい」

 

赤城「加賀さん、早くぅ!なくなっちゃいますよ!」

 

加賀「えぇ、今行きます。」

 

鳳翔「行ってらっしゃい。」ニコッ

 

加賀「はい」

 

スタスタ

 

鳳翔(加賀ちゃん、赤城ちゃんには心を許してるのね)

 

ガララ

 

提督「失礼するよ」

 

鳳翔「提督、どうなされましたか?」

 

提督「前言ってた居酒屋のことだ。店の場所と準備できたからな、その報告だ。」

 

鳳翔「まぁ、念願のお店を持てるなんて嬉しいです!」

 

提督「喜んでもらえて何よりだ。任せたよ。」

 

鳳翔「はい!」

 

提督「さっき加賀と赤城に会ったよ。間宮にいくらしい。よく食べる子たちだ」

 

提督「あの子たちを引き取ってもうニ年か早いな。」

 

鳳翔「あの頃は、提督もまだ予備士官でしたね。」

 

提督「あぁ、懐かしいな....」

 

 

 

〜ニ年前〜

 

 

予備士官「私が前任の代わりについた者だ、君が戦艦加賀か」

 

加賀「はい」

 

予士官「呼び出したのは、土佐のことだ」

 

加賀「!」

 

予士官「どうやら前の士官は軍事資金を横領していたらしい。」

 

加賀「それと土佐と何が関係あるというのかしら」

 

予士官「まぁ聞いてくれ、あいつらの音声テープが残っていてな。」

 

予士官「そこには、土佐に横領の話を聞かれた、対処せねばならない。等の音声が残されていた。おそらく艤装システムの故障もあの誘爆も仕込まれたことだ。」

 

加賀「つまり、本来はその誘爆で沈む計画だった、でも土佐は沈まなかった。だから、新兵器の実験を理由にして標的艦にし、証拠を消滅した。と言いたいのかしら?」

 

予士官「その通りだ。今となっては士官も戦死、闇に葬られたことだが姉である君には話しておくべきと判断した。」

 

加賀「....だから、なんだといううのですか?土佐はもう帰っては来ないんです」

 

予士官「すまない。」

 

加賀「....いえ」

 

予士官「それでだ....土佐の沈没点でこれを拾った」

 

加賀「!それは、土佐の髪留め」

 

予士官「やはり土佐のだったか、海底をサルページしたのだが、土佐の装甲板などの残骸物は一切発見されなかった。つまり遺品はそれだけだ」

 

加賀「湾内だというのに残骸がない...?」

 

予士官「そうだ。何かがおかしいと思わないか?」

 

加賀「そうね....」

 

予士官「話は変わるが、災害で加賀型戦艦の艤装が届きそうにない。それに上層部は今回の爆撃が新型の敵空母による攻撃と判断した」

 

予士官「以前から空母が必要という案が出ていてな。もともと天城型戦艦二隻を空母に改装して運用する予定だったが、竜骨を損傷して解体処分となった、天城に代わり、急遽加賀を空母に改装する指令が届いている。」

 

加賀「.....それか、解体処分かそれしかないのでしょう?改装で構わないわ」

 

予士官「了解した。今日からは正規空母の加賀型航空母艦一番艦の加賀として改装する。」

 

予士官「それと、まだ家族の安否は確認できていない。避難所に確認中だまだ時間はかかるだろう。」

 

加賀「.....そうですか」

 

予士官「すまんな。不安なままだろうが、今はこれが限界なんだ」

 

加賀「承知しています....」

 

予士官「うむ。それと天城型の二番艦だった艦だが、これから....」

 

コンコン「予備士官殿、お呼びでしょうか!」

 

予備士官「ちょうどいいな。入れ!」

 

ガチャ

 

赤城「失礼します!」

 

予士官「彼女が今回君と一緒に空母へと改装対処となった、赤城型航空母艦一番艦の赤城だ。部屋も少なくてなすまんがこれからは相部屋で頼む」

 

赤城「加賀さん...ですよね?正規空母として共に精進しましょう!よろしくお願いします!」スッ

 

加賀「.....そう、よろしく」スタスタ

 

ガチャ

 

加賀「それでは失礼します」

 

バタン

 

赤城「私嫌われているのでしょうか?」

 

予士官「....妹を海軍に殺されているんだ。君が拠り所になってくれ。それにあの目つき...」

 

赤城「はい、誰も寄せ付けないような悲しみの目...」

 

予士官「鋭い目つきだ、数日前から姿は見ているが、笑っているところを見たことがない。しかし、正規空母、その一航戦の一員だ....頼めるか?」

 

赤城「はい!お任せください!」

 

予士官「頼んだぞ」

 

赤城「はい!」

 

〜空母寮〜

 

ポフッ

 

加賀「......」

 

シュル

 

加賀(土佐....あなたの髪留め借りるわね)

 

加賀「......あまりにも失礼だったかしら」

 

加賀(まぁ....どうでもいいことね....)

 

その後加賀は戦艦から空母へと改装される。

それは赤城も同様に。

 

そして、二人の少女は戦艦としてではなく、空母として互いに生活を始める。

 

 

そんな中、加賀にもう1つの悲劇が迫ろうとしていた。

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。