それではどうぞ
「先生、彼らは?」
「紹介しよう。私の最精鋭。そこの
「うーん、まぁ、分かったよマスター」
そう言って笑顔を見せるライダー、アストルフォ。何故だろう、不安で堪らない。理性蒸発は伊達じゃ無い!
そのまま膠着状態が続き、お互いにらみ合っていると後ろの方から魔力反応を感じた。
「愛しのリアス、会いに来たぜぇぇぇえ!?!?!?!!?」
出て来た三男坊がこっちを見て驚きのあまりに顎が生物が開いてはいけない角度まで開いてしまっている。
「む、貴様は確かフェニックスの三男坊か(大体貴様とは10年ぶりか、フェニックス卿は元気か?)」
「あ、はい。お久しぶりです、神宮寺殿(えぇ、近々家にいらっしゃって下さい。父も貴方と話したがっていました)」
三男坊はそのまま何処に座れば良いのか分かっていなかったようで、とりあえず私の横に座らせた。英霊達には霊体化して貰いました。アストルフォ辺りは家に帰っているかも、若干馬鹿の子状態だし。
私と三男坊の挨拶に驚いたのかグレモリーが聞いてくる。
「先生はライザーとお知り合いで?」
「あぁ、此奴とは親の知り合いでね。まだ此奴が小さい頃は遊んでやったさ。そう言えばレイヴェルにコレを渡してやれ。私と彼奴共同で作った和洋の菓子だ。一応人数分有るから分けて食べろよ」
「あ、ありがとうございます。と言いたいんですが流石に多すぎませんか?私一人では持って帰れませんし。皆、来てくれ」
三男坊に渡したのは人一人では持ちきれない、抱えきれない程の大きさの菓子箱だった。悪魔なら大丈夫だとたかを括っていたが流石に無理か。
そして三男坊、ここからは面倒なのでライザーと呼ぼう。ライザーの言葉と同時にライザーの背後に複数の魔方陣が浮かび、其処から美女美少女が現れた。
「神宮司様お久しぶりです。先週はどうも」
「あー、お菓子だー!ライザー様食べて良い?」
「それはレイヴェル殿へとの事らしいのですが…。レイヴェル殿いかがなされます?」
「そうね、皆で食べましょう。それにこんな量を私一人では食べれないわ。おじさま、頼みましたけどこの量は?」
そう言ってジト目で見てくるレイヴェル。うぅん、気まずい。ココは正直に話そう。
「いや、なに。私も彼奴も少し張り切ってしまってな。途中で作りすぎに気が付いたんだが他の眷属達にも上げれば良いという結論に至った訳だ」
「はぁ、なんとなく予想してましたわ。まぁ、ありがたいのですが」
「なぁ、レイヴェル、それにユーベルーナ。私はそんな話聞いてないぞ?いつの間にあったんだ?先週?」
「ライザー様は少し黙って下さい。それか、紅髪の滅殺姫との婚約の件を早く進めて下さい」
「ア、ハイ」
見事に尻に敷かれているライザー。今度一緒に呑みに行くか?それくらい私が奢るから。そんなメシアを見たみたいな顔しないで。なんかいたたまれなくなるから。強く生きるんだ!
「んん!それで、俺とリアスの婚約の件だが…」
「部長が婚約ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!??」
ライザーが話を切り出した瞬間兵藤が叫び、また話をぶった切った。コレには流石のライザーもキレる寸前!耐えるんだライザー、彼奴はそう言う生物だから。
額に青筋をピクピクさせながらライザーはグレモリーに婚約についての話をした。グレモリーはそれを堂々と拒否。貴族として政略結婚は当たり前だ。むしろ、相手を尻に敷くくらいの気概が無ければ。
結果、婚約はレーティングゲームで決める事になったらしい。何故らしいと付けたか?途中から頭に響く赤い弓兵なお母さんからの悲鳴で入りませんでした。一応その場を取り繕ったから私が上の空だったのに気付いた奴は居ないと思う。
さて、この後はライザーと酒を飲み交わす約束がある。こうなってしまったからにはライザーも腹を括るだろうし、少しくらい愚痴に付き合ってあげますか。
その後、フェニックス家で号泣しながらワインを飲むライザーと若干引き気味な神宮寺が目撃されたとか、されなかったとか。