ホテルにて
鞠莉「あー、疲れたー 瑠璃、肩もんでー」
瑠璃「鞠莉姉だらしないよ、後とりあえず持ち帰ってきた仕事さっさと終わらせる! じゃないと寝れないよ!」
鞠莉「だって、おかしいじゃない! 一人でこんなのできるわけないわよ!」
瑠璃「んじゃあパパにそれ伝えるよ?」
鞠莉「待って!! それはダメ! それ伝えられると確実に理事長から降ろされるから!」
瑠璃「んじゃあ黙って仕事する! 俺は寝るから」
鞠莉「鬼!ドS! 少しくらい手伝ってくれてもいいじゃない!」
瑠璃「おやすみー」
2時間後
鞠莉(ヤバイわ! 絶対このままじゃ終わらない!後一時間で日付変わっちゃうしこのままだと徹夜になっちゃう!)
瑠璃の部屋
鞠莉「瑠璃起きてる?」
瑠璃は完全に寝ていた
鞠莉「んもう! こうなったら起こして手伝ってもらう他ないわ! 瑠璃起きて!」ユサユサ
瑠璃「ん?何鞠莉姉? まだ眠いんだけど?」
鞠莉「ごめんなさい! 今日だけ手伝って?」
瑠璃「嫌、ってかそれしたらパパに怒られる んじゃあおやすみ」
鞠莉「そこをなんとかね? ほら瑠璃って優しいじゃない だからね?」
瑠璃「パパに怒られたくないから無理 ってかやってもメリットないよ 鞠莉姉が理事長の仕事も頑張るって言ってたならそのくらい自分でやらなきゃダメでしょ?」
鞠莉「それはそうだけどさ ねぇお願い瑠璃〜手伝ってよ〜 そしたらご褒美あげるからさ!」
瑠璃「俺はもうそんな歳じゃないよ 欲しいものあったら自分で買うし 」
鞠莉「そこをなんとかね?」
瑠璃「はぁー、んじゃあ条件付きでね 条件は今度一回俺のお願いを聞くってことで それならいいよ」
鞠莉「え? それって安全な奴よね? 変なのじゃないわよね?」
瑠璃「さあ?今は何も考えてない 後から考えるから」
鞠莉「ん〜分かったわよ!良いわよ!それで飲むわ! ってことで早く手伝って?」
瑠璃「言ってないは無しだからね それ言ったらパパに今日のことバラすから」
鞠莉「はい」
瑠璃「んでどんくらいあんの?」
鞠莉「あそこの机に山積みになってる分全部 」
瑠璃「は?鞠莉姉この2時間何してた?」
鞠莉「いや、そのやる気起きなくてダラダラやってたわ」
瑠璃「明日お説教確定だから覚悟してね」
鞠莉「え? いや、そのお手柔らかにね?」
瑠璃「知るか、ってかこれどう考えても後3時間はかかりそうじゃん」
2時間後
鞠莉「瑠璃凄いわ!まさか瑠璃に手伝ってもらうだけで2時間で終わるなんて! 本当ありがとう!」ぎゅー
瑠璃「そのハグはものすごい嬉しいんだけど疲れてるから寝かせてもらえる?」
鞠莉「えー んじゃあもうこのまま私の部屋で一緒に寝ましょ!」
瑠璃「うん、それでいいや おやすみー」
鞠莉「え?本当に?ってか寝るの早いわよ!」
朝
瑠璃「はぁ〜ねみー ん?これなんだ?」もにゅもにゅ
鞠莉「きゃー!」
瑠璃「あ、これ鞠莉姉の胸か やわらか〜」もにゅもにゅ
鞠莉「瑠璃!! 揉むのやめて! 早く!」
瑠璃「そんな兄弟なんだから気にすることないでしょ?」もにゅもにゅ
徐々に鞠莉の顔が真っ赤になっていき
鞠莉「瑠璃!あなたね!女の子の胸揉んで気にすることないでしょ?じゃないわよ! 兄弟でも気にするわよ! 胸揉まれることなんて経験ないんだから!」
瑠璃「はーい、んじゃあやめとくー これ以上は鞠莉姉がマジで怒りそうだから」
鞠莉「はあ、まさか瑠璃に揉まれる日が来るなんて ってか今何時?」
瑠璃「8時だよ」
鞠莉「え? ちょっとそれヤバイじゃない! 遅刻よ遅刻!」
瑠璃「いや、俺生徒じゃないし 俺は基本9時までに理事長室に着けばいいから問題無い 」
鞠莉「こうなったらヘリしか無いわね!」
瑠璃「あ、それ パパがダメって言ってたよ 登校でヘリ使ったら罰則一回で扱うって」
鞠莉「嘘でしょ? え?んじゃあ私もう遅刻しかないじゃない!」
瑠璃「そうだね、ってことで初日からお疲れ様〜」
2時間目
ダイヤ「鞠莉さん!初日から遅刻とはなんですか! だらしなさすぎますわ!」
鞠莉「さっきそれ、生徒指導の先生にも言われたから言わなくていい!ってか瑠璃の鬼!」
ダイヤ「瑠璃がどうしたんですの?」
鞠莉「瑠璃ったら、生徒指導の先生が私が理事長だから注意できなそうにしてたら 「これは鞠莉姉が悪いのでガッツリ指導してください! ってか今は生徒なんで理事長とか気にせず怒ってください 」とかいうせいでかなり怒られたし」
ダイヤ「理事長が怒られるとか滑稽ですわね」
鞠莉「ダイヤ酷い!ってか瑠璃のせいで朝からもう嫌になってくるわよ」
ダイヤ「今度は瑠璃に何をされたんですか?」
鞠莉「昨日仕事が終わらなくて瑠璃にhelpを頼んでそのまま一緒の布団で寝たのよ そしたら寝ぼけてる瑠璃に何度も胸を揉まれたのよ!酷くない?」
ダイヤ「な、破廉恥ですわ!一緒に寝るなんて …….」
その後ダイヤによるお説教も追加されたとかなんとか
昼休み 理事長室
瑠璃「はぁ〜、暇だな〜 ってか朝は本当役得だったよ 鞠莉姉の胸が揉めて ってかあんなに鞠莉姉の柔らかかったんだなぁ」
と言いながら紅茶を飲んで優雅にティータイムをくつろいでいると
ガチャ!
鞠莉「瑠璃!仕事を頼みたいの!」
瑠璃「へ?いいけど何?」
鞠莉「今日の放課後、ひっそりとスクールアイドルの子達がどんなもんか見てきて欲しいの! よろしく! 」
ガチャ!
瑠璃「鞠莉姉、本当に嵐のように来て嵐のように去っていったな 返事も聞かずに出て行ったし ってかさっきのやつ聞かれて無いよな 聞かれてたらやばいんだが」
放課後 十千万の前の浜辺にて
瑠璃「あの子達は何をしてるんだか、なんか名前を決めようとしてるみたいだが」
瑠璃はぼっとしながら眺めていると彼女たちの少し先に見知った人物がいた
瑠璃「なんでダイヤさんが? スクールアイドルにはもう興味がないはずなんじゃ?」
その後ダイヤさんがその場を離れてから千歌達が何かを発見して
千歌「これだよ!たまたまここでaqoursって名前に出会えた これって運命なんだよ! 私はaqoursってグループ名にしたい!」というのが聞こえて
瑠璃(は?aqoursって鞠莉姉達がスクールアイドルをやってた時のグループ名のまんまじゃないか あそこはさっきまでダイヤさんがいた場所 どういうことだよ? とりあえずダイヤさんに問い詰めるか 鞠莉姉を裏切るつもりならすぐになんとかしないと もう鞠莉姉が悲しんでる顔は見たくない!)
黒澤邸にて
ピンポーン
ルビィ「はーい」
ガラッ
ルビィ「え?瑠璃くん?」
瑠璃「久しぶりだねルビィちゃん 二年ぶりだね 」
ルビィ「うん、久しぶり!瑠璃くんに会えてルビィ嬉しいなぁ それで今日はどうしたの?」
瑠璃「ダイヤさんって家にいる?」
ルビィ「うん、いるよ! お姉ちゃんー」
ダイヤ「ルビィ、なんですの? 瑠璃?どうしたのですか?」
瑠璃「話があります。拒否権はありません どこで話しますか?」
ルビィ「瑠璃くん?なんか怖いよ? どうしたの?」
瑠璃「ごめんね、ルビィちゃん 怖がらせちゃって 大した話じゃないよ ダイヤさん次第ではすぐに終わるから」
ダイヤ「わたくしの部屋で話しましょう それでよろしいですか?」
瑠璃「わかりました」
瑠璃「率直に伺います あなたは何がしたいんですか?」
ダイヤ「何が?ですか?」
瑠璃「先ほどあなたはaqoursと浜辺に書いていましたね 鞠莉姉の大切にしていたものをなぜあの子達に渡したんですか? そもそもあなたはスクールアイドルをもうやらないんでしょう? なんのつもりですか?鞠莉姉を悲しませるなら容赦しませんよ?」
ダイヤ「いや、その、そんなつもりじゃないのです!鞠莉さんを悲しませるなんてそんなつもりではないのです!」
ルビィ「あの、お茶が入りました」
ダイヤ「ありがとう」
ルビィ「お姉ちゃん、どうしたの? いきなり大声が聞こえたんだけど」
ダイヤ「ルビィには関係がありません 悪いのですが聞かれたくない話なので下がってもらえますか?」
ルビィ「うん、瑠璃くんもばいばい」
瑠璃「うん」
瑠璃「ルビィちゃんにも真相を話してないようですね まずあの時の真相から聞かせてもらいましょうか? いいですよね?それとあなたがしようとしていることすべてを」
ダイヤ「いや、それは」
瑠璃「言っときますけど拒否権はありませんよ 昨日言いましたよね? 鞠莉姉のためなら悪魔にでもなるって 手荒な手段だって取ることができますよ? そうする前に話してもらおうと思ってきたんですが どうします? 言わないなら殺しはしません でも半殺しにされる覚悟はしたほうがいいですよ?」
ダイヤ「瑠璃!あなた! 冗談でも言っていいことと悪いことがありますわよ!」
瑠璃「冗談? なら証明しましょうか?」
ダイヤ「い、いやいいです。 すみません 私が間違っていました」(なんなの?今の瑠璃は 明らかにヤバかった まるで平気で人を殺せそうな雰囲気すらあった)
瑠璃「分かればいいです さて話してもらいましょうか」
ダイヤ「わかりました。 すべてをお話しします。 でもお願いがあるのです。 聴いていただけませんか?」
瑠璃「なんです?」
ダイヤ「このことは他言無用にしてください 特に鞠莉さんには それとあなたにこの二年で何があったのです?」
瑠璃「前者は守りましょう でも後者の方は話す理由がありません さて、早く本題に移ってください」
ダイヤ「二年前、私たちは三人でスクールアイドルをして廃校の噂があった浦女を救おうとしました。私たちは東京のイベントに出ることになったのですが当日鞠莉さんは足を怪我していました 鞠莉さんは大丈夫と言っていましたが 私と果南さんからみてどう考えても大丈夫とは思えませんでした あのまま続行すれば事故になってもおかしくない でも鞠莉さんは棄権を納得しない
だから果南さんはステージで歌わないことを選びました 私はその判断は間違ってないと思います。
そしてその後私たちの間で微妙な意思のズレが生じ 果南さんは自分たちが鞠莉さんの将来を奪っていると思ってしまい 鞠莉さんは果南さんが心配なことを素直には言えず 私はこの先どうすればいいかわからなくなりました
そして鞠莉さんの留学の話を聞いた果南さんは鞠莉さんに留学に行ってもらうために嘘をつきました。
もうスクールアイドルに興味がなくなった 廃校を救うなんて無理だったんだよと 私は果南さんの気持ちはわかっていました でも鞠莉さんの将来の足かせになっているのも事実 なのでそれに乗っかりました そして、鞠莉さんは留学をすることになり、その後はあなたの知っている通りです」
瑠璃「そういうことですか。 納得こそはできませんが理解はしました。でもどちらにしろ鞠莉姉を傷つけた偽善者だということには変わりありません それであなたは何をしようと?」
ダイヤ「私はもう一度三人でスクールアイドルをしたい 何としてもあの二人と一緒に今のaqoursに入りたい
でも今のままじゃそれはなし得ない 果南さんと鞠莉さんがすれ違ってしまっている以上
ですのでまずあの子達にグループ名、aqoursを与え そしてルビィと花丸さんが自分の意思でaqoursに入りその上で私たちが入り 廃校を救いたい
鞠莉さんと気持ちは同じです 私も失ったあの時間を取り戻したい
三人でいや四人で楽しい日々を過ごしたい 私の願いはそれだけです」
瑠璃「なら、なぜ鞠莉姉に協力しない?」
ダイヤ「今、素直に鞠莉さんに協力すれば果南さんの立場がありません それに果南さんは良くも悪くも頑固です。 2対1になれば意地を張り続けるでしょう
それに言い方が悪いですがこれは互いに言いたいことが言えずにすれ違った二人の問題 あの二人が衝突してそのあとで仲直りをしなきゃ、前みたいに三人で楽しくとはならないと思います
ですので今は私は果南さん側に立ちます 鞠莉さんならきっと諦めずに何かを成し遂げてくれると信じてます 鞠莉さんは良くも悪くも一直線に自分のしたいことを貫ける人ですから だから鞠莉さんと果南さんが衝突するまでの辛抱だと思っています 衝突すれば多少時間がかかって 互いを傷つけ合ってしまっても仲直りできるはずですから ですから瑠璃、少しの間だけ待っていただけませんか? この私たちの希望の光となっているaqoursを潰そうとすることを あなたはもともとそのつもりなんでしょう?」
瑠璃「どこで最初から潰すつもりだと気付いたんです?」
ダイヤ「あなたのあの三人を見る目です 明らかに鞠莉さんとは違う目であの子達を見てました まるで興味のないような、そしてあなたの雰囲気から察するにスクールアイドルは邪魔でしかないというように感じるのですがどうでしょう?」
瑠璃「確かにそうですね、でもダイヤさんは前提を勘違いしてますよ スクールアイドルを潰すのは希望の芽を摘み取るだけの作業です。今年で浦女の廃校を決めます。そのために邪魔な不確定要素を排除するそれだけですよ」
ダイヤ「な、まだ廃校にならないでしょう!? 確かに危ない状況ではありますが」
瑠璃「小原グループが援助を打ち切ったら?」
ダイヤ「まさか、そんなわけが」
瑠璃「そうですね、ひとつ教えますけど、これは鞠莉姉も知らないことですが 自分は表向きは理事長補佐ですが 本職は内浦の発展事業を父から任されてます。つまりまあ俺の意思で援助を切ることができます。」
ダイヤ「そんな、でも何故です?!わざわざ援助を打ち切らなくてもいいじゃありませんか!」
瑠璃「浦女はここ数年以内で廃校になります。自分が関与しなくても自然とね ならば早急に援助を打ち切り そのお金で内浦の発展に力を入れるべきでしょう 自分だってこの内浦は守りたいのでね 」
ダイヤ「確かにそうですが、」
瑠璃「分かったでしょう? わざわざ浦女を残す意味が無い 仮に一旦廃校を阻止できても音ノ木坂のようにその後も人が集まるなんてことは無いんですよ 内浦の人口は限られてる 人が増えるといっても良くて一時的なもの 増えても2.3年でその足も途絶える はっきり言ってどうしようも無いことです。それが田舎の運命です。」
ダイヤ「確かに瑠璃の言うことは何ひとつとして間違っておりません。ですが私達はあの学校が好きです。 どうにか残してはいただけませんか?」
瑠璃「考えるにしても手段のひとつもなきゃ無茶にもほどがあります。 手立ては?」
ダイヤ「スクールアイドルです。 それならば」
瑠璃「はあ、またそれですか 鞠莉姉達が仲直りしてそこから間に合うんですか?」
ダイヤ「ならば私が二人を「さっきの決意は?」 そうですわね、あれは2人自身でないと」
瑠璃「まあ、あがくのは自由です。こちらは夏休みごろをめどに廃校を決めます。阻止したいならそこまでに何かしらの手を打ってください 言えることはそれしかありません。」
ダイヤ「それを鞠莉さんは知っているんですか?」
瑠璃「いや、知りませんよ 鞠莉姉は今目の前のことをやるので精一杯で先までをしっかりとは見通せていませんから とりあえず一週間以内にこちらもやることはやります。それは諦めてください」
ダイヤ「それは仕方がありませんね、瑠璃には瑠璃の都合もあるでしょうし ともかく鞠莉さんにはあの話は他言無用でお願いします。」
瑠璃「まあ、話はしませんよ ただあなた達のしたことに納得はできませんが そしてこれ以上鞠莉姉を悲しませるなら覚悟はしといてくださいね それと自分が内浦の発展事業担当のことと援助を切った張本人ということは鞠莉姉に伏せておいてくださいね それは守ってもらいたい」
ダイヤ「わかりましたわ
それで瑠璃、あなたに何があったんです? 昔からシスコンでしたが 」
瑠璃「それはあなたが知る必要はありません 俺は鞠莉姉を守るだけですから あの笑顔を見るためならなんでもします。ただそれだけですよ」
ルビィ「あれ?瑠璃くんもう帰っちゃうの?」
瑠璃「うん、もう遅いからね」
ルビィ「今度久しぶりにお話ししたいな 瑠璃くんの携帯の番号教えてもらえる?」
瑠璃「うん、いいよ それにしてもほんと久しぶりって感じがするよ」
ルビィ「うん、ルビィもそう思う。瑠璃くんも大変だと思うけど頑張ってね!」
瑠璃「ありがとう、ルビィちゃん!」