デジモン×デジモン~リ:デジタイズ・アドベンチャー~   作:行方不明

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エピローグ

ガルフモンの体が崩壊した後、肩の荷が下りたような感じがしたタイガと太一は、その場に座り込んでいた。

 

「太一~!」

 

「タイガ~!」

 

おーいと。手を振りながら、アグモンに戻ったパートナー達が駆けてくる。戻ったパートナー達に労いの言葉をかけながらも、これからのことを考える。まあ、すぐに持ち前のポジティブさで、どうにかなるか。という結論に達したのだが。

 

「太一!ガルフモンの体から、皆出てきたよ!気を失っているけど、皆無事だったよ!」

 

「本当か!?アグモン!」

 

太一の仲間は無事だ。というアグモンの報告に安心する。これで、懸念していたことはすべて解決したのだ。そう考えていると……。

 

「あっ!タイガ!アレ!」

 

アグモンの声に振り返ると、ガルフモンのいたあたりに、次元の歪みができていた。近づいて行って見るとかなり大きい。しかし、どんどん小さくなっていく。このままでは、五分持たないぐらいだろう。黒幕は倒した。ということは、これを逃したらもう帰れないかもしれない。そう考えた時に、タイガとアグモンは次元の歪みに飛び込むことにした。

 

「行くのか?」

 

声に振り返ると太一達がいた。別れが近いのを悟っているのだろう。どこか、残念そうな声色だった。

 

「うん。まだ、僕達の世界でやることがあるし、皆待っているだろうしね。」

 

タイガの返事に、そっか。とだけ返した太一は、しばらく考えていたが、不意に顔を上げて、

 

「今回の相手は、俺達だけじゃ勝てなかった。タイガ達がいたから勝てたんだ。ありがとな。」

 

「こっちこそ。太一には相談に乗ってもらったし、太一達がいなかったらここまで来れなかった。ありがとう。それじゃあね!」

 

そろそろ時間だよ~。と若干焦った感じの声のアグモンに引かれて、次元の歪みに飛び込む。最後に見たのは、手を振り上げてまたな~と言っている、太一達の姿だった。

 

 

 

 

 

「太一センパーイ!」

 

気を失った皆が起きた時、今回の事情をどう説明しようかと考えていると、太一の後輩である大輔がいの一番に起きてきた。大輔だけじゃなくて他のメンバーも起きていることを考えると、ほぼ同時に起き始めたらしい。何があったんですか?と聞いてくる光子郎に、疲れたから、一度帰って、今度話す。と伝える。忘れがちだが、一日家を開けているのだ。両親がかなり心配しているだろう。その旨に納得した全員はゲートを目指して歩き出す。随分と機嫌が良さそうな太一とアグモンに不思議に思ったメンバー。代表して、親友と言える、ヤマトがどうかしたのか聞く。今度話すと言ったが、これくらいならいいか、と考えて、太一とアグモンは揃えて口を開く。

 

 

 

 

 

目を開けると、バイナリキャッスルのメモリアルステラの前にいた。帰ってきた。そう考えると同時に、

 

「タイガー!」

 

と少し猪突猛進の気がある親友のニコが駆けてきた。ニコだけじゃなく、アキホに、ミレイ、ユウヤまで。どうやら随分心配をかけたらしい。聞くと、メールは繋がらない、デジヴァイスの反応はない、ということで慌てて探し始めたらしい。と言っても新しいデジモンの進化探しの片手間にだが。信頼されているのか、どうでもいいと思われているのか、判断に迷うところである。何があったんです。と聞いてくるユウヤに今度話す。と言いながらはじまりの街に戻る。とりあえず、ここからもう一度探し直し、ということで話がまとまった直後、やけに機嫌がいいタイガを不審に思ったのか、アキホが、何があったのかを聞いてくる。引きそうにない気配を見せるアキホにまあこれくらいはいいか、とアグモンと顔を見合わせ、揃って口を開く。

 

 

 

 

 

「「新しい友達が出来たんだよ。なっ!」」

「「新しい友達が出来たんだよ。ねっ!」」

 

 

 

 

 

デジモン×デジモン~リ:デジタイズ・アドベンチャー~ 完

 




本当はもっと話数を少なくするつもりだったのですが、キリが良さそうなとこで切っていたら、文字数が少なくなり、話数が増えました。予定していた話数の倍ですね。スミマセン。

本当は、最後の次元の歪みに飛び込んだ後帰れなくて、テイマーズやフロンティア、セイバーズとか、クロスウォーズとかに行く話も考えたのですが、まあ、それは機会があればまた。

それでは、デジモン×デジモン~リ:デジタイズ・アドベンチャー~はこれにて完結です。短い間でしたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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