デジモン×デジモン~リ:デジタイズ・アドベンチャー~   作:行方不明

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第二話です。
とりあえず上げときます。
一応見直ししましたが、誤字脱字があったら教えてください。
感想、批評、批判もお待ちしています。


第一話 ~遭難!異世界のデジタルワールド!~

夢を見る。家だ。どこにでもある団地のマンションの一角の部屋。その中の……台所だろうか?見知ったはずの家のはずなのに……どこか懐かしく感じる。誰かが帰ってきた。父と母だ。自分に向かって何か言っている。聞き飽きたハズの声なのにどこか懐かしく感じる。最近はゲームのやりすぎで怒られたから、それが原因かもしれない。アレ?何のゲームをやっていたっけ?また誰か入ってきた……気がした。

 

「……ガ!」

 

ああ、眠くなってきた……。そのまま寝てしまおうか。などと考えていると父と母がまた何か言っている。ひどく心配そうな顔で。

 

「……イガ!」

 

どこからか、懐かしい声がする。最近聞いた声がする。これは……誰の声だっけ?また父と母が声をかけてくる。さっきよりも心配そうな顔で。どこにも行くな。と言う。ああ、大丈夫、どこにもいかないよ。

 

「タイガ!タイガ!」

 

どこかで声がした。それを皮切りに目の前が白くなっていく。父と母の声が遠くなる。代わりにどこかの……見知った誰かの声が強く聞こえる。

 

「タイガ!待ってよ~!」

 

最後に見たのは心配そうな……いや、悲しそうな、絶望したような顔の父と母だった。

 

 

「やっと起きた!大丈夫~?」

 

近くでアグモンの顔のアップが見える。ビビった。うわっと声を上げるとアグモンは不服そうな心配そうな顔をする。

 

「君大丈夫?いきなり倒れているから、心配したよ~」

 

「あぁ。大丈夫だよ。アグモン。それよりここは……どこ?」

 

遠くに黒い塔が見える。が、こんな景色は見たことがない。ヴィティウムとの戦いの時にファイル島を全部回ったタイガでさえ知らない。もしかしたら、海の向こうにあるという大陸に来てしまったのか。そんな馬鹿な。などと考えているが、わかるはずもなくアグモンに聞くことにする。今まで色々な戦いをくぐり抜けた相棒だ。何か知っているかもしれない。

 

「ここ?始まりの街の近くだよ?ほら!あそこが始まりの街!」

 

アグモンは自信満々で街のようなものを指す。ただし、先頭におもちゃ……というか、ぬいぐるみのような。が付くが。

 

「え?いやあんなやつじゃなくて。ファイル島の始まりの街だよ。」

 

「え?君、ファイル島を知っているの?3年前のデジタルワールドならともかく、今のデジタルワールドにファイル島は無いけど……。」

 

「「え?」」

 

ここでようやくお互いの話がズレていることに気づいたらしい。二人(正確には一人と一匹)はお互いの情報を交換し合う。

 

「君はタイガっていう名前で、君のパートナーはアグモンなんだね!」

 

「アグモンだったからって、ずっと一緒に戦ってきたアグモンと間違えるって……。」

 

アグモンが頷いている横でタイガはうなだれている。ずっと共に戦ってきた相棒を間違えたのだから、当然といえば当然かもしれないが。アクセサリをつけているなら別だが、残念ながらタイガはアクセサリを付けるタイプではなかった。無事会えたらなんか目立つ目印でも付けよう。そう決意したタイガだったが、急にさっきのアグモンの言葉が蘇る。

 

「え?まって、まって!ファイル島が……無い?」

 

「ん?そうだよ?そういえば君はどうしてファイル島を知っているの?」

 

「え?だって……デジタルワールドといえば、ファイル島しか知らないから……。」

 

ここは未来のデジタルワールドなのか?と疑問を感じ始める、タイガだったがアグモンが詳しい話をしてくれるというのでおとなしく話を聞くことにした。

 

「数日前にデジモンカイザーが倒されてね!それで今は復興作業中なんだ!」

 

まあ、分かったことは、デジモンカイザーと呼ばれる悪者らしき者が退治されたこと3年前の事件でファイル島がなくなったことぐらいだった。聞いているうちに未来ってこんなふうになっているのか……。と感慨深く感じている。自分が過ごした世界が変化しているのは少し悲しかったが、ここがどれくらい未来かわからない以上しょうがないかとも考えていた。これからどうしようか……と考えているとデジヴァイスにメールが来る。

 

 

 

タイガ!今どこにいるの!

           byアグモン

 

 

 

そこまで読んでアグモンもこの未来に来ていたんだという安堵とともにタイガは急にアグモンに会いたくなった。見知らぬ場所で一人きりという状態ではない。ということが嬉しかったのだ。アグモンを探すために目の前のアグモンに別れを告げ走り出す。

 

「ごめん!オレ……アグモンを探しに行かないといけないから!いろいろありがとう!じゃあね!」

 

「あ!まって!もうすぐ僕のパートナーの太一が来るから!今ここら辺には凶暴でおかしいデジモンが出るらしいんだ!って……行っちゃった……。どうしよう……。」

 

「どうかしたのか?アグモン!」

 

「太一!」

 

そこへ来たのは緑色の制服を着た中学生ぐらいの少年。太一と呼ばれた少年は焦った様子のアグモンから事情を聞く。アグモンをパートナーとする人間がいたこと。別にパートナーデジモンがいる人間は珍しいことではない。3年前の事件以降少数ではあるが、だんだんと数を増やしていっているのだ。問題はファイル島を知っているということである。3年前にアポカリモンとの決着の時に新しく作られたデジタルワールドではファイル島は存在しない。ファイル島のことを知るのは、太一の仲間達とその前に居たとされる四人の子供たちだけなのだ。そのファイル島を知る謎の人間がパートナーもつれず危険な地帯へ行ったというのだ。

 

「行くぞ!アグモン!」

 

そのことを聞き、彼は仲間に連絡。その人間の後を追うことにした。

 

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