デジモン×デジモン~リ:デジタイズ・アドベンチャー~   作:行方不明

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第三話です。
誤字脱字は御手数ですが、ご報告ください。
感想、批評、批判お待ちしております。


第二話 ~戦闘開始!~

太一とアグモンが会っている頃タイガは黒い塔の近くにいた。あれからアグモンとのメールのやりとりでアグモンは黒い塔の近くにいることがわかったのだ。

 

「おーい!アグモーン!」

 

声を上げながら探すが、返事がない。この辺にいることは確かなのに……。嫌な感じがする黒い塔があることも相まって気持ちが焦る。その時、上空に影が降りた。ハッとなって見上げると黒いモヤで包まれたクワガーモンが居た。黒いモヤはヴィティウムのそれと似ていたが別物らしい。アレは自然現象のような感じがしたが、こちらは嫌な感じ……全身が警告を鳴らす感じがする。

 

「っぐ」

 

向かってきたところを紙一重で避けて黒い塔の後ろに回る。武器も持たない人間が真正面からでは勝てないのだ。――コロシアムで会ったある奴は除くが――羽音が聞こえなくなった。行ったのか?と思い息をつくと……掴まれた。腕に。クワガーモンは歩いて(・・・)回り込んだのだ。ここで腕に掴まれたのは運が良かったのだろう。ハサミで掴まれたら、大層なスプラッタが出来上がっていたに違いない。などとくだらないことを考えながら打開策を探す。どうやら、クワガーモンは自分を殺す気はないらしい。何処かへ連れて行こうとしている。これなら希望はあるかなぁ?と考えたその時――!

 

「ベビーブレス!」

 

放たれた炎がクワガーモンの目に当たる。ショックで離され落ちた。そこにはついさっきまで共にいたパートナーの姿があった!

 

「タイガ!大丈夫?またぼーっとしてたんでしょ?ダメだよ?ぼーっとしちゃ!」

 

「別にぼーっとしてたわけじゃないよ!気を抜いていたんだよ!」

 

「同じだよ!」

 

いつもの掛け合いをしながら笑い合う。二人揃ったなら怖いものはないのだ。負けない。そう思いながら、魔法のコマンドをする。パートナーを強くする魔法のコマンドを。

 

「アグモン!進化だ!」

 

「うん!アグモン!進化――……あれ?」

 

「アグモン?」

 

進化しないパートナーに困惑の視線を向ける。だが、困惑していたのは同じようで……

 

「あははー。進化できないみたい……。」

 

「えー!?」

 

笑って誤魔化すパートナーに驚愕を示すタイガ。それをアグモンが不服そうに

 

「いや、できないんじゃなくて邪魔されている?なんかそんな感じがする……。」

 

「いや、そんなことじゃなくて……。」

 

もちろんそんなこと言っても敵は待ってくれない。仕事は早くやる!そんな勢いで襲ってくる。結局タイガ達は……逃げるのである。

 

「なんでこうなるの~!」

 

「タイガ~!待って~!」

 

二人で逃げている……がはっきり言って遅い。いや、火事場の馬鹿力のせいか、いつもよりは速い。でもデジモンよりは遅いのだ。

 

「ベビーブレス!」

 

轟音がする。誰かが黒い塔を倒したのだ。土埃で前が見えなくなり、思わず足を止めてしまう。二人は土埃が晴れたとき驚愕の光景を目にする。

 

「「グレイモン!」」

 

タイガは思わず、隣のパートナーを見るがちゃんといる。アグモンの姿で。二匹が戦っているのを見ていると一人の――どこかで見たことのある――同じくらいの歳の少年がやって来ていう。

 

「大丈夫か?タイガ!アグモン!」

 

「あぁ。大丈夫だけど……どうしてオレの名前を?」

 

自身の名前を知っていることに驚きながら聞くと

 

「ああ、アグモン……今はグレイモンだけど。あいつに聞いたんだ。さっき会ったんだろ?」

 

「あぁ、会ったけど……。あいつがあのアグモン?進化できるの!?」

 

自分達ができない進化ができる……そのことに驚いていると答えは近くにあった。

 

「ああ。ダークタワーが近くにあると進化できないんだ。すぐに助けに行きたかったけど、オレ達はアレが近くにあると進化できないから……破壊のためにいろいろ動いてた。」

 

「ダークタワー?さっきの黒い塔のこと?ともかく今なら進化できるんだよね?」

 

確認の意味で問いかけると頷かれた。

 

「分かった!アグモン!」

 

「うん!アグモン!進化――!グレイモン!」

 

今度はちゃんと進化できた。グレイモンと頷くと共にグレイモンに助太刀に行く……が、

 

「あの……君のグレイモン……デカくない?」

 

「あの……オマエのグレイモン……小さくない?」

 

残された人間二人が同時に言う。成長期の時は同じくらいだったのに、どうして成熟期になると大きさが違うのか……。もしかしたら完全体や究極体もそうなのか。そういえばムゲンマウンテンで大きくなるキノコがあったが、もしかして未来の究極体はあれくらいがデフォルトなのか。などと考えているそばで二匹の火炎弾によってクワガーモンは倒された。どうやら大きさが違っても強さは同じくらいらしい。

 

「お疲……っ!」

 

戦ったパートナーに労いの言葉をかけようとした。かけようとしたのだ。クワガーモンが消滅するところを見るまでは。消滅。そう消滅だ。殺したのと大差無い。そんな現象を、自分の指示でしてしまった。とても恐ろしいことをしたような……取り返しのつかないことをしたような……そんな気がした。

 

「タイガ?」

 

「自己紹介がまだだったな。オレは八神太一……タイガ?」

 

一人と二匹が見ている前で……タイガは意識を……失った。

 




リデジ・デコードで思ったこと。
「なぜにカンスト値を一桁増やした……。」
ですね。アレのせいでカンストデジモンが作れなくなった……。
チクショウ。

そういえば、成長期でダークタワーが破壊できるのか?という質問については皆さんの胸にしまってください。まあ、太一達がいろいろやったということで。
あとリデジ、02双方の他の主要キャラの出番は未定です。中編なので。

まあ、それはともかく。
いつもどおり誤字脱字は御手数ですが、ご報告ください。
感想、批評、批判お待ちしております。



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