デジモン×デジモン~リ:デジタイズ・アドベンチャー~ 作:行方不明
レポートはまだ一つ残っているがな!
まあともかく更新再開します。
これまでが序盤としてここからが中盤です。
ではどうぞ。
暗い。ここは……どこだ……?わからない……?どうして……?なぜ?どこ?記憶さえも不確かな中、暗い世界を歩く。前に向かっているのか。後ろに進んでいるのか。それとも落ちているのか?昇っているのかもしれない。なんて考え、しかし考えたことすら闇に消える。そしていつもの疑問が戻ってくる。オレハ……ダレダ?
そのうちに声が聞こえた。誰のものかわからない声が聞こえた。どうやら声の主は自分に近づいているらしい。だが、いくら待っても声の主はやって来ない。そのうちに声が聞こえることすら忘れる……気がした。声が掠れる。声が……聞こえなくなる。だが、聞こえなくなることを許さないとばかりに……闇が変化した。クワガーモンだ。闇の中で、見えないはずなのにはっきり見える……気がした。まるで……声の主はオレだと。殺したくせに、忘れることなど許さないと。そう言っている気がした。
……殺した?誰が?オレが?オレが殺した?唐突なフラッシュバック。今までのことが閃光のように駆け巡った。そうだ……オレが!殺すように■■■■■に言ったんだ!今まで殺したことなどない。なんて言わない。ヴィティウムや彼女の部下は殺した。でも、それは……世界のためで、デジモンのためで。殺したという認識より倒したという思いが強かった。いつの間にか、クワガーモンだけではなく、彼女の部下たちも周りにいた。殺してやる。そう言っている気がした。誰か!助けてくれ!という声さえ出せずに……このまま死ぬのか。そう考えたとき……光が差した。暗闇の中に一条の光が。その光に押し出され、救われたと思い至った瞬間、声が……聞こえた。さっきまでとは違う。どこか優しい……声が。
「――――――」
「タイガ!起きた?大丈夫?あの後すぐ倒れたんだよ?うなされていたんだよ?」
起きてすぐにアグモンの顔が映る。前みたいに驚かない。辺りは……夜だろうか?暗い。上空には月がある。自分の体は寝汗でベトベトだった。さっきの夢を考えるに当然だったが。とりあえず、アグモンに話を聞こうとするが……
「ん?起きたのか?タイガ」
さっき助けに来てくれた少年がいた。よく見ると彼はコロシアムで会った少年に似ている。ここは未来らしいから、彼の子孫だろうか?割とどうでもいい思考で現実逃避しながら、これからのことのために話を聞く。
「聞いていなかっただろうからもう一度言うよ。オレの名前は八神太一。中学二年生。パートナーはアグモン。今はちょっと周りを見に行ってもらっている。タイガのことはタイガのパートナーのアグモンから聞いた。タイガが寝ている間に。」
「そっか。太一ね。それで……あれからどうなったの?」
軽く聞いたのだが二人は想像以上に深刻な顔で唸っている。
「ええっと。タイガが倒れたあと太一の仲間と合流してこれからのことを話そうとしたんだよ。」
「いいよ。俺が話す。あのダークタワーの破壊工作を頼んだ組からの連絡がなくなった。そして人間界へのゲートも閉じちまって連絡できない。少し待てば……異変に気がついて他の皆が行動を起こすと思う。」
そういった太一の顔には心配の二文字が浮かんでいた。おそらく連絡が取れない彼の仲間を心配しているだろうことが伺える。だが……気になることを言っていた。
「人間界へのゲート?すごいな!未来はそんなモノまであるんだ!」
「いや、ゲートって言っても誰もが使えるわけじゃなくて・・・・・・って未来?」
言い返されてから気づく。マズったと。普通こういうことは言わない方がいいのではと思う。SF的に。どう誤魔化すか……と考えていると……
「ええっと。僕たちがいたデジタルワールドはファイル島があったんだよ。でもここはファイル島が数年前になくなったって言うから……。未来なんじゃないかって。」
「アグモーン!」
タイガの苦悩を差し置いてパートナーが盛大にバラしてくれました。そこでまあいいか。と考えるあたりこの二人のポジティブさが伺える。
「ここが未来ってことは……タイガ達は過去から来たのか!?」
「えーっと……うん、まあ。」
どう話したらいいか分からず、曖昧に頷く。基本人間はどうしたらいいかわからない時は曖昧にするのだ。だが、逆に太一のテンションは上がっている。SFのような話が目の前にあるのだ。年頃の男の子なら興奮しないほうが少数派であろう。
「スッゲー!ええっとこういうのって、なんていうんだっけ?タイムトラ……トラベムーだっけ?」
「いや、タイムトラベラーね。そういえば未来ってどうなっているの?すごい進歩してそうなんだけど。」
呆れてツッコムが、タイガにとっても未来の話は気になったらしく、それぞれの世界の話を聞くことにする。ちなみにお互いの時代の話が始まった辺りから話についていけなくなった、アグモンはふてくされて寝ている。
「こっちではGIGOカンパニーができて数年して、オンラインゲーム「デジモン」が流行し始めたぐらいかな~。」
「こっちは21世紀になって……ダメだ……社会のこととかあんまわかんね~。」
「「ん?」」
そこでまで話していて二人は違和感に気がついたらしい。
「オンラインゲーム?」
「21世紀?」
「「え?」」
話していて二人はズレに気がついた。
軽い会話で現実逃避していたタイガにとって現実を直視せざるを得ない事実に行き当たった瞬間だった。
テストのために二週間ぐらいデコードやってなかったら、上級トレーニング失敗続きになった。
トレーニングってうまくいかないとイラッときますよね?
まあともかく。
いつもどおり誤字脱字は御手数ですが、ご報告ください。
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