デジモン×デジモン~リ:デジタイズ・アドベンチャー~   作:行方不明

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第六話……ある意味の説明会と最終決戦開始回です。
ではどうぞ。


第六話 ~黒幕!メフィスモン!~

朝、日が昇り始める時間帯にタイガは起きた。昨日のことで随分心配かけていたのだろう。太一と太一のアグモンが声をかけてくる。

 

「おはよう!よく眠れたか?」

 

「おはよう~?」

 

二人に応えるように挨拶を返す。

 

「おはよう。ぐっすり眠れたよ。寝すぎたぐらいだよ。」

 

「そっか。それじゃあ行くか。無理はすんなよ?」

 

「無理しないでね~。」

 

自分の心境の変化を感じ取ったのだろう。二人は心配そうな顔から、どこか安心したような表情に変わり、今日の行動のための準備に戻った。ちなみにタイガのアグモンはこの後、出発の時間ギリギリまでずっと夢の国から帰ってこなかった。

 

 

 

 

 

「「暑い~。」」

 

砂漠を行く一行だったが、同じタイミングで同じようにごねるタイガとアグモン。基本砂漠は、暑いは、体力が奪われるは、で大変なのだ。

 

「もうちょっとでオアシスがあったと思うから、そこまで我慢してね。」

 

「ほんとっ?」

 

オアシス……ということだけで元気が出るタイガ。昨日までのことなどなんのその。平常運転である。基本開き直った人間はいい意味でも、悪い意味でも強いのだ。そんなタイガを苦笑しながら一行は進む。

……がここで次元の歪みからデビモンが現れた。だが、現れるだけで攻撃してこない。ただ、雰囲気が違う。まるでここから先には行かせない。とばかりの雰囲気だった。その雰囲気に何かあると確信するタイガと太一。二人は頷きあって行動を起こす。

 

「ここから先に何かあるみたいだぜ?どうする?」

 

「どうもこうも……。行くしかないでしょ。アグモン!」

 

「だな。アグモン!」

 

テイマー二人の呼びかけにそのパートナー二匹が答える。それと同時に・・・・・・デジヴァイスから奇跡の光が力を放つ。

 

「「進化だ!」」

 

「「おう!」」

 

「「アグモン進化―!グレイモン!」」

 

二匹のアグモンがグレイモンに進化し、それぞれ挟み撃ちをするようにデビモンを追い詰めていく。デビモンの攻撃を片方のグレイモンが火炎弾で相殺する。お互いの技が相殺される瞬間にもう一体が攻撃する。二対一では流石にかなわないのか、デビモンは瞬く間に追い詰められていった。

 

「やれやれ、門番の仕事もできないとは……。やはり雑魚はどれだけ苦心しても雑魚ということですか。」

 

次元の歪みから新しいデジモンが現れる。だが、その雰囲気は今までのデジモンから感じたことのないほど、嫌な雰囲気だった。

 

「私はメフィスモン。アポカリモンのデータの残骸より生まれ、この世界に破滅をもたらすものだ。」

 

「アポカリモンだとっ!」

 

太一が声を荒げる。タイガはアポカリモンという名に聞き覚えこそあれ、それが太一とどういう関係だったのかわからない。しかし、雰囲気から良い関係ではなかったのだろうと推測する。そしてメフィスモンもその目的からして許してはいけない存在だとも……。

 

「ふん。選ばれし子供のリーダーにデコード能力者。どれほどのものかと思ったら……こんなものか。バルバモンもなぜこんな奴を殺して欲しいと願ったのか……」

 

「バルバモンだって!?」

 

元の世界での自分の敵の名前に思わず声を上げる。メフィスモンはそれがおかしくて堪らないような声で説明し出す。

 

「その通り。奴が向こうの世界を手に入れる上で邪魔になるであろう貴様をこちらに連れてきて排除する。奴は向こうの世界を手に入れたあと、この世界の破滅に力を貸す。そう言う契約なのだよ。まあ、奴が素直に力を貸すとは思えないがね。まあそれでもいいがね。こちらは君の、デジモンの力を引き出す力を手に入れ、さらに邪魔な選ばれし子供を始末する。たとえ奴が契約を裏切っても、こちらにも得がある。そう言う計画なのだよ。」

 

「現実世界に帰れなくなったのも!皆と連絡がつかないのもお前が原因か!」

 

メフィスモンが黒幕と分かり、ずっと気になっていたのだろう質問を太一がする。

 

「そうだ。皆今は私の力として使わせてもらっている。私を倒せば解放されるがね。だが、それも無駄なことだ。君達はここで終わるのだから。君達にとってもここで終わりにしてあげた方が、後腐れがなくていいだろう。」

 

メフィスモンが戦闘態勢に移る。それとともに、メフィスモンから発せられた攻撃が、デビモンに当たる。仲間に攻撃をするという事態を前にその場の全員が動けない。しかし……

 

「グウゥ……アアアアアアア!」

 

「「うわっ。」」

 

突如として奇声をあげ変貌したデビモンにグレイモン達は吹き飛ばされる。デビモンの変貌は止まらずに、マスクのようなものをつけたデジモンに変わった。

 

「進化した……?」

 

「進化を君たちの特権だとでも思っていたのかね?進化した完全体のネオデビモンだ。私共々お相手しよう!」

 

完全体二体を前に、出し惜しみしている暇はないと考えたタイガ。すぐさま、グレイモンに指示をする。

 

「グレイモン!究極体だ!」

 

「グレイモン!ワープ進化―!ウォーグレイモン!」

 

この世界での最後の戦いが始まろうとしていた。

 




メタルグレイモンファンの皆さんスミマセン。
話の都合でメタルグレイモンは出ません。
太一のアグモンも含めて。
ついでに成熟期から究極体ですが、ワープ進化です。二段階進化だとカッコつかないので。

いつも通り誤字脱字がありましたら、御手数ですがご報告ください。
また感想、批評、批判お待ちしております。
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