Fate/Terminated Point   作:NeoNuc2001

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眠い。

ミスがあってトップに出ないので再投稿


Lost Memory 裏

世界はとっくの昔に滅んでいた。

 

表では内戦が起きていたり、核攻撃が示唆されていたりと懸念要素は多かった。

 

しかし、魔術的には星は100年前から滅んでいた。

 

なぜならば、地球からあふれでるマナが圧倒的に少なくなったのだ。

 

魔術協会は様々な魔術的検証を行い、その結果、各種ロードの承認を経て、それは決定的な事実となった。

 

魔術師たちはその立場を捨ててでも根源に至ろうとした。

 

魔術使いは必死で星を永続させようとした。

 

核によって生まれたいまだ未知なる景色によって根源にたどり着こうとした者がいた。

 

魔術そのものを終わらせることでマナという概念を失くし、観測の無意味を証明しようとした者もいた。

 

前者は核のあまりにも強大な力に耐え切れず、後者は科学的にも世界が崩壊していることで意義を失った。

 

 

 

 

 

 

とは言え、彼らにはまだ選択肢があった。

 

魔術と科学を融合させ、新たな環境に耐えられる遺伝子を開発しようとしたのだ。もしくは、核そのものを消そうとしたのだ。

 

魔術的に言えば、ホムンクルスから始まる錬金術、強化魔術、支配魔術、果てには置換魔術まで利用されることになった。

 

科学的に言えば、クローン技術や未分化細胞、遺伝子組み換え、特殊防護服、免疫獲得などが進められた。

 

人類はまだ発展できる、手をつなげばどこまでもいける。

 

開発は核の影響が出ていない南極で行われた。

 

彼らの進化による技術は凄まじいものだった。魔術は科学を忌み嫌うもの、科学は魔術を否定するもの、その二つが手を取り合う結果はどれほど強力なのか。そして彼らは魔術を精査し研鑽するのではなく、魔術を使用することに全力をだした、そこには不可能はないと思われた。

 

ゆえに彼らは気づかない。

 

マナを失い、魔術の原理が広く知れ渡り、神秘など既に失った。にも関わらず魔術は正常、否これまで以上に効果があった

 

それに気がついたのは対放射能における薬の開発で一定の成果を上げた頃だった。すばらしい物ができたがそのときには、

 

実験で観測した数値は安定せず、

計算式の定数項が変化し始め、

設備に不調が出始めた。

 

そう、物理法則が崩壊したのだ。

 

これは人類に対する絶対的死を与えるものであった。

 

なぜならば、魔術はもはや科学の上に成り立っているものだからだ。科学が魔術を隠蔽することで、魔術はわずかながらに生存していた。しかし物理法則が消えることでその隠蔽もできなくなり、魔術も共に死んでしまうのだ。つまり発生するのは、人類文明の滅亡である。

 

この事態の発生の原因は特異点ではなく、原初の一(アルティメット・ワン)の仕業でもなく、無限の計算による決定づけられた意図的な結果でもない。そこにはいかなる矛盾も違和感も存在せず、定められていた運命だけがあった。

 

 

結論としては人は星に悪影響は与えていなかった。しかし、単に星の寿命が限界だった。人で例えるなら、衰弱死が適当だろう。

 

ガイヤは滅んだ。星が死んでしまった以上、人類は生きていくのにあまりにも貧弱だった。

 

これが彼らのデットエンドであり、人類史という旅路の終点。ここからは道場でも、なんでも好きなところに行けばいい。

 

ここから始まるのは、数少ないマスターによる、人類としては身勝手で無意味な戦い

 

終焉にして原初の聖杯戦争の開幕である。




魔術弱体=>科学が補強=>科学オワタ=>魔術も道連れ=>魔術死亡

まとめるならこんな感じ。

きっとカルデアスも作られたのだろう。グランドクラスも召喚したかもしれない。原初の一と戦ったかもしれない。けど意味はなかった。

鋼の大地に似ていますが、まったく逆の方向に向かっています。つまり

人類がいたずら=>地球がマナを減らす:鋼の大地

人類がいたずら<=地球がマナを減らす:今作

という風になっています。

なんかいつか出すかもとかいってましたが、案外早めにでました。勤勉ですね...




実態は設定を忘れないためのメモ書きみたいなものです。

なので大幅改稿とかするかもしれません。(デュマさん呼ばないと...)

最後にこんな駄文をよんで下さってありがとうございます。

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