右から左にギュイン   作:星匠

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すいませんでした。だいぶ遅れてからの投稿です。
どうぞ


思いでの木ノ下で

「す~~~はーーー」

 

タルトは家を出ると深呼吸をした。16年間吸ってきたここの空気を今の内に吸えるだけ吸っておこうと。

 

「やっぱりここの空気は美味しいな」

(あっちの世界じゃ考えられなかったな、こんな素晴らしい場所があるなんてこと)

 

そんなことを考えながら歩くとエマが初めてバンダナを飛ばした木ノ下にいた。

 

(エマに本当の事喋っても大丈夫かな?)

(俺、旅で生きてかえって来れるのかな?)

 

木下にいたら青い髪の少年が近づいてきた。昼間のスライムだ。村の人達が名前を考えた結果青い髪で元スライムだからブルースになった。

 

「こんな夜に何をしてらっしゃるのですかな。もしよかったら相談に乗りますよ。」

 

隣に座ってくる

 

(こいつ見た目小学生なのに凄いしゃべり方してるな)

「嫌別にちょっと考え事してるだけ」

「そうですか。ちなみに考え事とは?」

(こいつだいぶづけづけと入ってくるな。)

「………エマに自分の事をちゃんと話した方がいいのかなって」

「それはそうですよ。なんと言っても大切な人なんですから。」

「でも、それを言って退かれるかもしんないんだよ。」

 

ブルースはそこで顎に手を置き喋る。

 

「エマさんは貴方にぞっこんなのでそんな事あり得ないと思いますよ。」

「そう…か………そうだよな。うん。わかった言うよ。ありがとな」

 

ブルースは立ち上がりながら自分のお尻を、叩いた。

 

「それでは、私はこれで」

「おう、ありがとな。」

 

ブルースは手を振りながら去っていく。すると別の方向から手に赤いバンダナを持ったエマが歩いてきた。

 

「タルトもここに来てたんだね。」

「あ、ああ外の空気が吸いたくてな。」

「そっか」

「おまえは?」

「私はタルトに会いたかったからかな?なんとなくここに入るような気がしたんだよね。」

「ふ、ふーん。それすごいな。」

(か、可愛すぎるぞこいつ。)

 

エマの顔はテレテレの状態でタルトはデレデレな顔をしていた。

 

「なぁ、エマ」

「うん?」

「もし、もし俺が前世の記憶があると言ったら信じるか?」

 

タルトは緊張した顔になり、エマは何を言っているんだ。みたいな顔になっている。

 

「そ、それは夢の中のお話?」

「いや、本当なんだ。俺実は学生やってて、とあるお遊びをしていたら、赤ん坊になってたんだ。ビックリしたよ。目覚ましたら体縮んで赤ん坊だもん」

「………」

「まぁそれで俺は母さんとマルティナと言う姉さんみたいな人に川の近くまで運んで貰ってこの村に流れ着いたんだ。で、姉さんを救うために勇者の力と俺の右手の力を使って体を大きくしたんだ。大きさは今の身長くらいかな。」

 

エマは真剣な顔でタルトの顔を見つめる。

 

「変………だよな。こんなこと言って。ごめんやp「タルト凄い」へ?」

 

エマの顔がびっくりする位の満面の笑みになる。

 

「いや~実はタルトの考えたりしている事がみょ~に大人っぽかったりしたから、実はオッサンじゃないかとか考えてた事もあったから、いや~まさか本当にオッサンとはね~」ニマニマ

「はあ!オッサンじゃないし体は16才だし問題ないし。」

「でも心はおっさんじゃん」

「ぴちぴちです~」

 

するとエマの顔が満面の笑みから微笑むような顔になった。まるで全てを許してくれるような。天使のような。

 

「良かった。タルトの顔が普通になった。やっぱりその顔が一番良いよ。」

「へ?」

「話している最中のタルトの顔すごく寂しそうな顔だったもん。」

 

話している最中のタルトの顔は絶望しているような顔になっていた。

 

「そんな顔してるタルト見たく無いもん。」

「………ありがと」

「どーいたしまして」

 

二人の間に静寂が広がる。まるで今までの二人での思い出を思い出すように。先にこの静寂を破ったのはエマだ。

 

「ねぇタルト。旅から帰って来てね。絶対。」

「ああわかった。」

「帰ってきたらこのバンダナまたとってね」

 

そういいエマは持っているバンダナを放り投げ木に引っかけた

 

「じゃ。また明日。」

「あ、ああまた明日。」

 

その帰り際エマの顔に涙が流れていたような気がした。

 

 

 

 

 

 




遅れた理由はここの話の内容が全く出来ませんでした。
しかも書いた内容がこれ。実はあまり内容に納得いってません。後々帰るかも。顔って文字入れすぎました。

失踪はしたくないので出来るだけ完走します。

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