静かな恋の物語・18号編   作:ゼロ・リミット

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クリリンが風邪をひいてしまい、その看病のために一緒に生活すると言い出した18号。18号には、なにやら思惑があるようだが・・・


第4話 18号の気持ちとは

 

前回、クリリンが風邪をひいてしまいその看病のため18号がカメハウスで一緒に生活すると言い出した。クリリンは不安と喜び、18号は自分の感情の正体を見つけるべくカメハウスでの同棲が始まった・・・

 

 

 

 

クリリン「今家の中を案内するから付いてきてくれないか?」

 

クリリンが咳き込みながらそう言うと

 

18号「風邪ひいてる奴が何言ってんだい・・あんたは寝てな・・・家の中は私が勝手に見てくるよ・・・」

 

18号はクリリンを半ば強制的に布団に寝かせ家の中を探索し始めた。

18号が衣服を置いてあるところを見ていると

 

18号「・・これはッ!・・・」

 

それはクリリンが今まで18号との修行で着ていた道着である。18号はそれを手に取ると

 

18号「バカだね・・こんなになるまで使い続けて、新しいのにすればいいのに・・・」

 

軽くホコリをはたくようにパンパンと手で払うと、何故かその道着がとても綺麗に見えた

 

18号「なんで・・なんでこのボロ道着がこんなにも綺麗に見えるんだい・・?」

 

それは18号が3ヶ月もの間クリリンの頑張る姿をずっと見ていたために、18号のクリリンに対する評価が変わってきたとも言える・・

 

18号「けど・・・やっぱり変だ・・」

 

18号はクリリンに何か特別な感情を抱いてるつもりはない。だが、

 

18号「普通のボロ道着のはずなのに・・何故こんなにも胸が締め付けられるんだ・・・?」

 

18号が初めてこの痛みを感じたのはセルゲーム後の神殿だった・・・

 

〜〜〜〜〜セルゲーム後、神の神殿

 

クリリン「人造人間の17号と18号を元の人間に戻してやってくれないか?」

 

18号「・・・・!!」

 

この時、18号の心に謎の痛みを感じた・・最初はメカの故障かと思ったらしいが、18号の体は自爆装置と永久エネルギー炉以外は人間の為とても不思議に思っていた。

 

〜〜〜〜〜現在、カメハウス

 

18号はクリリンの道着をじっと見つめていたが、何か思いついたのかクリリンの道着を自分の顔に近づけて

 

18号「す・・少しくらいなら・・・いいよな?」

 

18号は道着のにおいを吸い込んでみた。すると

 

18号「なんでだろう・・・落ち着くにおいだ・・」

 

18号はその道着に染み付いたクリリンのにおいを頭に焼き付けていた。

 

18号「・・( ゚д゚)ハッ!何をやっているんだ。わたしは、」

 

しかし、すぐ我に戻ると道着を元の場所に戻しクリリンのいる場所へ戻っていった。

 

クリリン「大体、家の形は掴めたかな?」

 

 

18号「あ・・あぁ、問題ない。それより、お腹すいてないかい?」

 

 

クリリン「あ・・そういえば、まだ朝ごはんも食べてなかったな・・」

 

クリリンは18号が来るまで布団で寝ていた為にお昼過ぎまで何も食べていなかった・・

 

18号「病人は栄養つけなきゃいけないのに、何やってんだい・・全く・・・。」

 

そう言うと18号は台所に行って冷蔵庫を開いた。すると、

 

18号「これしかないのかい!?・・・これじゃお粥くらいしか作れないじゃないか・・」

 

冷蔵庫に入っていたのは卵が2、3個と野菜が少し。後はお米しか無かった

 

クリリン「病人は・・お粥を食べると思うんだけど・・・」

 

クリリンが布団から体を半分乗り出した状態で話していた。クリリンの顔は熱で赤くなり、茹でダコのようになっていた。

 

18号「そんな顔赤くして動き回ってるんじゃないよ・・」

 

18号は呆れたようにクリリンを見ると

 

18号「わたしがお粥作ってやるから、あんたは寝てな!」

 

そう言うと18号は台所でお粥を作り始めた

 

ーーーー数分後

 

18号「ほら、お粥だ。ありがたく食べな・・」

 

18号がクリリンのいる布団まで持ってくるとクリリンは

 

クリリン「あ・・あぁ、いいよ。俺がテーブルまで行くから・・」

 

クリリンが布団から出てこようとすると18号は少し怒り気味で

 

18号「病人は寝てろって言ってるのが分かんないのかい?!」

 

クリリンはその言葉を聞くと黙って布団に戻った

 

18号「ほら、早く食べて寝てな・・」

 

しかし、反応が気になるのかクリリンが食べるのを見つめる18号

 

クリリン「そ・・それじゃあ、いただきます!」

 

 

18号「め・・召し上がれ・・」

 

 

クリリン「・・・・・美味しい・・・」

 

18号は聞こえなかったのかクリリンの方をじっと見て

 

18号「ど・・どうだい?味は・・・」

 

クリリンは18号の視線に気づくと、18号の方を向いて

 

クリリン「美味しいよ!ありがとう、18号さん」

 

そう言われて18号は顔を赤くして

 

18号「そ・・・そうかい、ま・・まぁ、美味しいなら良かったよ」

 

18号のその言葉を聞いて、クリリンは茹でダコの様な顔をさらに赤くした。

 

クリリン「か・・可愛すぎるよ、18号さん。」

 

クリリンはそう言うやいなや、布団に倒れ込んでそのまま寝てしまった。

 

18号「バカだね・・後片付けくらい自分でしないかい・・・」

 

そう言いながら、クリリンが食べ途中の皿を台所まで持ってきて片付けようとしたが、

 

18号「そういえば、わたしは料理したことないんだが・・そんなにうまいのか?わたしの料理・・」

 

18号はクリリンの残したおかゆを食べてみると、

 

18号「な・・・なんだい!?これは・・・こんなの食べたことない」

 

18号はお粥と言えるようなものを作れていなかった。それに塩と砂糖を間違えて入れたために、味がさらにおかしくなっていた・・

 

18号「あいつ・・ホントはまずいのに、なんで美味しいなんて言ったんだ?訳が分からない・・・」

 

今の18号は恋愛などの感情は全くわからずクリリンのしたことが到底理解出来なかった

 

18号「バカだね・・・早く治しなよ。」

 

その時、また18号の心にモヤモヤしたものが現れた。

 

18号(またこの感情だよ・・・なんで、こんな気持ちになるんだ?胸が締め付けられてるように痛い・・)

 

18号はその感情の正体を知るためにはどうすればいいのか考えた・・そして、その日はクリリンの横で静かに眠った。

 

 

次回、18号は謎の感情の正体を知ることができるのだろうか。そして、それを知るためにある人のところへ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうも皆さん、ゼロ・リミットでございます。第4話いかがだったでしょうか?着実に一歩一歩近づいていく二人の関係はこれからどうなるのでしょうか。次回、第5話是非ご覧下さい
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