正義の味方と未知なる科学   作:春ノ風

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第十話 その名は

入学式から三日後。今日はシロウとセシリアの戦いの日である。第三アリーナの観客席では噂の二人目の男性IS操縦者であるシロウを一目見ようと超満員で観客が埋め尽くされている。

 

それも二日前のシロウと箒の剣道の手合わせを見た者から始まった噂が今では全校生徒に知れ渡っているのも要因の一つだろう。

 

その噂とは剣道の全国大会の優勝者を子ども扱いした――――これは事実であるから、シロウは別に気にも止めなかった。だが、問題は次の噂だ。何でもISを使わずにISを圧倒できるとか......。――――これはあながち嘘ではないが、その事を知っているのは世界でも三人だけのはずなので、その様な噂が立った時は素直にシロウと千冬は驚いた。今時の女子高生の妄想は秘匿された事実にまで到達するらしい。

 

+ + +

 

現在第三アリーナ・Aピットには三人の少年と少女がいる。

 

「頑張れよ、シロウ」

 

その中の一人の少年、織斑一夏が今から始まる友人のための応援メッセージを送る。

 

「あ、ああ......」

 

先頭に立つシロウが後ろを振り返り、返事を返すが何故か元気がない。それを不思議に思った一夏は首を傾げていた。そして、返事を返した時に残りの箒と目が合ってしまった。

 

「..................ま、負けるなよ」

 

「......おう」

 

長い沈黙の末のぎこちない応援。その声にはいつものような覇気はない。まぁ、仕方ないか、とシロウは思う。昨日今日といろいろあり過ぎて大変だった。何が大変だったかと言うと、簡単に言えば二度目の箒の暴走がだ。そして、何故暴走したかと言うと......、二日前に一夏が蒔いた種の回収に試みた結果だ。もちろん、実質上巻き込まれただけのシロウにほとんど被害はなかった。悪いのは一夏であってシロウではないのだから。それを理解していたからこそお仕置きの一発や二発は覚悟しとけよと忠告し、一夏もそれなりの覚悟で挑戦したのだ。だが、二人には一つ盲点があったのだ。

 

 

 

――――一昨日の放課後、場所は再び剣道場。

 

「......それで、言い残すことはないな?」

 

そして、再び殺人鬼染みた台詞。もし、手にしている獲物が竹刀ではなく刃物ならば、お巡りさんが駆け付けてきてもおかしくないだろう。今の箒を見て逃げ出さない勇敢なお巡りさんがいればの話だが......。ちなみに、今日は刺激が強くなるだろうと予測してこの場に三人以外の生徒はいない。

 

「......な、ない」

 

震えながら正座し、答える一夏。命乞いをしないのは男のプライドか、それともどうせ無理だと諦めているのか。どちらにしてもその潔さに天晴れとシロウは口にしたかったが、どう考えても雰囲気ぶち壊しだし、下手をすれば巻き込まれかねないので心の中で叫ぶだけにした。

 

「......よし、いい覚悟だ。その覚悟に免じて二十にまけてやろう」

 

「「は?」」

 

その言葉の意味を脳が正しく理解する前にパァッンと響きのいい音が剣道場内で響く。

 

シロウと一夏の盲点。それは箒のお仕置きが一発や二発と軽く見積もっていた事だ。だが、その十倍、二十倍叩かれるなど誰も予想出来なかっただろう。パパァッンと再び二度連続叩く音が響き渡る。

 

「......ちょ、ちょっと待て!篠ノ之」

 

あまりの事態に一瞬呆然としてしまったが、急いでシロウは箒を羽交い締めにする。シロウが駆け寄る前に一夏は更に数回叩かれたが、それでも七回までで止める事が出来た。

 

「ええい、離せ!フルーレ!!」

 

「馬鹿!!お前一夏を殺す気か!?」

 

「馬鹿とはなんだ!!私は一夏性根を叩き直すだけだ!!」

 

「その前に今のソレを直視しろ!!」

 

――――さて、ここでよい子に問題だよ。人の頭目掛けて全力で竹刀を振り下ろすとどうなるかな?痛いよね?でも痛いですんだらいいよね?次の問題だよ。日本一の女子高生の竹刀で何度も叩かれたらどうなか?そんなこと決まってるよね。良くて脳震盪起こしてぶっ倒れる。悪くてDEAD的な?さくっと死んでさくっとこっちに来なさ~い――――

 

「い、一夏......?」

 

シロウが喝破し、ようやく冷静になり開放された箒は目の前のソレに言葉を掛ける。

 

「............」

 

だが、返事はない。ただの屍のようだ。

 

「おい、起きろ!一夏!!」

 

胸ぐら掴んで平手打ち。気絶してなおこの仕打ちはあまりにも哀れである。

 

「馬鹿!!軽い脳震盪起こしてるんだから揺らすな!!」

 

「ど、どうすればいいんだ!?」

 

「とりあえず、安静にして寝かせとけ。直に目が覚めるだろう」

 

 

 

――――という事件が起きていた。脳震盪には記憶喪失という症状が時折発症するがこの時、幸か不幸か、見事なまでにこの事件に関する一切の記憶が一夏の頭から消えていた。よって、このシロウ命名『織斑一夏殺人事件(仮)』はシロウと箒の胸の中で仕舞われた。

 

そして、頭に出来た怪我のことなどは何とか二人で誤魔化して階段から落ちたことにしている。......ちなみに、竹刀を見たら何かを思い出すのかたまに震えている。

 

「......ブ、ブルマが............」

 

とか言いながら。......ブルマ?

 

『フルーレ君!』

 

この場にはいないはずのシロウたちの副担任山田真耶の声が聞こえた。三人がその声に反応し後ろを向くと、そこには今まで何も映されていなかったモニターに真耶と千冬の姿があった。

 

『コレがオルコットさんのISです』

 

カタカタと手馴れた様子でキーボードを叩く。すると、二人が映っているモニターの隣に新たなモニターが現れる。今さらだが、前の世界の科学者が見たらどう思うのだろうかとシロウは疑問に思う。ここまで到達していたのか?それとも全く辿りついてないのか?科学に疎かったシロウにそれはわからない。

 

「コレがセシリアのISかぁ」

 

モニターに映し出されたのはもう既にアリーナに登場していたのか、青いISを装着したセシリア・オルコットである。隣でシロウと一緒にモニターを見ている一夏が感嘆の言葉を呟く。まともに見るのはほとんど初めてに近い専用機は新鮮味が強いのだろう。だが、いつもシロウは思う。もう常識的な事ではあるが、何故女性用のISスーツは水着の様になっているのだろう?作った者の性格が疑われる。......まぁ、最初に作ったのがあの束だからなのだろうと一人で納得する。

 

「さてと......」

 

そう言ってシロウは制服を脱ぎ始める。下にはすでにISスーツを着ているので恥ずかしくはないのだが、それをモニター越しで見ている真耶の顔は真っ赤になって両手で隠している。もちろん、指と指の間は広くてその意味を為していないが......。

 

『ごほんっ......。山田先生............』

 

『はいッ!!』

 

千冬が咳払いし、咎める様に名前を呼んだら心臓が飛び出るのではないだろうかと思える位の勢いで真耶は返事をしていた。 その様子を見ていた一夏と箒は一体何をやってるんだかと呆れていた。

 

『シロウ。いつも通り、相手の特性は“お前の眼”で見極めろ』

 

脱衣が終わり、黒のISスーツを着込んだシロウに千冬が声を掛ける。その表情はいつもと同じ。 だが、無意識にシロウの事をシロウと呼んでいると二年前に戻った様な感覚になってしまう。

 

「わかっていますよ、千冬さん」

 

だから、そう答えてしまうのは当然だとも言えよう。

 

『学校では織斑先生と呼べ』

 

「なら俺もフルーレと呼んでください」

 

『む......』

 

「私はシロウと呼んでいたのか?」と口を隠して三人には聞こえないほど小さな声で隣の真耶に問い掛けていた。

 

千冬は重要なところでは絶対にミスをしないのだが、たまに抜けているところがあるのは実に可愛らしい。凛も見習ってくれればいいと思うが、あれは代々家系から伝わる呪いの類。今さらシロウが悔いても仕方がないことであるし、その呪いに巻き込まれるのは士郎であってシロウではない。

 

「......ク」

 

つい、あの後の二人を想像してしまう。きっと、凛がいるのだから士郎は間違いを起こさないはずだ。なんせ、自分が認めた主が衛宮士郎をエミヤシロウの様な狂った生き方はさせないと言ったのだから。

 

「む......、おい、フルーレ!お前今笑ったろ?」

 

「は?」

 

何故だかシロウの知らないうちに千冬の機嫌を損ねてしまったらしい。

 

「勘違いだ。私は君を笑ったつもりはない」

 

「「『(......私?......君?ていうか敬語は?)」」』

 

三人の疑問を他所に二人の言い争いは続く。

 

「ふん、どうだかな......。いや、いい機会だ。コレが終わったら剣道場に来い」

 

「......なぜそうなる」

 

「来ないのか?ならば、私の不戦勝という事で構わないな?」

 

「ク......、了解した」

 

今からISの試合が始まるというのに二人の話の中にはその事はまるで関係ない様に続けていた。この時、子どもっぽい挑発や負けず嫌いなところなど千冬の意外な一面を見て真耶は驚いたと言う。

 

そして、シロウは脱いだ制服のポケットから紅い宝石を取り出す。本来、この宝石の用途は首飾りなのだが、シロウは一度も首に掛けた事はない。いつか千冬がそのことについて尋ねて見たこともあるが、はぐらかされて結局その理由も知らずじまいのままだ。

 

「――――同調、開始(トレース・オン)」

 

目を瞑り、念じる様にシロウは宝石を握り締めて一言呟いた。それだけで光の粒子が現れ、徐々に形作る様にISアーマーが形成されていく。

 

――――そうして、最強の姿が展開された。

 

「これが......シロウのIS?」

 

一夏が目を見開きながら呟いた。そも、ISとは言ってしまえば機械の塊。だというのに、その姿は幻想的過ぎたのだ。機械的であると同時に神秘的でもある。無言のまま我を忘れるように見入る箒だけでなくいくつかの専用機を目にした事のある真耶ですらその姿に見惚れてしまうほどに。

 

量産型だけでなく専用機のISアーマーでもほとんどが胸部や脚部など一部一部に装甲が展開されているだけだがシロウのISはその一般的なISとは一線異なるものだった。首の根元から爪先まで全て展開され、露出している箇所などどこにもない。そして、何より特筆すべきは紅く燃える炎のような紅色に、滑らかで鋭い剣のように流麗な鋼色を組み合わせたフレーム。その二色に純白を加え重ねたスカートの様に拡がる脚部のスラスター(推進システム)も重厚な作りをしているにも関わらず一見では軽やかにも思えてしまう。

 

『......綺麗』

 

真耶が小さく囁いた。それほどまでにシロウのISの外観は紅と銀の色合いが見事なまでに鮮やかなコントラストをなしていたのだ。その姿は気品溢れる騎士を思わせる。事実、このISは色こそ異なるがシロウの知る中でも最も美しい騎士の姿を象ったISだ。故に、このIS以上に美しいISはないとシロウ自身自負していた。

 

外に射出されるカタパルトに乗るためシロウが歩き出す。だが、それでも機械の駆動音がほとんど聞こえない。それよりも小さくガシャ、ガシャとまるで鎧と鎧が擦れる音のようなものが聞こえる。

 

「では、行って来る」

 

『おう』

 

放心している三人を尻目にシロウと千冬は短い挨拶を終える。初めてのISでの試合は多少は千冬も心配して声を掛けていたが、今ではこの様な短い挨拶程度になってしまった。

 

「(......まぁ、これも信頼の証だろう)」

 

そうシロウは心の中で苦笑しながらカタパルトに足を乗せ、そのまま身を任せる様に射出した。

 

+ + +

 

ピットから勢いよく飛び出たシロウはそのまま一回転してアリーナに着陸した。ISを操る者にとってその程度造作もない事だが、IS操縦者であるはずの観客席に座る女生徒たちはシロウの出場に大盛り上がりだ。それでもその歓声を前に萎縮することなく上空に浮かぶセシリアを見上げる。その凛々しさとISの美しさも相俟って翌日からシロウファンクラブが出来る事をまだシロウは知らない。

 

「はぁぁ、それにしてもフルーレ君のISは綺麗ですねぇ」

 

リアルタイムモニターを見ながら真耶が呟く。それを聞いた千冬は当然だろう、と自分の事でもないのに心の中で誇り、自然に気持ち分だけだが胸も張っている。

 

「......織斑先生はフルーレ君のIS見たことあったんですか?」

 

あれだけ自分が見惚れたのに、隣の千冬のリアクションがあまりにも薄いことに疑問に思ったのか、真耶はおずおずと千冬に尋ねてみた。

 

「......私は入試であいつの教官として戦ったからな」

 

もちろん嘘だ。緊急来日して緊急入学したシロウにそのような時間は一切なかった。全て束に情報を改竄されて、データー上そうなっているに過ぎない。だが、真耶は千冬の言葉を真に受けて微塵足りとも疑おうとはしていない。

 

「それにあいつも私と同じようにドイツ軍にいて、当時からの知り合いだった」

 

「あぁ、そう言えば新聞にも載ってましたね」

 

つい先日載った新聞の内容を思い出したのか、真耶はそんなことを口にした。だが、自分で言ってはたとあることに気がついた。

 

「......と言うことはフルーレ君は当時からISを操縦出来たんですか?」

 

「ああ、そうだ。あいつは二年前からISを操れたが、公にされたくなかったんで隠蔽し続けていた」

 

「どうしてそんなことをしていたんですか?」

 

「あいつにはしなければならないことがあったからだろう」

 

「しなければならないことって?」

 

然知ったりと喋り過ぎたことに少し後悔した。これ以上先は契約を破ることになる。いくら気をよくしたからと饒舌になり過ぎたのだ。......なぜ、気がよくなったのかは千冬自身よくわかっていない。

 

「......プライバシーに関するところだからそこまでは知らん」

 

この話はここで終了と言わんばかりに強引に打ち切った。その意図を感じ取ったのか真耶もそれ以上追求しなかった。

 

もちろん協力者である千冬が何のために隠蔽し続けていたかを知らないわけがない。こうまで簡単に人に嘘をつけることになったことに千冬自身驚き、その原因である人物に目を移す。

 

「(......変わったな)」

 

織斑千冬という存在が良くも悪くも変わりつつあることには自覚している。九つも離れている子どもに感化されるなんておかしな話だと思う。だが――――

 

「(――――それも悪くはない)」

 

周りからはクールだとか冷徹だとか色々と囁かれているが、やはり千冬も一人の女性。年下とはいえ、妙に大人びた少年から少なからずとも影響を受けている。千冬がそんなことを事を考えていると隣から視線を感じた。

 

「何だか嬉しそうですね」

 

「......ん?そうか?」

 

真耶がそう思うのも無理はない。いつも仏頂面とまでは言わないが笑顔を見せることのない千冬が口角を上げているのだ。そう捉えても不思議ではないだろう。

 

「それにしてもあのフルーレ君のISの一体何なんですか?」

 

真耶も千冬に尋ねる。真耶の前にあるディスプレイにはシロウとセシリア両機のISのデーターが並べられているが、シロウのISは全て『unknown』。つまり、一切のデーターが不明なのだ。 いくら秘密主義だからと言っても名前くらいは別にいいだろうと相変わらずのシロウの徹底振りには舌を巻く。シロウ曰く、情報とはどの様にして第三者に伝わるかわからないので、隠せることが出来る情報は全て隠すべきである。小さな情報一つで命取りになるし、交渉時の材料となることもある。とのことだ。

 

「ああ、あれか......」

 

一瞬教えるべきかどうするべきかを考えたか、このコトは契約の範囲外であるし、千冬がシロウの秘密主義に付き合う理由も特にないため正直に答えることにした。

 

「あれは世界最古のISだ」

 

「え?一番古いのって『白騎士』じゃなかったんですか?」

 

真耶の驚愕は当然のものだ。世界で初めて確認されたのも、公式に認定されているのも『白騎士』。もちろん、試作機もいくつかあったがどれもISとしては欠陥品だったため数に数えていない。

 

「まぁ、公にはされてないことだがな」

 

「すごいですねぇ。という事は織斑君だけでなくフルーレ君のISも篠ノ之束博士が直接手がけたモノなんですね」

 

「............」

 

ここで二人の会話の中に齟齬が生じる。千冬は一度も束の名を出していないし、肯定もしていない。

 

真耶が自己完結しているので千冬は何も言わないが、残念ながら真耶の推測は外れている。一夏のISはともかく、シロウのISの開発に束は何も関わっていない。むしろ、ほとんどわからずじまいのまま今に至るのだ。束が何もわからないままドイツを出る時の悔しそうな表情は印象的だ。

 

「それじゃあ、あのISの名前は何て言うんですか?」

 

「あれは最古でありながら、他とは全く異なったIS。そして、あの形は最強の騎士を象ったISだ。故に私たちはあのISをこう呼んでいる――――」

 

 

『――――TYPE-ZERO Saber』

 




「はぁい!皆元気にしてるかな?ゲームは一日一時間。携帯小説は一日三十分。皆はこの公約守っているかな?守らないとどこかの作者みたいに視力が2から一気に0,5までダウンしちゃうぞ♪あ、でも最近お洒落な眼鏡が増えてきたからあえて眼を悪くして......、って伊達眼鏡もあるんだったわね。ああ皆は伊達眼鏡の伊達はどういう意味か知ってるかな?知らない人は新しくインターネットを開いて調べてみてね。え、私?私がそんなの知るわけないじゃない。眼鏡掛けないし」

「タイガ、タイガ!あんまり前置きが長いと始まらないわ」

「む......。そうね。じゃあ一度やり直しましょう」

Take2

「はぁい!タイガー道場始m――――」

「みじかーい!!というか短いってもんじゃないわ!前置きが何一つ入ってないじゃない!!」

「え?お約束じゃん」

「いらないわよそんなの!今の若者は常に新しいモノを求めているの!!そんな古臭いボケのニーズは一切ないわ!!」

「......わかったわよぅ。じゃあ、ちゃんとやり直すわ」

Take3

「はぁい!みんな改めてこんにちは!!主人公のDEAD的な状況を魔法を使ったようになかったことにする無敵のタイガ道場師範タイガでーす」

「はーい、毎回人気投票でTOP10に必ず入るイリヤでーす」

「ちぇすと!!」

「いたーい!何するのよ!?」

「だまらっしゃい!!貴様はこの道場ではイリヤではない!!正式名称弟子一号である!!わかったか、弟子一号?」

「うぅ......、年を喰った女のジェラシーは怖いであります」

「何か言ったか!?」

「いいえ!なにも言ってませーん」

「よし!それでは本編とは関係ないこのタイガー道場の趣旨を説明しなさい、弟子一号!!」

「押忍!!このタイガー道場は死んじゃったおバカで唐変木なお兄ちゃんを説教して追い返すコーナーでありまーす!!」

「よろしい!!では本日もそのお兄ちゃんをここに呼んできなさい!!」

「イエッサー!!もう来るころだと思いまーす!!」

――――ドッーーン!!――――

「来ましたー!!」

「うむうむ、ようやく来たか。お久しぶりの対面でお姉ちゃん嬉しいぞ」

「......うぅ、いてて。箒のやつ手加減せず殴りやがって............」

「「――――!?」」

「ん?誰だあんたらは?」

「......弟子一号、早急に埋めて追い返しなさい」

「イエッサー!!」

「何あんたら不吉なこと言ってんだ!?しかも、何でブルマはそんなに笑顔なんだ!!?」

「ええ......、だって呼んでもない人がいきなり来て喜んで進行出来るわけないじゃない。ていうか貴方誰?」

「私は真・バーサーCARが試せると思ったから元気なのでありまーす!!ていうか貴方誰?」

「俺が誰かって尋ねるのは一人でよくないか?というか、なんだそのネーミングセンスは?ゲッ〇ーロボみたいな古い感じだな」

「やーい。さっきは私のこと古臭いって言ってたくせに古いって言われてやんのー!」

「うぅ......、誰だかわからないけどもう許さないんだからー!!――――殺っちゃえバーサーCAR!!」

「■■■■■■ーー!!」

「え?なにアレ?新手のIS?というかこっちに向かってないか?ってギャーー!!」

「まだまだよ、バーサーCAR!一片足りとも残さず殺しなさい!!」

「■■■■■■ーー!!」

「ギャー!!助けてくれー!!」

「............弟子一号も何だか本性丸出しになってきたので今日はここまで。次回はきっとシロウが来るだろうからみんなはシロウが日常の中で選択肢を間違えることを心から祈っててね。じゃあ、ばいばーい」
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