朝。日の出の光で目が覚めた光藤と大鳳。
光藤「ううん…朝か…」
大鳳「ふぁ…提督おはようございます…」
まだ少し眠い模様である。するとどこからか楽器の音が聞こえて来た。
光藤「これは…」
大鳳「ピアノと…ヴァイオリン?」
光藤「あとは歌…女性の、扶桑の声だね」
外から聞こえてきたのは扶桑の歌声と誰かが演奏しているピアノとヴァイオリン。静かで優しい音だった。それを見に窓からひょっこりと顔を出す光藤と大鳳。
光藤「あれ…雨風君と…」
雨風「お、悠雅さんおはようございます。相変わらず早いですね」
ピアノを弾く手を止めて立ちあがり頭を下げる。
それに続いて扶桑も歌を止めて挨拶をする。
扶桑「あら、おはようございます、大鳳ちゃんもおはよう♫」
大鳳「扶桑さん、雨風さんおはようございます」
光藤「雨風君こそなんでこんな早くから演奏してるの?」
現在時刻マルゴマルマル。確かにこんな時間から演奏はしない。が、今日はある提督が来るのでその歓迎としてやっていたのである。
光藤「えーと…誰が来るの?」
雨風「それは…」
山城「兄さまー、[鳳凰蒼輝]提督がそろそろ到着するみたいですよ-」
大きく手を振りながら山城が合図する。
雨風「おーう、分かったー」
光藤「あ、準備なら僕も手伝うよ」
大鳳「では、私も」
総出で準備をし始めて約30分。
鳳凰「到着ッ!ブイン基地!」( ・`д・´)<キリッ!
愛宕「提督~歩くの早いですよぉ…」
鳳凰「荷物無しで出てきたはずなのになんで木箱持ってるんだ・・・?」
愛宕「さすがに手ぶらはねぇ」
蒼龍「そうだよお兄ちゃん…手土産くらいいるでしょー?」
鳳凰「でもそれってうちの酒造の酒じゃ…雨風飲めないんだぞ…?」
愛宕「え?そうなの?」
蒼龍「じゃあ離島の方の霧衛さんにわたそうよ。あっちならのめるでしょ?」
鳳凰「そうだなアイツは酒も好きみたいだし。それにかなり強い(酒に)そうだしな!」
そんな会話を交わしつつ「宴会場」と書かれた場所に入る。
鳳凰「さてさぞ盛り上がってるんだろうなー」
愛宕「どうかしらねー(棒)」
蒼龍「?愛宕さん何で棒読みなの?」
愛宕「いやちょっと……ねぇ…」
鳳凰・蒼龍「?」
※愛宕は時間が間違って伝えられたことを叢雲から聞いています。
鳳凰「…やけに静かだな……?」
蒼龍「お兄ちゃん来る時間遅かったんじゃない?」
愛宕「とりあえず開けるわねー♪」
そしてドアに手をかけて開ける。
三人「…………」
雨風「…えーと……い、いらっしゃい…[アニキ]…」(ソファに寝転びながら)
扶桑「あ、いらっしゃい…」(Tシャツに短パンでカーペットに寝転びながらスマホしてる)
叢雲「(ため息)」(雨風の隣にすわっている)
山城「ど、どうも…」(スポブラに長ズボンで柔軟体操)
光藤「あ、どうも……こんにちは……」(大鳳と腹筋)
大鳳「こんにちは…」(光藤に足を抑えてもらって腹筋)
休憩中で微妙なタイミング、しかも聞いてた人数に達してないどころか提督は光藤しか来ていない。
流石にツッコまざるをえなくなってしまった。
鳳凰「全然人居ねぇじゃねぇかぁぁぁぁぁ!!!!」(基地全体に響く大声)
愛宕「www」(口に手をあてながら笑っている)
蒼龍「えぇ……」(状況が飲み込めない)
かなり騒がしく出てきてしまった。
そのあとしばらく準備を手伝ったのだった。
二時間後
話題に移って話をすることとした。
ーー話題2「自分と艦娘の関係性について」ーー
大鯨「ど、どうぞお茶ですー」
昨日雨風にお茶をぶちまけたのでゆっくりと渡す。
お菓子も別に持ってくるようにした。
雨風「ではまぁ話題についてですけども」
霧衛「何故私が一番なんだ。まぁ構わんが…」
先程来たばかりの霧衛<ブイン基地離島支部の提督>が話題に加わり一番手と言ったところ。
雪恵「むぅ…お兄さま…話題と言っても雪恵はまだわからないのですけれど…」
難しい顔をして考えているのは式凪霧衛の妹の式凪雪恵<陽炎型8番艦雪風>である。
霧衛「まぁ見ての通り私と雪恵は兄妹だな。思うところとしては親がいない代わりに私が面倒を見ているところだ」
雪恵の頭を撫でながら穏やかな口調でそう言った。
霧衛は深海棲艦の攻撃によって両親を失い、大本営の坦馬四季美<たんばしきみ>(祖母・故95)に引き取られ現在に至る。
雪恵「それはそうとしても、雪恵の自慢のお兄さまですので!」
話がめちゃくちゃではあるがとても誇らしげにしているので黙っておく。
と、ここで鳳凰が質問をした。
鳳凰「そういえば霧衛はどうなのさ、ケッコン相手決めたか?」
その質問。当然気になるであろう艦娘達。艦であるまえに女。色恋話は好きなのだろう。すぐに食らいつく。
扶桑「確かに霧衛の相手は気になるわね♪」
霧衛「どこからその話題なんだ……。まぁ決まってはいるのだか……」
蒼龍「えぇ!誰誰!?」
目を輝かせながら一番食らいついてるのは蒼龍だ。
霧衛「その…加賀なんだが…」
鳳凰「?なんで困ってンだ」
霧衛「加賀の所属は雨風の方なのでな…」
雨風「なんだそんなことかよ……別に構わねぇぞ。お前なら加賀を安心して任せられるからな」
鳳凰(こいつ父親みたいになりやがって……もうそうにしか見えねぇぞ……)
霧衛「雨風……必ず…幸せにすることを誓おう!」
ガシッ!と固く手を握る。
扶桑(完全にお義父さんから娘さんもらいに来てる彼氏さんね……)
よく分からない謎の茶番を終えて再び話に戻る。
次は雨風が語る番。
雨風「まあ見ての通り、扶桑が姉、山城が妹、叢雲が嫁。ですよ」
扶桑(普通に嫁って言ったわね)
鳳凰(迷いなく嫁って言ったな)
蒼龍(嫁……山城さん指輪持ってるのに……)
愛宕(そこまで叢雲ちゃんが好きなのかしら…)
光藤(雨風くん相変わらずだな……)
大鳳(普通に言うんですね…)
叢雲「普通に言わないでよ。恥ずかしいじゃない」
叢雲がいい終えた直後
山城「私指輪持ってますけど!?」
山城が叫ぶ。
扶桑「!!!」(お茶を吹き出す)
鳳凰「ww」(声にならない笑い)
霧衛「……」(ぼーっとしている)
雨風「おわっ。なんだよ叫ぶなよ」(すこぶる冷静)
叢雲「ひゃっ。びっくりした……」(ちょっと驚いた)
叫んだのは他でもなく指輪を持ってる山城。妹だからという理由で扱いは全く変わらず、今まで通りの兄妹関係であった。
※雨風と扶桑姉妹の血は繋がっていません。雨風は養子みたいな感じです。ご了承ください。
↑これがあり、実際上ケッコン(マジ)もできるが雨風は完全に叢雲しか眼中にない。
山城「むぅ……」(口を尖らせている)
雨風「まぁこんな感じですね。ほら山城元気だせー」
(山城の頭を撫でる)
山城「~~~/////」(顔を赤らめる)
霧衛「次は鳳凰の番だな」
鳳凰「んー。俺も蒼龍が妹、愛宕が正妻だな。他にも指輪渡したいやつ居るけど。まあ愛宕一筋!これ忘れんなよ!」
雨風「アニキも相変わらずですね」
蒼龍「私は普通に血が繋がってるしそういう関係ではないなぁ。お兄ちゃんて呼ぶけど」
愛宕「私が提督て呼ぶわね~♪」
鳳凰「あ、そうそうほら霧衛、酒持ってきたぞ!うちの酒造特製鳳凰印の日本酒だぜ」
霧衛「ほう、では後で飲める連中が来たら頂くとしよう」
扶桑「私も飲んでいいかしら?」
愛宕「ええ、飲みましょう♪」
鳳凰「俺話すこと無くなったんだけど。光藤さん?だっけ。どうぞ」
光藤「あ、うん。まぁ僕は大鳳が主に一緒だけど他にもケッコン艦居るからなー」
叢雲「そういえば聞いてなかったけどどれくらいいるの?」
大鳳「私含めて……ひゃく…140隻くらいだったかしら……」
山城「多すぎません!?」
雨風「流石呉の精鋭提督。俺には無理そう」
光藤「いや僕よりすごいのは一杯いるからね…」
霧衛「いたな。全艦ケッコン提督とか単艦大量ケッコン提督とか。特に後者はすごいと思うのだが」
扶桑「そりゃぁすごいわよ。例えば叢雲が何人もいるとするわね?雨風どう?」
雨風「はぁぁぁ、それは萌え死にますよ……ただでさえ叢雲と付き合ってるとこ嬉しすぎなのにそれはヤバいですよ…」
叢雲「一人じゃなくてもいいのね……」
叢雲が少し落ち込んだようすを見せる。それを見た雨風はコロッと答えを変える。
雨風「前言撤回。叢雲は叢雲。今俺の嫁だけしか愛さない。よし。うん。俺の叢雲はお前だけだ」(超真顔)
叢雲「え、あ、その……わ、分かったわよ……もぅ……だから落ち着きなさいよ……////」
雨風に肩を掴まれ目をそらす叢雲。
霧衛「(咳払い)話を戻すぞ。光藤殿は戦績上位の提督でもあったかな?」
光藤「え、あぁ一応ね……それがなにかした?」
霧衛「貴方自身の強さを知りたい。是非手合わせを」
霧衛が木刀を渡す。光藤はそれを受け取り口を開く。
光藤「そんなに強くはないけど、うん。やるよ」
鳳凰「おいおい、いいのか?光藤さんケガさせるなよ?」
雨風「大丈夫でしよう。多分」
ー修練場ー
初めは木刀で軽く撃ち合い、その後自身のとくいな装備で本番をする。
これは霧衛なりの礼儀である。
光藤「で…遠距離の僕に対して刀でいいの?」
霧衛「問題ない」
雨風「それでは両者、前へ。勝負は先に攻撃が当たった方の負けとする。それでは」
鳳凰「始め!」
合図と同時に光藤が距離をとる。そして弓構え矢をを撃ちまくる。
霧衛「まだまだだったか……」
しかし霧衛の周りを渦巻く炎にかき消され、霧衛に当たる前に矢は全て燃え尽きた。
光藤「ダメか……じゃあこっちはどうかな?」
そう言って光藤の放った鉄の矢は霧衛の炎を突き抜け霧衛の体に当たった……かのように見えたが、当たったと思われた霧衛は炎となって消えた。
光藤「!?ええ!?なんで!」
霧衛「ふん。王手だ」
光藤「あ」
霧衛が光藤の後ろに立っていた。
コツン。と霧衛が刀を光藤の肩に置く。一瞬で炎と入れ替わったらしい。
光藤「すごいね……霧衛くん。僕の敗けだよ」
霧衛「ああ、ありがとう。しかしあの機転は大変不意をつかれたよ。もう少し遅ければ私の負けだったな」
ー再び宴会場ー
雨風「すっかり夜ですね。どうです?皆で風呂でも」
鳳凰「お、賛成。ここの大浴場久びさだからな」
光藤「え、そんなとこあったんだ。昨日はシャワーだけだったしな……」
霧衛「まあいいさ、とりあえず行くとするか」
叢雲「私たちは私たちで入るわね。こっちは艦娘同士で」
山城「私たちは後から入ります。では」
雨風「あーいや待った。先ずはレディファーストだ、お前たちが先に入れ、それまで部屋で寛いでるから」
大鳳「では、お言葉に甘えて……提督、お先します」ペコリ
光藤「うん、行ってらっしゃい」
いくら汗をかいたとはいえ、ここはしっかり艦娘に先を譲る提督たち。
ーー大浴場 露天風呂ーー
愛宕「あらーこんなとこもあったのねぇ」
蒼龍「ひろーい!うちのとことは違うねー」
大鳳「昨日も入りたかったわね……」
扶桑「ふふ、みんな楽しそうね♪」
山城「あ、姉様、お背中流しますよ」
叢雲「なんか大勢て入るのは久びさね……」
時雨「あ、叢雲。それに扶桑たちも」
皆ではしゃいでいたところ、先に入っていた時雨(雨風艦隊所属)が湯に浸かっていた。
叢雲「時雨…あんたいつの間に帰ってきてたのよ。報告は?」
時雨「うん。提督に電話しておいたよ。それでお風呂入ってこいって」
叢雲「そう。……ん?大鳳さん?」
叢雲が俯いていた大鳳に気づき声をかける。
大鳳「あ、叢雲ちゃん……」
<山城ーシャンプーがきれたわー
<そんなー!こっちもないですよー!
<不幸だわ!>
叢雲「悩みごと?」
大鳳「ええ……ちょっと……」
大鳳が視線を伸ばす。その先には愛宕が座っている。
叢雲「あっ」(察した。
そう。胸である。大鳳は史実が関係しているせいか胸が大きくない。そのためかなり気にしているようである。某軽空母も同様に。
叢雲「まあ…人それぞれだと思うから……」
大鳳「そうよね…悩んでたったて無駄ですよね……」
結構落ち込んでる。
大鳳「叢雲ちゃんは私よりあるものね……時雨ちゃんも……」
時雨「そうかなぁ……村雨や夕立に比べたらあまりないと思うけど……」
叢雲「磯波もあれで割りと大きいほうよ。着痩せするって」
大鳳「はぁ……駆逐艦になりたい……」
<あ!詰め替えこぼしちゃったー!
<こっちは開かないです!ほわぁ!?泡が目に!不幸だわ!
時雨「そういえば雪恵は……?」
大鳳「あら…さっきまでそこに……」
叢雲「雪恵ならのぼせたって言ってそこで横になってるわ」
雪恵「涼しいです……」
すのこに雪恵は横になっていた。
ーーその一方宴会場ーー
雨風「むむむ……ここだ!」
鳳凰「はいjoker!俺あがり!」
雨風「なぁあ!また負けた!?なんでだ!?」
光藤「雨風くん四連敗……」
霧衛「君はババ抜きだけ極端に弱いな……」
雨風「読み合いは苦手なんだよ。ポーカーとかな」
トランプで遊んでいた。かなり暇なのだろう。
霧衛「次は何をする?」
雨風「そうだな……」
言い掛けた直後。
カサカサと音がした。その方向を向くと黒く光る虫が…。
鳳凰「Gいいい!!!」
光藤「うわぁぁぁ!こっち来た!来るなぁ!」
雨風「光藤さんこっちに逃げてこないでください!追ってきてるから!」
霧衛「みんなすまん。避難!」
霧衛が炎に巻かれ消えた。外に居た。
雨風「おい!霧衛てめぇふざけんな!一人だけ逃げんじゃねぇ!!」
光藤「ま、まずい……壁際に……追い込まれた…」
鳳凰「あぁ目の前が暗く…」
G一匹でここまで苦戦するのはどうかと思った。
でも面白そうだからいいか(by作者)
雨風「なんで諦めるんですか!こうなったら……放電!くらえええ!」
バリバリと電撃を走らせる。しかし
G(ブゥゥゥン)
飛んだ。
雨風「来るなぁあ!!!!」
叫んで放った電撃で消し炭に。なんとか助かった。
光藤「さ、流石……」
鳳凰「雨風ナイス……」
暴れて逃げまくったから色々とめちゃくちゃに。また明日直すことにした。
叢雲「戻ってきたら何よこの有様……」
扶桑「焦げてるし……」
時雨「何があったのかは聞かないでおくよ……」
雨風「そうしてくれ……」
ーー30分後ーー
提督たちが風呂を上がり部屋に戻り、しばらく話をしたりなどして各自眠りについた。
雨風「今日はほんとに疲れたな……まあいいか…」
叢雲「お疲れ様。はい水。飲むでしょ?」
雨風「あぁ頂くよ。ありがとう」
最後に叢雲と窓際で水を飲み共に就寝した。
叢雲「お休みなさい、雨風」
雨風「あぁ、お休み叢雲」
<最後に皆の服装や髪型>
昼
扶桑ポニーテール、半袖短パン
山城スポブラ、運動服の長ズボン
叢雲ショートパンツ、黒スト、Tシャツ
時雨制服(遠征中)
愛宕制服
蒼龍制服
大鳳制服
雪恵陽炎型制服(スカート着用)
雨風軍服(半袖)
鳳凰軍服
光藤軍服
夜
扶桑 ハーフパンツ、Tシャツ
山城 ジャージ
叢雲パジャマ
時雨制服(帰ってきてすぐ入ったため)
愛宕制服(着替え忘れた)
蒼龍浴衣
大鳳半袖短パン
雪恵ワンピースパジャマ
雨風軍服(下)アロハシャツ
光藤軍服
鳳凰Gパン長袖シャツ