お休みのカミサマ   作:ああああ

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こんな拙い作品を読んで下さる皆様に感謝。
挫けず参ります。

ジブリールかわいいねジブリール


先に言っておきたいことが
物凄い駄文だと思われますが、大目に見てやってください……

※8/19 一部の台詞を修正いたしました。


しりとり☝

――エルキア図書館――

 

国立エルキア大図書館。

 

前エルキア国王がまだ存命の時のこと、

位階序列第六位、“天翼種(フリューゲル)”の少女ジブリールとこの図書館を賭けゲームをし、敗北。その後蔵書ごと奪われ、今日まで至る。

 

入り口には見上げる程に高い扉。その向こうには最弱の種族人類種(イマニティ)が強者に対抗する為の知識が蓄えられている……のだが、先述した通り天翼種(フリューゲル)とのゲームに負けたため、現在の持ち主はジブリールとなっており、自由に出入りすることが出来なくなってしまっている。

もし許可なく侵入した場合……ここから出る事は敵わないだろう。

 

 

「少し暑いですね……そうは思いませんか?『真っ裸(まっぱ)』」

 

 

「っちょ!?わぁー!?なんで自分から脱いでいくの!?…ぱ…パンツ!『パンツ』!こ、この変態……」

 

「……おや、お気に召しませんでしたか?……ふふっ、では、『土塊(つちくれ)』」

 

 

「……。……って、お気に召さないわけじゃないけど、僕も脱げちゃってる……っ!?む、胸!隠そうよ!」

 

「……な、なんと…男性体だったのですか!?私としたことが、性別を見誤っておりました……ふふっ、それに、私の体で劣情を催す人類種(イマニティ)がいるとは、驚きです♡」

 

「み、見たなぁ……べ、別に劣情なんて……」

 

「体は正直、でございます……さ、次の答えをどうぞ。そろそろ30秒が過ぎてしまいますよ?」

 

 

さて、そんな図書館だが……ジブリールが自分に都合のいいように作り替えており、本棚が重力を無視して浮いていたり、天翼種(フリューゲル)の伝統的なゲーム『具象化しりとり』を行うための設備が地下に作られていたりと、割とやりたい放題に改造されている。

 

その副産物として元の蔵書の百倍以上の本がジブリールの手により持ち込まれ保管されている為、奪い返す事さえ出来ればお得だ。最も、普通の人間では勝てる確率などゼロに等しい為、誰も取り返そうとはしないのだが。

 

 

「……『劣情』!」

 

「ひぁ…っ…♡」

 

 

閑話休題。

現在レストは、件の図書館の地下にいる。

 

――そう、天翼種(フリューゲル)の伝統的なゲームを行うための設備がある、地下に。

先程から続いているしりとりは普通の物ではなく、先に挙げた『具象化しりとり』。レストは、天翼種(フリューゲル)にゲームを挑んだのだ。

()の為に、己の命を賭けて。

 

 

「な、こ、この体の疼きは…ぁぅん!」

 

 

「ふぅ………僕は、何をしているんだろう……」

 

 

命を、賭けて。うん。

最早どこにもそんな重い理由は見当たらないように見える。と言うよりもう何がなんだか分からない。

図書館の地下だと言うのに、辺りには海が広がっている。

 

さて、どのような経緯でこうなったのか?

時は少々遡る……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天翼種(フリューゲル)とのゲームが始まる少し前のこと。

レストがテトとのゲームに負け、本を借りてくるという盟約に従って、図書館へ侵入。

しかし、あっさりジブリールに発見される。

 

 

「命……つまり、貴方様自身をお賭けになる、という事でよろしいですね?」

 

 

「そう、僕の命を含む全てを賭ける。でも僕の命を賭けてたった2冊。しかも借りるだけなんて余りにも割に合わない。本当はこんな危ない賭けなんて絶対しないんだけど、今回ばかりはしょうがない。僕はこの図書館を要求するよ。」

 

「……まぁ、良いでしょう。万に1つも貴方の勝ちなど有り得ませんので♡」

 

 

ジブリールに発見されたレストは、本を借りられないか?と交渉するも、あえなく失敗。ゲームに勝ったら貸してやる、と突っぱねられる。

そこでレストは己の命を賭け、対価を“図書館すべて”に変更。ジブリールは人類種(イマニティ)が自分に勝てる筈はない、と要求を飲む。

 

 

「生憎、僕はこんな所で死にたくないからね……その万に1つに賭けるよ。」

 

「そうですか、それはそれは。豪胆な方で……申し遅れました。私はジブリールと申します。貴方のお名前をお聞きしても?」

 

「レスト。苗字はないよ。」

 

「……。分かりました。ではレスト様、こちらへ……」

 

 

()()()

そう聞いた彼女の顔には、ほんの一瞬だが、疑問の表情が浮かんでいた。

 

_______________

 

 

 

 

ジブリールに連れられ、レストが向かった先は現代で言うエレベーターのような設備。

それはレストたちを乗せ、地下へと連れていく。

降りていくにつれて見えてきたのは、壁一面の本棚が全て埋め尽くされるほどの膨大な数の本、重力に逆らって浮遊する箱状の本棚、巨大な地球儀のような物。そして何らかの魔法陣が描かれた机、そして椅子。

やがて、どこか浮世離れした雰囲気を放つ空間へと辿り着いた。2人は魔法陣が書かれた机の前の椅子に、向かい合って座る。

 

 

「凄い量……君が1人で?」

 

「ジブリール、で構いませんよ?はい、多くは私が持ち込んだ本でございます。こちらには、嘗て森精種(エルフ)の都市を壊滅させた時に得た魔導書などがございます」

 

「そ、そう……」

 

 

にこやかに語っているものの、言っている内容は最悪だ。

要は都市ぶっ壊したら本見つけたから持ってきました♡ということ。とんだ戦闘狂だ。

――実際、天翼種(フリューゲル)は、獣人種(ワービースト)と並び立つ程血の気の多い種族。戦闘狂と言う表現は、強ち間違いでもない。

 

「さて、ゲームの内容をご説明致します。これから始めるゲームはしりとり。但し普通のしりとりではありません、《具象化しりとり》です。」

 

「具象化しりとり?……具象化しりとり?」

 

「はい、ルールは簡単です。普通のしりとり同様、【既出の回答をする】、【30秒答えない】、【継続不能】の何れかで負けです。それと、実在しない言葉は無効回答となりますのでご注意を。」

 

しりとり。

言葉の()の一文字を頭文字に()()、その一文字から始まる言葉を答え、後はこれをプレイヤー達が繰り返す単純なゲームだ。

しかし、同じ単語は二度使えず、最後が「ん」で終わる言葉を回答したら即敗北。底が浅いように見えてなかなか奥が深く、何よりもプレイヤーの語彙力が試されるゲームだ。

 

しかし、これは“具象化”しりとり。

通常のしりとりとは違う。

 

「……ジブリール、具象化って何?」

 

「お答えいたします、回答したものがこの場にあれば消え、無ければ現れる、というものです。……これがどういう意味を持つか、お分かりで?」

 

「……成程、分かった。」

 

「最も、ゲームが終われば全て元通りになりますので、ご遠慮なく知識をご披露下さい。」

 

 

「分かった……始めようか。」

 

「えぇ、では……死なない程度に楽しませて下さいませ。」

 

 

そう言ってジブリールが魔方陣に手を翳すと、中心から魔法陣で構成された謎の玉が出現した。

 

「それでは―――」

 

その一言が引き金となり、空間が書き換わる。

 

 

「始めましょうか。先手は譲ります。最初の言葉をどうぞ?」

 

「じゃあ、『林檎』」

 

そして、ゲームは始まった。

互いの命を賭けたしりとり(ゲーム)が。

 

 

「林檎……無難ですね、人類種(イマニティ)には相応しいスタートだと思いますよ?では、『ゴーレム』」

 

「……へぇ、なかなか美味しい林檎。食べる?『麦』」

 

「遠慮しておきます。私達天翼種(フリューゲル)に食事は必要ありませんので。『木』」

 

 

林檎、と言えば目の前に林檎が。

ゴーレム、と言えば何も無い所から石造りの魔物が……と言うように、口にしたものが次々と二人の前に現れる。

 

「馬鹿にした割にキミも無難だね。『危険物』」

 

レストがそう言うと、机の上に剣が現れる。

これは具象化しりとり。言葉を言った本人のイメージによって、現れるものは違ってくる。レストの場合は、危険物をイメージすると、剣が出てくるのだ。

 

「これは……剣ですか?ふふっ、この程度、簡単に折れてしまう物。とても危険物とは言えませんね。『釣り』」

 

「折れたとしても、僕からしたら危険な物だよ。『離乳食』」

 

「そうですか。『草』」

 

「うん。『笹』」

 

「先程から突飛な言葉が飛び出さないのは、そこまでの知識が無い、と見てよろしいでしょうか?『サバ』」

 

「さぁ、どうだろうね?『バリア』」

 

 

 

「あまりに普通過ぎて飽きてきましたね……『愛』なんてどうでしょう?」

 

 

 

『愛』

 

そう、全てはここから始まった。

普通の言葉の応酬に飽きたジブリールの、『愛』という言葉によって。

 

 

「……へ?あ、あれ、あれ?(嘘でしょ?相手は首狩り族。ヤバイ奴なのに……!)」

 

「……な、なんと……(まさかそんな……相手は人類種(イマニティ)。それも女性の筈……なのに!)」

 

 

「「……。((凄く魅力的に見える、これが『愛』……!))」」

 

 

 

互いになんとも思っていない、いや、むしろ悪感情を向けていた為に起こった感情の反転、それによる混乱。

二人が色々壊れるのは、ここが始まりだった。

 

 

 

 




帰省ラッシュって言葉聞くと吐き気が
えぇ、私も実家に帰りました。いやほんと、
やっぱりいつものマイホーム!おうちが一番!



具象化しりとり長いし難しいんじゃ!
二つに分けます!力量不足です!
すみませんッ!

愛は原作だとダメだそうですが、これが無いとあとが成立しないっていうか、考えてることが全部パーになってボツになってしまうので、このままいかせてください!なんでもしますから!(なry
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