人外少女とポケモンのトモダチが幻想入り   作:菅野アスカ

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ほんっっっっっっとうにお久しぶりです。
忘れられてるかな…


17話 紅魔館終了のお知らせ

「守矢神社と言うと…早苗がいたあそこ?何かまずいの?」

「まずいというか…なんというか…」

 

言葉を濁らせるグラン。

 

「はっきり言ってくれないと、困るんだけど」

「ええ…そう…そうよね…それはわかってるの……わかってるんだけど…」

 

言いつつ、うつむく。

 

「…グランお嬢様は、以前、錬金術の触媒欲しさに守矢神社に喧嘩売ったことがあるんです」

「ああ、そう言うこと」

「優夜!?」

「すみません、お嬢様。言わなくてはいけないかと思いまして」

「そりゃあそうだけど…」

 

「まあ、それはどうでもいいよ。守矢神社にいるんでしょう?行きますよ。あ、霖之助さんは戻ってくださって大丈夫です。地図ありますから」

「え?でも…」

「お店、あんまり長く空けているわけにもいかないでしょう?」

「…そう、だね」

 

「私は一緒に行くわよ。監視、ありすに頼まれちゃったもの。『放っておいたら、絶対に何かやらかすわ!!ドールはそう言う人種なのよ!!』ですって」

「あはは、ありすらしい」

 

××××

 

 

SIDE:ドール

 

しばらくして、私たちは、さとりからこいしちゃんという子の写真をもらい、グランの瞬間移動で守矢神社に行った。…地図、必要なかったな。

 

「…変わってないな」

「何が?」

「全部。多少ぼろくなった程度で、あとは全然変わってない。大事にされてるんだね、ここ」

「ふーん、そう」

 

興味なさそうに、そっぽを向くグラン。…いや、違う。これは興味がないんじゃない、興味がないふりをしてるんだ。

 

では、何のために?

 

私だったら、ふった話に相手が生返事なんてしたら、興味ないんだと判断してその話をやめる。

でも、興味がないなら聞きゃしないだろうと思って、いろいろと話し出す人もいるだろう。…それを狙ってるのかな?

 

「……」

「…」

「……」

「…」

「………」

 

どうやら、当たってたみたいだ。この沈黙、無意識の沈黙じゃなくて意図的な沈黙だろう。話し出すのを待ってるのかな?

 

でも、私はいいヒトじゃありません。察してわざわざ昔話してあげるほど、お人よしじゃありません。詮索しないで。

じゃあ、どういうふうに動くかというと…

 

無 視 す る 。

 

だってこっちはNとありす優先ですし。ぶっちゃけグランはどうでもいい。早くあの2人に会いたい。だから、無視してこいしちゃんとやらを探す。

 

「え…あ、ちょっと…」

「駄目ですお嬢様。彼女、察してます」

 

おいコラ2人とも聞こえてんぞ。猫の聴力なめるんじゃない。

全く、私の昔話なんか聞いて何が楽しいんだ。

それはどうでもいいや。早く探さないと。

 

~少女探索中~

 

「んー…こっちにもいないかあ」

「お姉さん、誰か探してるの?」

「へ?」

 

背後から、声をかけられる。

振り向いたら、そこには1人の少女がいた。

 

歳は、たぶん、さとりと同じくらい…いや、ちょっと下くらいかな。

薄く緑がかった灰色の髪をセミロングにしていて、瞳は綺麗な緑色。

袖に黒いレースが付いた黄色い服を着、ラナンキュラスが刺繍された緑のスカートと、紫のハートが付いた黒い靴を履いている。

かぶっているのは、黄色いリボンがまかれた黒い帽子。大人っぽい、やや背伸びをしたデザインに見えるが、全体的に落ち着いた色合いだからか、とてもよく似合っている。

そして…左胸に、2本の管がついている、閉じた紫の目があった。

…間違いない。この子だ。

 

「ええと…古明地こいしちゃんで合ってるかな?」

「?私を知ってるの?」

「知ってるというか、探し人は君だよ。君、真っ赤な鎖を持っていったでしょう?」

「うん。この鎖が欲しいの?」

 

言いつつ、こいしちゃんはあかいくさりを取り出した。

 

「そう。それが欲しいの」

「ふうん。じゃあ、どうぞ」

「え、こんなあっさり…いいの?」

「うん。それ、なんか変な力出してたから、前に本で読んだ『神様をつなぎとめる鎖』かなって思って持ってっただけだもん。検証終わったからもういいの」

 

うわ、勘がいいなこの子。

というか、検証って何やった。

 

「んー…まあ、中らずと雖も遠からず…かな。それじゃあ、貰うね」

 

これで、あの2人に会える。

 

××××

 

「ちょっと、お2人さん。あかいくさり手に入ったから紅魔館とやらまで連れてって」

「ひゃ!?あ…そ、そう。わかったわ。じゃあ、私の手をつかんで」

 

瞬間移動のために、優夜はグランの右手、私はグランの左手をつかむ。

 

「…言っておくけど、フランは本当に強いわ。だから、本気でやってちょうだい。何かが壊れるとか気にしなくていいから」

「わかってるよ」

 

向こうから言ってくれるなんて、ありがたい。

最初から、全力投球するつもりだったけど、物を壊さず戦闘するのって苦手なんだよね。

それに、ちょうどストレスもたまってたことだし…

 

 

 

…お望み通り、()どころか()()()()()()のも気にしないで、思う存分暴れさせてもらおうか。

だって、気にするなって言ったのは、そっちでしょう?

 

××××

 

悪魔の妹の妹は、のちに語る。

 

あんなこと言わなきゃよかった。

彼女は、1番上の姉よりも悪魔で、2番目の姉以上の破壊の申し子だったと。

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