人外少女とポケモンのトモダチが幻想入り   作:菅野アスカ

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見てくれてる人いるのかなあ…


2話 自己紹介とあれこれ

「………………ここは………幻想郷、ですか……?」

 

 

 

 

「え……何で知ってるんだ?お前、外来人じゃないのか?」

 

金髪の少女が不思議そうに言う。

 

「……その反応…やっぱりここ、幻想郷なんだ…」

「…どういうことだ?詳しく教えてくれ」

 

~少女説明中~

 

「つまり…」

「お前のひい爺さんがここの出身で、婆さんが紫の友人だったから知ってた、と」

「はい」

「……しっかし、あいつの知り合いかあ……。ひょっとしてお前、実は100歳超えてたりするのか?」

 

金髪の少女の少女の問いに、ドールは少女を睨みつけながらこう返した。

 

「…私は今年で18。今は17だけど」

「おっと、それは失礼したぜ」

(紫さんの友人はそんな人ばっかりなのかな…)

 

「それで、お前は何しに来たんだ?」

「ああ、それはですね…」

 

~少女説明中~

 

「「どう考えても紫の仕業だな」」

「あ、やっぱり…まあ、次元計あるし帰r……あれ?」

「どうしたんだぜ?」

 

「……オルタさん、次元計どこにあるか知りません?」

「ここにあるが、さっきロトムがこれ的にしてかみなり撃ってたぞ」

「…………はい?」

 

ドールはオルタの手から次元計をもぎ取って、スイッチを連打した。

しかし。

まったく動かない。

 

「……………ロトム?」

「ロ…ロトー?(な…何ー?)」

 

「何で……よりにもよって、これを的にしたあああああああああああああああああ!!!!!帰れないじゃないかああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

 

「ローーーーーーーートーーーーーーーーー!!!!(ごめんなさーーーーーーーーーい!!!!)」

 

「何で!?なんで!?ナンデ!?大事なものだってわかってたよね!?」

「お、落ち着け!壊れてるなら直せばいいんだ!河童のとこ行って直してもらおうぜ!!な!?私たちも案内するから!!!」

 

「あ、そうだね。うるさくしてごめん。えーっと、名前何?」

「あ、そういえば自己紹介してなかったぜ。私は『霧雨魔理沙』。『魔理沙』でいいぜ」

「私は『藤原妹紅』だ」

 

「『ドール・クラーゲン・オンディール』、日本名『猫沼撫子』です。『ドール』でも『撫子』でも好きなように呼んでください。オルタさんたちも、自己紹介してください」

「分かっている。ランサーアルトリアオルタ。好きなように呼ぶといい」

「はあ~い、プリティーでキュアキュアなみんなのアイドル、ハロエリちゃんd」

「歌って(超絶下手)踊って殺せる系アイドル(自称)、エリザです」

「ちょっと、子オオカミ何言ってんのよ!?」

「ほんとのことじゃん。ジャックだよー」

「僕はエルキドゥ。みんな(主にエリザ)がうるさくてごめんね」

 

「…………………………………………………」

「『レッドです。ここの住人ではありません。』と言っています」

「よくわかるなお前!?」

「マスター、どうやって意思疎通してるの?」

「勘と目」

「そ、そう」

「霊子ちゃんでーす。幽霊でーす」

 

「自己紹介も終わったことだし、次元計修理してもらいに行きますか」

「あ、その前にここの説明だ。…いや、ひょっとしてお前って結構詳しかったりするのか?」

「教えてもらってはいますが、少なくとも100年前の知識なので教えてください」

「ああ、わかった」

「そっちのことも教えてくれだぜ」

 

~少女情報交換中~

 

「『弾幕ごっこ』に『スペルカード』……いろいろ知らないのが追加されてますね。教えてくださってありがとうございます」

「そっちは『ポケモントレーナー』ってのやってるんだな」

「同時に11体もポケモン連れてる変わったトレーナーだがな」

「仕方ないじゃないですか、ボックスに入りたがらないんですから……」

「話はその辺にして、河童のとこいこーぜー」

「ん、そうだね」

 

言いつつ、ドールは生花の翼をもったセイレーンに変化(へんげ)した。

 

「へえ、そんなこともできるのか。…でも、どうして普通に飛ばないんだぜ?」

「……どうやっても、空飛ぶ呪文を覚えられなかったんだよ………。まあ、それは置いといて。みんなー、ボール入ってー」

「みゅーう!(はーい!)」

「ロトー(わかったー)」

『はい』

 

「あ、ボールもいろいろあるんだな」

「うん。ボールによって捕まえられる確率とか効果とか違うんだよ」

「へー」

「じゃ、オルタさんたち、留守番お願いしまーす」

「ああ」

「じゃ、行ってきまーす」

 

3人は外へ出て舞い上がり、妖怪の山へ向かった。

 

 

 

「これは、面白いものを見てしまいましたねえ…」

 

1人の天狗が、木の後ろから顔を出した。

 

「『幻想郷に現れた、謎の少女の正体に迫る!』見出しはこれで決定ですね♪さあて、後を追わなくては」

 

天狗は3人の後を追い、静かに舞い上がった。

 

 

 

~少女移動中~

 

「へえ、ここが妖怪の山…」

「にとり呼ぶぜ。おーい、にとりー!!!居るかー?」

「にとりなら買い物に行っててあいにく留守だよ」

「あ、みとり」

 

出てきたのは、1人の少女。とにかく、真っ赤な少女だった。

真っ赤な帽子、真っ赤な髪飾りでツインテールにされた真っ赤な髪、真っ赤な服。少々目によろしくない。

 

そして、なぜか背に括り付けてある「禁止」の看板が、(本来ならばすさまじく違和感を醸し出すはずなのに)異様なまでに少女の雰囲気に溶け込んでいて、ドールは一瞬それの存在に気づけなかった。

 

「何でいるんだぜ?」

「…言ってなかった?3日前からにとりと同居してるって」

「あー、そういやそんなこと言ってたな」

 

「で、何の用?それと、そっちの子は?」

「あ…初めまして。私はドールといいます。幻想入りしてきました。これを直してもらいに来ました」

 

そう言って、ドールはみとりに次元計を渡した。

 

「……これ、次元計?あんた、エレイシアの関係者?」

「孫です」

「え?でも…計算が合わないぞ?」

「お母様が魔術で延命してたことが原因ではないでしょうか」

「さすが親子…」

 

言いつつ、みとりは次元計を分解し始めた。

 

 

~数分後~

 

 

「……これ、壊れ方がひどいな。2週間で直ったら…いいほうだね」

「\(^o^)/オワタ」

 

「まあ、直るまで幻想郷を見て回ってるといい。それとそこの天狗、翼見えてるぞ」

「あやややや、ばれてしまいましたか!」

 

「……誰ですか?」

「私は天狗の新聞記者、『射命丸文』といいます!今日はドールさんを取材させてもらおうと思い、来ました!」

 

「…………………お母様が………………」

「はい、なんです?」

「お母様が、『幻想郷に行くことがあったら天狗に気をつけろ』と言っていました」

(((ドールの(お)母さん、ナイス)))

 

「あやややや、警戒されてしまいました……。大丈夫です、変なことは書きませんよ」

「嘘つけ」

「魔理沙さんひどいです~!清く正しいこの私が書く新聞が信じられないのですか!?」

「お前の新聞が清く正しかったことは一度もないだろ」

「妹紅さんもひどいです~!お願いです、取材させてください!」

 

「……別にいいですよ」

「やった!」

「ただし、変なこと書いてあったら即ぶっ飛ばします」

「うっ………ま、まあいいでしょう。まず1つ目の質問、名前・年齢・職業・能力を教えてください!」

 

「…『ドール・クラーゲン・オンディール』、日本名『猫沼撫子』。歳は17。職業はポケモントレーナー。能力は『ありとあらゆる生物の言葉を理解する程度の能力』、『次元を渡る程度の能力』、『ありとあらゆる能力をコピーする程度の能力』です」

「うわチートだ!」

「魔理沙、そんなこと言わないでよ。『次元を渡る程度の能力』は自分だけしか渡れないし、『ありとあらゆる能力をコピーする程度の能力』は自分が見たことがあってその能力についてよく知っていなくちゃ発動しないし、発動しても劣化コピーだし」

「ふむふむ…ええと、それで、ポケモントレーナーというのは?」

「あー…」

 

~少女説明中~

 

「つまり、その『ポケモン』という生物を戦わせる職業ということですか?」

「まあ、ざっくり言えば。ただ、私はどういうわけかほかのトレーナーが寄ってこないんだよねえ…6地方殿堂入りしたってのが広まってんのかな…」

「え!?」

「チャンピオンはやってませんけどね。シンオウ地方のチャンピオンの方に頼んで、チャンピオンにカウントされないようにしてもらったので。」

「なぜですか?」

「チャンピオンが仕事しないであっちへふらふらこっちへふらふらしてるわけにもいかないので」

「なるほど。ちなみに、その6地方とは?」

「シンオウ、カントー、ジョウト、ホウエン、カロス、イッシュです」

「ふむふむ、では次の質問…」

 

~少女取材中~

 

「それでは最後の質問、ズバリ!魔法は得意ですか!?」

 

それを聞くと、ドールは1つの岩を右手で指さし、右腕に左腕を乗せ、言った。

 

「………ガンド」

 

「へ?」

 

ぎゅん、という音がして。

ドールが指さした岩が、瞬く間に壊れた。

 

これぞ、指差しによる病の呪い…「ガンド」である。

正しく言うのなら「ガンド撃ち」。本来は物質的な破壊力など持たない「ご婦人向け」の魔術なのだが、ドールはどうも呪うことにかけては一流だったらしく、あっという間にただの1撃で心臓を停止させる「フィンの一撃」のレベルまで極めてしまい、自分と同じくらいの大きさの岩程度ならば楽に壊せてしまう。

まあ、腕力使っても結果は一緒だが。

 

(…ガンドに破壊力求める時点で間違ってるんだよね……)

 

「おお、これはすごい!では、私はこれで。明日の『文々。新聞』をお楽しみに!」

「あ、その前に」

「はい、何でしょう?」

「……変なこと書いたら、貴女の心臓、あるいは頭があの岩と同じことになります。注意してくださいね(にっこり)」

「は、はい…」

 

文は去っていった。

 

「……初対面で文をあれだけ脅したやつ初めて見たぜ」

「そうなの?」

「ああ、ほとんどのやつがあの笑顔に騙される」

「へえ。あ、ところで魔理沙」

「何だぜ?」

「弾幕ごっこのルール教えて」

「ん、わかった。スペカも今作るか?」

「うん」

 

~少女作成&ルール説明中~

 

「ずいぶん作ったな…」

「別にいいじゃん」

「ちゃんとルール聞いてたか?」

「聞いてたよ。だから、その場に応じてどれ使うか決めるよ」

「早速やってみるか?」

「あ、はい」

「よし、私と魔理沙どっちがいい?」

「魔理沙で」

「ええ…まあ別にいいんだけどよ…」




次回、開幕弾幕ごっこ
デュエル、スタンバイッ!

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