人外少女とポケモンのトモダチが幻想入り   作:菅野アスカ

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タイトルで大体わかるでしょうか


7話 新聞と憤怒

「フィーオ!フィーオ!(起きて!起きて!)」

「んぅ……」

 

かわいらしい、しかしやかましい鳴き声で、ドールは目を覚ました。

 

「ふぁ……おはよ、フィオネ………」

「フィーオ!!!(1回で起きてよ!!!)」

「ごめんごめん……っていうか、何で出てるの?」

「フィオー(レッドさんが出してくれた)」

「あ、じゃあご飯はレッドさんが出してくれたの?」

「フィーオー(うん、そうだよ)」

 

「子オオカミ、食事と着替え持ってきたわよ。」

「エリザありがとう」

 

~少女食事&着替え中~

 

「食器は自分で片づけて頂戴」

「わかってるよ」

 

そう言って、ドールは食器を持ってダイニングルームへ向かった。

 

~少女移動中~

 

「ん?」

 

テーブルの上に、見慣れない紙の束が置かれていた。

 

「『文々。新聞』に『花果子念報』…ああ、昨日の」

 

ドールはまず、『花果子念報』の方から目を通し始めた。

 

『【魔術使いの外来人】

昨日の昼下がり、ライバル新聞記者・射命丸文が『すごいネタを入手した』と自慢していたのを発見。彼女を問い詰め、外来人がやってきたという情報を入手した。

 

そこで、取材をするべく、情報を集めて回ったところ、博麗神社に向かったことが分かったため、博麗神社まで飛んでいき、発見した外来人に取材を試みた。

 

彼女の名は『ドール・クラーゲン・オンディール』。日本での名を『猫沼撫子』というらしい。

 

異世界から幻想入りしてきた『魔術使い』であり『ポケモントレーナー』だそうだ。

ポケモントレーナーというのは、異世界の妖怪のような存在である『ポケモン』を戦わせ、強くする職業らしい。

 

外見は、ふくらはぎのあたりまで伸びた黒髪を1つ結びにした金色の目の美少女。今年の9月20日で18になるらしい。

 

【挿絵表示】

 

 

強力な魔法(本人が言うには魔術)を操り、ポケモンの腕も純粋な腕力も強いが、読書やお菓子作りや森林浴を好むおとなしい面もあるようだ。

 

また…』

 

「…嘘とかは書いてないな。次」

 

『【幻想郷に現れた、謎の少女の正体に迫る!】

昨日、ネタを探しに魔法の森を散策していたところ、見慣れぬ館が出現していた。

 

これはどうしたことかと思い、見ていたら、その中から1人の見慣れぬ少女が霧雨魔理沙さん・藤原妹紅さんとともに現れた。会話を聞いてみたところ、玄武の沢に行く様子だったため、追跡。

 

その後、みとりさんに発見されてしまったため、玉砕覚悟で突撃取材を試みた。

 

彼女の名は『ドール・クラーゲン・オンディール』、日本名を『猫沼撫子』というらしい。

 

彼女は異世界から幻想入りしてきた『ポケモントレーナー』で、『ポケモントレーナー』というのは、『ポケモン』という生き物を戦わせ、強くしたり、きずなを深めたりする職業だそうだ。

 

また、彼女はなんと稀代の大魔女『エレイシア・クラーゲン・オンディール』の孫で、とても強力な魔法を使いこなし、自分と同じくらいの大きさの岩を難なく破壊して見せていた。

 

外見は、黒髪金目の美少女。歳は17だという。

 

【挿絵表示】

 

彼女が着ている服は、学校(外の世界の寺子屋)の制服で、私は外の世界から入ってきた本で似たような制服を見ていたため、学生なのかと思い、聞いてみたところ、違った。

 

彼女は外の世界で学校(正しくは高等学校、十代後半の少年少女が通う学校)に通っていたことはあったが、1年もしないうちに退学してしまったらしい。

 

この『退学』という言葉に注目していただきたい。

退学とは、学校を途中でやめる、あるいはやめさせられること。

そして、彼女は小さいころ魔力を制御できずポルターガイストを引き起こしたことがあり、今でも感情が高ぶると制御できなくなったりするという。

 

つまり、彼女は学校で何かやらかしてしまい、退学させられたのではないだろうか。

 

ポケモントレーナーとしての旅の途中で『ギンガ団』という組織を『邪魔』というだけの理由で潰し、『プラズマ団』という組織を同じく『邪魔』という理由で一時的に行動不能にした事があると言っていたため、ひょっとしたら本性は鬼巫女こと博麗霊夢さんのような性格なのかもしれない。

 

また…』

 

「………」

 

ドールの手から『文々。新聞』が滑り落ちた。

 

「ふ、ふふ。ふふふふふ。あの馬鹿天狗、あれほど言ったのに……ふふふふふ、あっはははは…」

 

がたがたと、家具や皿が揺れ出した。

 

「おっと、いけないいけない。魔力の無駄遣いしちゃった」

 

そう言いつつ、ドールはバッグの中のぼうけんノートを取り出し、ページを1枚破ってこう書いた。

 

【ちょっと用事ができました。妖怪の山に行ってきます】




※ドールちゃんの挿絵はイメージです。
画力無くてごめんなさい。
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