鬼の戯れ   作:ダナオ

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やっと主人公の名前がだせましたー(゚∀゚)


鬼の出会い

鬼の出会い

 

「はぁ...はぁ...手間取らせやがって...」

チンピラの様な男が、頭に猫の耳が生えた着物姿の女性を押し倒している。周りには男の仲間であろう似た風貌の男が4人ニヤニヤと笑みを浮かべながら女性を囲んでいた。

 

「離せ!離すニャ!」

 

女性は必死に抵抗するが、男の拘束からは逃げられない。

「へへ...もう逃げられないぜ...これで賞金は俺らのもんだ。」

 

「おう。結構な額だから、5人で割ってもいい金になるぜ。でもよぅ...彼方さんに引き渡す前にちょっと楽しまねぇか?」

 

周りで傍観してた男の一人が拘束している男に下卑た笑みを浮かべながら提案する

 

「いいねぇ、俺が捕まえたから俺が一番な。」

拘束して居た男は、女性の着物の胸元に手を掛け

 

「じゃあ...お楽しみの時間だぜっと。」

一気に引き裂いた。着物は引き裂かれ女性の胸が露わになる。

 

 

「イヤァァァァ!!」

 

「叫んでもお前みたいな犯罪者助ける奴なんて居ねえよ。諦めちまいな。」

 

イヤ...イヤ...こんな男に犯されるなんて絶対に嫌。私はただ、白音と幸せになりたいだけなのに...またあの頃みたいに幸せになりたいだけなのに...誰か...誰か...

「誰か助けてぇぇ!」

 

 

ドゴン!

 

近くに何か巨大な物が落ちて来たような音がする。女性を囲んでいた男達は警戒態勢に入る。しかし落ちて来た衝撃で舞い上がった土埃で落ちて来た物が視認出来ない。

すると土埃の中から

 

「女相手に5人とは...恥ずかしくねぇんか!。」

苛立った様な声が聞こえた。

 

「誰だ!」

 

「俺か?俺はダル...『ダル・ストレングス』

ただの鬼だよ。」

 

「鬼だぁ?妖怪風情が何で冥界に居る⁉︎

俺らのお楽しみの邪魔をすんじゃねえ!」

 

「女」

拘束されている女性に声をかける。

 

「助けて欲しいか?」

 

「な、何言ってやが...」

 

「お、お願いニャ。助けて欲しいにゃ!。」

 

「わかった。条件として、こいつらを殺した後に聞きたい事がある。いいか?」

 

「わ、わかったニャ。私のわかる範囲なら...」

 

「よし、契約成立だ。」

 

「何ゴチャゴチャ言ってん...」

 

女性の拘束していたチンピラ風の男は女性と突然現れた鬼が自分を無視し話を進めているのが気に食わず話に割って入ろうとした瞬間、女性の拘束していたチンピラ風の男の頭が弾けた。

 

男は眉間から爆ぜ、脳漿が花火の様に弾け辺りに血煙となっていた。

 

「おっと、小石を指で飛ばしただけじゃねえか。もっと手加減しなきゃな。雑魚の相手はこれだから困る。」

自らの手を眺めつつ男達に挑発する。

 

「て、てめぇ何しやがった⁉︎」

 

「だから言ったろ『ただの小石』を飛ばしただけだって。」

 

「んなわけあるか!!ただの小石であんなになるわけがねぇ!」

 

「お前らが弱すぎるんだよ。さっさと掛かってこい。女に色々聞きたい事があるんだ。」

 

「う、うるせぇ。お前ら、やるぞ!。」

男の中の一人が声を上げた瞬間、他の男達も一斉に動き始めた。

 

男の一人がダルに接敵する。しかし、数多くの猛者と闘ってきたダルからするとカタツムリの様に遅かった。

 

「遅ぇ!」

 

ダルは巨大な手で接敵してきた男の上半身を殴る。殴った衝撃が強すぎて接敵してきた男は、上半身と下半身がまるでオモチャの様に割れ、上半身だけが吹き飛び絶命した。

 

「隙あり!」

 

ダルが接敵してきた男を殴った瞬間、死角から西洋剣を持った男がダルの背中を切りつけた。しかし蒼流を装備している為、斬撃も衝撃として吸収されそして金剛に譲渡され無傷。

 

「隙なんかねぇよ。」

 

振り返りざまに裏拳を西洋剣を持った男に振るう。裏拳が西洋剣を持った男の頭に当たり、男の頭は風船が割れた様な、パンと音を立て弾けてしまった。

 

「「ば、化け物..」」

 

残った男の二人は仲間が一瞬のうちに2人殺された事に恐怖し一目散に逃げ出す。

しかし、それを鬼は許さなかった。

 

「殺す覚悟が無いんなら、殺しに来るんじゃねえよ」

 

鬼は一目散に逃げ出した男達の頭を掴みながら言う。

 

「わ、わかった!女にはもう手を出さない!だから見逃してくれ!金か?金が欲しいならいくらでも...」

 

男が命乞いをし始めて聞くも無駄だと思い、掴んだ頭に力を入れて握り潰す。

 

 

「ふぅ...準備運動にもなりゃしない。」

鬼は若返った身体での初戦闘が不完全燃焼でため息を吐く。

 

「女?大丈夫か?」

女は大丈夫ではなかった。自分を捕まえにきた男達は自分を拘束できる程の精鋭。その精鋭をまるで虫を殺す様に淡々と虐殺していった光景に夢では無いかと頬を抓る。

痛みを感じ、夢では無い事に気が付き助かったという実感で極度の疲労感が顔を出し

 

「はい、大丈夫ニャ...」

 

鬼の問いかけに返事をして、そのまま気を失ってしまった。

 

「ははは、大丈夫じゃねぇじゃねぇか。」

 

鬼は苦笑しながら、女性を横に寝かせ膝枕をし、女性が起きるのを待つ事にした。

 

 

 

 

 

 

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