Fate/Secondary creation 作:KAITA
容姿レベルはクラスで上から四番目。東北出身のため、黒髪ではあるものの瞳は青みがかっている。
バスケ部に所属しており、県大会でも上位に入るチームとして地元でも有名だ。また、足も速いためリレーでは選抜に推薦されることもある。
クラスでは、人気者たちと話すこともあるし、他の人と話すことも普通に多い。
だが、それでも充分普通の高校生らしい男だ。
通っている学園、通っているクラスその両方で、目立たない訳でもないが、派手という訳でもないという微妙な立ち位置に居る。
しかし、
「
と、帰りの準備をしていた
「お、イイね。何処行く?」
「学生は学生らしく、ハンバーガーでも食おうぜ」
「お前なあ、部活引退したからってジャンクフードばっか食ってたら太るぞ」
既に部活は県大会を優勝し、全国大会二回戦敗退で、引退している。
その時は柄にも無く、悔しさで泣いてしまった。
そのため、残りの学校生活は進路関係ばかりで、息抜きに遊びに行く生徒は多い。
「それはもう遅いぜ
「そりゃどういう意味だ?」
「
「マジか!?どんだけ食ってんだよお前!」
「ふっ、部活という監獄から抜け出した俺に不可能は無い!」
「なら、ダイエットもイケるな」
「なっ!
「ふざけてるのはお前だバカ。元バスケ部がそんなんでどうするんだ」
「
「
「お前、それ現役の時よりも痩せろってことじゃねえか!」
「ガンバ!」
「すまん、友よ。また何時か会おう」
別に
途中、廊下から見下ろすグラウンドで後輩たちが部活をしている。隅っこに居るのは、クラスメイトだ。あれは多分、告白されたところだな。
「学校生活は、こうじゃないとな」
「一気に暇になったな。
「スポーツセンター何円かかるっけ。そんなに高くない筈……」
ここ『スポーツセンター キナタ』はジムや体育館の他に個人で使えるホールがある。大きさは大体、学校の教室と同じくらいだが、机が無い分かなり広く感じる。
「そういや、ここ監視カメラ無いんだよなあ。今のご時世ヤバいと思うんだけど……」
だが、それはそれで有難い部分もある。
流石にこれは見せられない物だから。
「
途端、
魔術回路とは、魔術師が身体に持つ魔術を扱うための擬似神経である。
この魔術回路が無いと、魔術師にはなれない。
逆に、魔術回路を持っている
そう、
一般的な魔術師のように、手から魔術を飛ばしたり、Aという物体とBの位置を置き換える『置換魔法』を使うことも出来ない。
「こんな魔術師、他には居ないよなあ」
「いや、そもそも他の魔術師と会うなんてこと自体無いのか」
魔術師は中々お目にかかれないぐらいのレア度はある。それも日本に居れば尚更だ。
魔術回路は数が多ければ多い程、優秀な魔術師となる。
どれ程の時が立っただろうか。空はもう真っ暗だが、この辺りは店が多く照明も沢山使われているため明るく感じる。
そう言えば昔国語の授業でそんな話を読んだ記憶がある。
人間は光のある夜に慣れているため、外国など馴染みの無い場所で光が無い夜を味わうと恐怖でパニックになってしまうというような話だった。
「今何時だ?……七時八分か。今からシャワー浴びて帰ったら、良い時間かな?」
『家に着くのは多分、七時四十分ぐらいになると思う。風呂入って浴室拭いとけな。飯作っといてくれ』
すぐに妹から返信が来る。
「早っ」
『OK!ご飯はもう出来てます!今日のご飯はカレーにしたから、早く帰って来てね。家の戸締まりは完璧です!』
『よろしい!女の子なんだから家の戸締まりをしっかりするのは大事なことだぞ。俺も出来るだけ早く帰るよ』
魔術回路の暴走による死亡だった。無理矢理に魔術回路の数を増やそうとしたらしい。祖父母が言っていた。
本当にバカだと思う。何をそんなに焦り、人体実験の真似事をしたのか。理解に苦しむ。
両親は、自分たちが死んだ後残される自分たちの子どものことは何も考えなかったのだろうか。その部分に考えが至ると、腹が立ってしょうがなくなる。
少々物思いに耽ってしまった。柄にも無い。
「あれ、
その人物は
髪色は赤毛だが別に染めたものじゃない。確か、英国の血が入っていると本人が語っていた。瞳の色はグレー。これも欧州に多い瞳の色だ。
「あら、
お互いに相手を下の名前で読んでいるが、別にこれに他意は無い。
単純に相手のことは下の名前で呼ぶ者同士だというだけだ。
「
別に、自分たちの通っている学園は部活動全員加入では無いため、帰宅部の生徒も多い。
「ええ。でも、そろそろ身体動かさないとダメかなって思ったのよ」
「なんでダメなんだ?別にスタイルも変わってないだろ?」
「あのね、女性にそういうこと言っちゃうの時としてセクハラになるわよ?」
その言葉に
「え、マジ?俺妹に言っちゃってるんだけど……」
「それで怒られてないなら相当優しいのね、妹さんは」
「ま、確かに私のスタイルは常に完璧よ。胸は少々物足りないけれど、それでも充分他の人と比べてバランスは劣っていないわ。私よりも胸の大きさに悩んでる人は五万といるのだから」
「多いなあ人の数。にしても、相変わらずの性格で」
この言葉だけ聞くと、もしかしたら他人を見下しているように感じるかもしれない。
しかし、それは
「唯我独尊」の性格なのではなく、「天上天下唯我独尊」なのだ。
「唯我独尊」だと「自分だけが優れていると自負すること」だが、「天上天下唯我独尊」では「自分という人間はこの世界に一人しか居らず、それはまた他の人も同様である。そのため、一人一人が尊いのである」という意味になる。
正確な意味は不明だが、これが定説として世に出回っているためこの意味で使わせてもらった。
まあ、つまりは「自信家ではあるが、人を敬う心も持っている」そんな人物だ。
「ところで、
今度は
「身体鈍らせたくないからな。これまでずっと運動して来たんだし、身体のバランス崩れると怖いから」
「身体のバランスが崩れると怖い?どういうこと?」
「なんて言うのかな。最小限で出来ていた動きが、身体を大きく動かさないと出来なくなるとかさ。まあ、つまりは身体が鈍るってことなんだけど。そうなると怖いんだよね。自分の身体じゃなくなるみたいで」
「大袈裟ねえ」
「まあ、確かに大袈裟だわな。それでもさ、自分の身体の調整はミスりたくないからな」
それよりも、と
「
「あ、いやこれは……」
「いつ怪我したんだ?昨日……なら、ここには来ないよな。なら運動中か?」
「え、ええそうよ。さっきバランスを崩して手をついた時にね」
「あんまり運動してないからじゃないか?気を付けろよ?」
「お節介ね〜」
「妹が居るからかもな」
得心が行ったかのように頷くが、すぐに不機嫌そうに顔を歪める。
「どうした?」
「いえ、今私は貴方に妹扱いされたのかしら?と思ったのよ」
何故そのような捉え方になったのか。首を傾げる
「まあ、良いわ。
「あ、やべ!」
「悪いな