ヒロト「暑さのせいにしてるけどゲームのイベントやってて遅れてるんだよね?」
マキ「はぁ!? 暑さなら仕方無いけどそれなら許さないわよ! メテオシャワー!」
筆者「艦これやってるのにぃぃ!」
0-2で試合は始まったばかり。イナズマジャパンは少しでも早く点を返したいと焦りが出る。
マキにボールを預けるとその場からグングニルによるロングシュート。これはキーパーのキッドにより防がれてしまうが、ここからなんとかボールを奪って得点を決めたい。早くしなければ一ノ瀬達も守備に加わる。急がねばならない。
「スノーエンジェル!」
吹雪がボールを奪った。そのままウルフレジェンドを放つが土門のボルケイノカットにより勢いを削がれ、キッドに止められてしまう。ボールは一ノ瀬へと渡り花瑞はボールを奪おうとゴッドフラワーを出すが今度は一ノ瀬のジ·イカロスで飛び越えてしまった。
「フローズンスティール!」
一ノ瀬相手に着地狩りを仕掛けたクララがボールを取り返した。
「っし……虎丸!」
クララのパスを受け取りグラディウスアーチを放つ。しかし、土門のボルケイノカットとキッドのフラッシュアッパーによりボールが打ち上がる。このボールを空中で奪おうとヒロトが飛ぶ。それと同時に一ノ瀬も飛んだ。ヒロトの方が体制有利だがこのままヘディングをしたところでシュートは入りそうにないとすぐにわかる。ヒロトはヘディングでボールを後方の上に出して花瑞へとボールを託す。花瑞はそれに合わせて飛び上がる。
「ゴッドノウズインパクト!」
「フラッシュアッパー!」
ボールの勢いを殺しきれず顔面へとボールが飛んでいき、そのままゴールした。
「ナイスシュート、花瑞」
「ヒロトさんの咄嗟のパスのお陰です」
ヒロトは花瑞の頭を軽く撫でてから元の位置へと戻った。
「攻守共にカズヤ、お前並に優秀だね。あの金髪の子。ほんとに日本人?」
ディランが花瑞を指差して一ノ瀬に聞いてみる。
「あぁ。あの子は凄いプレイヤーだよ。でも絶対に勝てない訳じゃない」
あと、彼女はれっきとした日本人だよ。と一ノ瀬は添えた。
兄アフロディ同様美しい金髪に目鼻立ちや身体の成長も最近は著しい花瑞は確かにのっぺりとした顔のイメージが浸透している日本人には見えないかもしれない。
現状、一ノ瀬と花瑞の能力では両者どちらも競り勝つ可能性があるレベルだ。
試合が再開するとディランとマークがワンツーで鬼道まで順調に抜 き去り、ディフェンス陣まで侵攻していた。
「ゴッドルーツV3!」
「カズヤ!」
後方の一ノ瀬にパスを出して花瑞の必殺技を避ける。しかしそこにはクララが回り込んでいた。パスカットをしたクララは鬼道へとボールを渡し、鬼道が中央までボールを運ぶと最後は豪炎寺に託す。
「グランドファイア!」
近づくものを焼き付くす炎が問答無用にゴールを襲い掛かる。キッドに止められるはずがなく、同点へと追い付いた。
「ヒュ~、やるねぇ日本」
ディランは余裕そうにボールをマークへ渡して試合が再開する。
「まだ、奥の手は必要なさそうだな」
「あぁ。サプライズは最後まで取っておこうぜ!」
ふたりの連携は抜群で再びディフェンス陣まで侵攻する。
「ゴッドルーツV3!」
一ノ瀬の方にはクララが警戒している。マークはボールを奪われ花瑞がボールを手にするが、一ノ瀬のフレイムダンスで奪い返される。
「ペガサスショット!」
「イジゲンザハンド改!」
円堂が必殺技を進化させてなんとか防いだ。しかし、花瑞のボールをキープしたあとのドリブル技がないという弱味を一ノ瀬がしっかりと狙ってきている。オールラウンダーである一ノ瀬が後ろに控えられている以上この危険は避けられない。
「やるな円堂! マーク、そろそろあれを」
「よし、見せてやるか」
「俺達の必殺タクティクス、ローリングサンダーを」
杏「クララは地味に活躍してるな」
クララ「縁の下の力持ちといってほしい」
八神「目立たないが重要な起点だ。相手の虚をついたりするのは立派な能力さ」
クララ「 v( ̄ー ̄) 」