この時点では一夏は11歳、『聖戦』開始の4年前になります。
2話:聖闘士(セイント)
「マニゴルドさん。」
「なんだ、イチカ。」
これから自分がどうなるのかを尋ねようとしたら聞きなれない言葉を聞いた。
「イチカ?」
「お前の持ち物に書いてあったらしいぜ。」
自分に持ち物なんて有ったのかと思いながら聞かないといけない事を尋ねた。
「イチカが僕の名前?」
「とりあえずはイチカで良いんじゃないか、気に入らなければ別の名前を考えれば良いしな。」
マニゴルドさんもそう言っている事だし名前が有った方が何かと不自由しないし今はイチカでいいかな。
「はい……ところで
「先ずは其処からかよ……」
顔を顰めながらそう呟き、マニゴルドさんの話が始まった。
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さて、あれから一通りの話は済んだがコイツは理解できたのか?
「理解したか?」
「はい。
よし、此処の所は理解出来てんだな。じゃあ、続けるか。
「そうだ、次に
「3つに・・・ですか?」
イチカの顔には
「そうだ、まず俺が纏っている
俺の言葉を聞いたイチカが尊敬の眼差しを俺に向ける。自分で言っててなんだが・・・恥ずかしいもんだな。俺を
「逆に
これだけだと
「つまりマニゴルドさんは
・・・今のイチカの言葉を他の
「其処らへんも教えとくか・・・実は今までの説明はあまり役に立たねえ。」
「どうしてですか?」
首を傾げるイチカを見て、他の
「何個かの例外があるからだ。」
「例外?」
「経験だな。俺は
『聖戦』については大雑把にだが説明をしておく。詳しくはまた今度で良いだろう。
「次に纏う
この
「それに
「知らないんですか!?」
「俺が何でも知ってる訳ねえだろ・・・ジジイやアイツなら分かってるだろうけどな。」
ついでに言っておくがアイツってのはジジイの兄貴の弟子で
「ところでジジイってさっきの話に出た『聖戦』を生き残った
「ああ、念のために言っておくが本人の目の前でジジイとか言うなよ。」
言ったらどうなるか?・・・俺の修業時代の話を詳しく教えてやったら顔色を蒼くして凄い勢いで頷きやがった。
「まあ、後は他の
後でシオンやデジュルのあたりに教えてもらえるように頼んでおくか。
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「それでお前の今後なんだが……」
「どうなるの?」
自分が誰なのかすら分からない・・・そんな自分がこれからどうなるのかと思っているとマニゴルドさんが口を開いた。
「暫くは俺の従者をしながら色々と習ってもらう。」
聞きなれていない言葉を聞いた。
「従者?習う?」
どう言う意味だろうと考えていた自分の言葉が聞こえたのか少し表情を柔らかくしたマニゴルドさんが口を開いて説明してくれた。
「そう、今のお前じゃ何が出来るか分からねえからな。最低限の常識とかを教えてやるぜ。」
「お願いします、マニゴルドさん。」
そう言うと少しだけ顔を顰めてこう言った。
「まず、俺を呼ぶときは『マニゴルド様』だ。それと敬語を使えよ。」
確かに・・・従者なら言葉づかいを改めないといけないのか。
「分かりました。これから宜しくお願いします、マニゴルド様。」
「おう、任せとけ。」
これが俺とマニゴルド様の師弟関係の始まりだった。
後書き
今回は