イチカSIDE
「…で、どんなヘマやらかしたんだよ?」
現在俺は墓場にいた少年(ジョーカと言う名前らしい)と一緒に正座をさせられながらそう言われている。
「いや、
けど、マニゴルド様は絶対俺が
「マニゴルド、イチカの気配察知の高さはお前がよく知っているだろう?」
「じゃあ、このガキがなんか持ってるとでも言いたいのか?」
アルバフィカ様のフォローに感謝しつつ2人の会話を聞き、この疑問(主にどうやって俺達の居場所を知ったのか)を解くために手っ取り早く本人に聞いてみる事にした。
「ジョーカ・・・だったよな?おとなしく教えてくれれば軽めの食事を一品作ってやるよ。いやなら・・・」
さて、どうしようかな?と考えていたら雰囲気で察してくれたのか少しためらいながらも口を開いた。
「分かった分かった・・・どうせ言っても信じてくれないだろうけど…」
話してくれる気になったんだな、と思いながら俺はマニゴルド様達と一緒にジョーカに視線を向けた。
「…俺、何時からか人間の内側の力つーか…命とかの力…それが感じられるようになったんだ。」
この言葉に俺達三人は顔を見合わせる。
「この力のおかげでスリ家業も上手くいってる、アンタ達2人はその力が他より強く感じるんだ。」
「マ二ゴルド、この子、
「…ああ…っぽいな。」
落ち込む俺を尻目に2人はジョーカの言葉を聞き、1つの結論に至っていた。
「
「イチカ、説明してやれ。」
「はいはい、
因みに今の説明は俺が以前デジュル様から受けた『
3時間辺りの口頭と実技(と言う名のダイヤモンドダスト&カリツオー)を受ける事になりますよ(笑)……そのおかげなのかは知らないけど若干だが凍気が使えるようになりました(使用するのは主に食材の保存など)。
「…宇宙…?奇跡……?そんな力が…俺に?」
俺が過去(そんなに昔じゃないけど)を振り返っているとジョーカはとんでもない事を言いだしていた。
「俺も連れてけって言ってんだよ!!―――あんた達が行こうとしている
マニゴルドSIDE
「正気か!?」
「駄目だ!面倒臭ェ!!これはガキの遊びじゃねェんだよ!!」
イチカと俺でジョーカの言いだした発言に正気を疑う。
「じゃあ、コイツは良いのかよ!!」
「俺、コイツ呼ばわりかよ!?」
反対されたジョーカはイチカが良くて何故自分は駄目なんだと言うがそこは問題はない。
「コイツは良いんだよ。」
「「良いの!?」」
良いと言ったら2人して驚きやがった、こう言っちゃなんだがイチカは俺を始めに、シジフォス、デジェルの2人が鍛えてる。
「俺の弟子だし、『俺の技』を1つ教えてるしなァ。」
俺の初めての弟子(だが身分は従者)だからな。
―――簡単には死なねえよ。―――
そう言うとイチカは照れてやがった。やっぱアレだな、弟子を鍛えるってのは自身にしても良い事だなと思う俺が居る。
「――――なら、交換条件だ。俺が
場の雰囲気で連れて行かないのが分かったのかジョーカはそんな申し出をしてきやがった、いい加減しつこいぞ。
「場所が分かるのか?」
「―――アイツら、時々だけど
この言葉に俺達(アルバフィカは何故か話に加わらない)は視線を合わせる。イチカは判断は任せますよ、と言った感じで俺を見てるしよ……どうする?
「…このガキ~ッ」
「もういいだろう、マニゴルド」
意外な事にアルバフィカはジョーカの同行について反対しなかった。それに折れた形で俺とイチカはジョーカの同行を認め、4人でジョーカの言う心当たりが有る場所へと向かう事になった。
アルバフィカSIDE
「ここって教会か……って結構酒の匂いがするな」
「なんで分かるの?」
「
ジョーカの言う心当たりが有る場所、その教会の前でそう呟くイチカに疑問の声を上げるジョーカにマニゴルドが答える。
「それはともかく・・・最早、
「だったら、こっちも……心していきますか!」
マニゴルドの掛け声と共に背中に背負った
「悲鳴!?」
「へッ!良い展開だぜ!オラア!!」
絶叫に驚くジョーカとそれを合図としたのかマニゴルドは扉を蹴破り全員で中へと進む。
「おやおや、教会の扉を蹴破り押し入るとはなんとも罪深い…懺悔の途中であるぞ!?―――――罪人共!!!」
出迎えたのは右手にワインが入ったボトルを持ち、左腕で神父を拘束している司教の服を纏った男だった。
今回は……