聖闘士星矢LC<冥王神話>―成層圏からの来訪者―   作:海人

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今回はイチカの初戦闘&オリジナル編(名称現在模索中)のフラグを幾つかたてようと思います。後、後書きに質問と言うか教えてほしい事を書いておきます。ぜひご覧ください(というか活動報告にも書いてみようかな?)




7話:記憶の断片

 

ジョーカSIDE

 

突然、体に感覚が戻った様な感じがした。不思議に思っていると隣にいたイチカは両手を握りしめたりなどをして自分の体の様子を確かめているように見えた。

 

「一体何を?」

 

俺の呟きが聞こえたのかマニゴルドが何かを言おうとするがその前にイチカが教えてくれた。

 

「魂だけだと拙いから肉体ごと黄泉比良坂(こっち)に持って来た……ですよね?」

「……ああ、魂だけだと拙いからな」

 

そう話すマニゴルドとイチカはある方向(・・・・)を見ないようにしていたが、根負けしたのかイチカがある方向(・・・・)に視線を向ける。

 

「アッチは……終わってますね」

 

そう言ってイチカがある方向へと視線を向け、ソレにつられて俺もそっちの方へ眼を向けるとそこには……顔の(ツラ)がボロボロになり正に負け犬成らぬ負け烏の姿があった。

 

「色々凄えや」

「……だよな」

 

俺の呟きにイチカも同意しながらしきりにうなずいている。

 

「アルバフィカ、そっちはどうだ?」

「そろそろ、意識を取り戻しそうだが……」

 

その言葉が聞こえたのか負け烏の体が僅かに動いた…が突然怯えを隠そうともせずに絶叫したと同時にその体が蒼い炎に包まれ燃やされ始めた。

 

 

 

 

 

 

「……お許しください、アヴィト様!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

「鬼蒼炎!?」

「またかよ、アイツらの首領(ボス)は手下にも容赦なしかよ!」

 

目の前の光景にさすがに驚いたのかイチカ達も顔色を変えて慌てて距離をとりアルバフィカと合流する。

 

「ちょっと待て!? 体が火傷してるんですけど!!?」

「マジか!?」

 

イチカの焦った声にマニゴルドも焦った声で言い返す。(後で聞いたら鬼蒼炎は魂に効果が在り、肉体を傷付けたりはしない技らしい。)

 

「ハハ…ハ……」

 

2人の会話に焦る俺の耳に鬼蒼炎が燃え盛る一角を見ていたマニゴルドの笑い声が届きイチカと俺は驚くがマニゴルドの顔は何かの光明を見つけた表情をしているのを見てとれた。

 

「アルバフィカ、イチカ、ジョーカ、掴まってろ。突破するぜ!!」

 

そう言って俺達はマニゴルドに連れられ目の前にある鬼蒼炎が燃え盛る一角に駆け出していた。

 

 

 

 

 

 

 

イチカSIDE

 

「アルバフィカ、イチカ、ジョーカ、掴まってろ。突破するぜ!!」

 

そう言うマニゴルド様に連れられ鬼蒼炎が燃え盛る一角に駆け出し……黄泉比良坂から現世へと戻って来た。

 

「……此処は、食糧庫? マニゴルド様……って誰もいない!?」

 

辺りを見渡し、木箱の蓋の隙間から見える果物や食材を見ながら居場所の把握に努める。黄泉比良坂(あそこ)から現世へと戻って来たのは良いが周りには誰も居らず人の気配すらない……まさかな?

 

「……罠だったって訳か? 狙いが分断する事ならッ?!!」

「ほう、よく避けたな」

 

自分の考えを口に出しながら落ち着こうとしてある可能性に思い至った俺は左側の壁を突き破り現れた何かを避けるために入口が見える壁めがけて滑り込むように動く。そしてすぐさま体制を整えて目の前に現れた存在に問いかける。

 

暗黒(ブラック)聖闘士(セイント)だな?」

「その通り、俺は暗黒(ブラック)巨犬座(カニスマヨル)のレマルゴス!!」

 

俺の問いにそう答えを返す男を睨みながら距離をとり戦闘態勢を整える。

 

「従者1人に暗黒(ブラック)聖闘士(セイント)を配置するって何考えてるんだ?」

「見せしめだ」

 

俺のボヤく声が聞こえていたのか男は面白そうに語る。なんでも俺達の死体を『聖域(サンクチュアリ)』に送りつけ宣戦布告するためらしい。そのためにさっさと殺されろと。

 

「抵抗する権利くらいあるだろ!!」

 

なおも話し続ける男を無視する形で拳に小宇宙(コスモ)を集中させ音速の一撃を暗黒(ブラック)聖衣(クロス)に叩きこむ。

 

「……高速拳か、一撃当てたのは……」

 

褒めてやる、そう続けようとしたんだろうけど一撃を当てた部分の聖衣(クロス)が凍りついたのを見て言葉を失っていた。

 

「凍気か!? 貴様蟹座(キャンサー)の従者だろ?」

 

その通りだけどマニゴルド様の他にデジェル様にも色々と習ってるからな。正直『ダイヤモンドダスト』の劣化版ぐらいなら今の俺でも出来るさ!!

 

「馬鹿じゃねえの? 出し惜しみする必要はないだろうが!!」

 

動揺している今がチャンス、そう考え更に殴りつけようとするが今度は避けようともせずに、逆に突き出した右腕を掴まれ……

 

 

 

 

 

 

 

そのまま俺を中心に床がへこむほどの威力で叩きつけられた。。

 

 

 

 

 

 

「……ッ!…!???………??…」

「ガキがッ!!」

 

床に叩きつけられた衝撃で言葉が出ない俺を左足で踏み押さえて俺を見下す男は左足に力を加えて歓喜の表情を隠そうともせずに……告げる。

 

「イイざまだ! お前はこのまま死ね!!」

「……アア…ッ…」

 

踏み押さえている左足の力を強く感じると共に……

……目の前が暗くなると同時に別の光景が見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時は■だった。

 

 

 

 

 

その者達の■は■■に語られる■■であった。

 

 

 

 

 

そして■は■■の■の上から■■の■を纏っていた。

 

 

 

 

 

■■の■を纏う者たちが居た。

 

 

 

 

 

そして■の右手には紅をやどした刃を持つ・・・■■■が握られて……

 

 

 

 

 

「……ァアアアアアアアアアアッ!!!!!!」

 

ソレ(・・)思い出した(・・・・・)瞬間、何かが繋がる音がした。

 

 

アルバフィカSIDE

 

マニゴルドに連れられ鬼蒼炎が燃え盛る一角に駆け出し……黄泉比良坂から現世へと戻って来たのは良いが周りには誰も居らず人の気配すらない…

 

「……罠か? ならば狙いは私達の分断…拙いな」

 

私とマニゴルドはともかくイチカとジョーカが個人で分断されていようと合流していようと暗黒(ブラック)聖闘士(セイント)相手に勝機が有るとは思えない。

 

「…………ァアアアアアアアアアアッ!!!!!!」

「…ッ?! 今のはイチカの声、か?」

 

早めに合流することを決めた瞬間、イチカの絶叫が私の耳の届く。だがそれと同時に……周りに異変が起きる。

 

「屋敷の壁が氷で覆われて、消えていくだと…」

 

イチカの絶叫と共に私が進む先の壁や調度品などが凍りつき、音も立てずにその形が維持できなくなったかのように消えていく。そのことを不可解に思いながらもその先にいるであろう暗黒(ブラック)聖闘士(セイント)に気付かれぬように先を進み、眼前に一部が破損した暗黒(ブラック)聖衣(クロス)を纏う暗黒(ブラック)聖闘士(セイント)とそれに抑えつけられているイチカの姿があった。

 

「ガキが、驚かせやがってよ」

 

暗黒(ブラック)聖闘士(セイント)の言葉から暗黒(ブラック)聖衣(クロス)を破損させたのはイチカだと分かるが……とりあえず考えるのは後だな。

 

「じゃあな、早く死にやがれ」

「お前が先に死ね」

 

ブラッディローズをイチカにとどめをさそうとする暗黒(ブラック)聖闘士(セイント)目掛け放ち、地面に倒れたのを確認してからイチカを起こしにかかる。

 

「大丈夫かイチカ?」

「なん…か……」

「よし、意識はあるな」

 

少しふらつきながらも立ち上がるイチカを見ながら振り向き先へと足を進めた。

 

 

マニゴルドSIDE

 

「レマルゴス……従者程度にやられるとはな」

 

俺との会話の途中におっさんが突然そう語る、どうやらイチカが暗黒(ブラック)聖闘士(セイント)を1人倒したらしい。

 

「俺の弟子だぜ、その程度できて当然だ」

「ククク、だがあの子供の『魂の在り方』は実に面白い」

「なんだと?」

 

そんで挑発がてらに言ってみたんだがおっさんが可笑しなことを言い出しやがった。『魂の在り方』だと? どう言う事だ?

 

「気付いてないのか? セージやハクレイから聞いていると思ったが……」

 

俺の考えが顔に出てたのかおっさんは面白そうに顔に笑みを浮かべそう言うんだが……なんでここでジジイ達の名前が出てくるんだ?

 

「そっくりなんだよ、前回の聖戦の生き残りの1人に『魂の在り方』がな……」

 

 





これで伏線は作れたかな?
次回で原作4巻編は終了、幕間と『黒歴史』を挿みオリジナル編へと突入(予定)


後聞きたいことですが・・・
レマルゴスの聖衣って星座が何なのかが分からない……誰か教えてください。

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