魔法科高校の劣等生の出来損ないの姉(仮)   作:赤影月

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毎回誤字の報告ありがとうございます。
とても助かっています。


入学編5

「今年もまた、あのバカ騒ぎの1週間がやってきた。」

そう、去年もとてもびどく愚かなあの1週間だ。優秀な部員が入れば、それだけその部活の勢力図に影響する。

だからか、その争奪戦は酷い。それはそれは人だらけで、それはそれは違反者が出てくる。違反者といっても、魔法の不適切な使用の他に殴り合い等の戦闘を起こす者もいる。

本当、もっと平和にそしてもっと魔法師というものを自覚し、理解することができないものかと思う。

それにしても、いつ見ても風紀委員は、女子生徒の人数が少ない。渡辺先輩居てくれて良かったなあ。でも、生徒会は逆に女子が多いんだよな今年も女子が入ったし…副会長、お疲れ様です。

 

「今年は卒業生分の補充が間に合った。紹介しよう。立て。」

渡辺先輩の声とともに立ち上がった、私がつい最近怒ってしまった森崎君と私の弟の達也君。

森崎君はなんだか緊張している様子で、新入生らしくて、どこか微笑ましいな。前髪の隙間から見た様子だから、ちょっと正確に捉えられているかはわからないけどね。

「1-Aの森崎駿と1-Eの司波達也だ。早速パトロールに加わってもらう。」

ちゃんと仕事ができるのかという質問はあったが、とくに二科生だからと見下すような視線をあからさまに出す人は森崎君以外いないかな。

まぁ、森崎君だっていずれわかるよ、達也君の実力を。

「では早速行動に移ってくれ、出動っ」

委員長の掛け声によりみなパトロールに出かける。私は一言

「CADを丁寧に片付けてくださってありがとうございます。」

と最後に残った委員長、達也君、森崎君に言った。

きっと達也君が片付けを提案して、委員長とやったのだろうけれど、私は確証しているわけではないので委員長なら本人に伝えてくれるだろうと思ったからだ。

後ろから森崎君らしき「女子…」というつぶやきが聞こえたが、スルーした。

女子生徒で動揺するなら渡辺先輩だって女性なのだから失礼よ。

因みに、残り3名がいる風紀委員会本部では、達也がここにあるCADは旧式だがエキスパート使用だと言ったのを聞いた摩利が、今まで深苑が床にあるCADを凝視しては、こちらを向いて何かを言おうとしていたのが、貴重なCADをこんな風にしても良いのがと、部屋を掃除しませんかと、言いたかったということがわかった。

 

「剣術部の時間まであと1時間以上はあるはずよ。」

女子生徒の大声が聞こえた深苑は聞こえた場所まで走る。

着いた時には

「だったらお望み通り真剣で勝負してやるよ。」

そう聞こえ魔法の発動を見た深苑は、最近の若者は誰も彼もわかってはいない、と呆れと怒りを込めながら、人混みをかき分け桐原の前へ行く。

彼の魔法を使用した剣なんて、気にもせず、ただ彼を壁へ投げ飛ばした。日々訓練している深苑にとって、そんなことは容易にできることだ。そして桐原の、魔法が解けた只の竹刀が桐原の右手の関節を曲げ、左の首筋の近くに刺さっていた。

「ねぇ桐原君。君は魔法の不適切使用で自殺したかったの?これ、私が殺害したってことにはならないし、只の事故として処理されますよ。今回はあの風紀委員に感謝してください。」

深苑は、風紀委員として事件の連絡をしている達也のことを目線で促してから言う。

今回は達也がキャストジャミング擬きを使用したため、桐原は大事に至らなかったのだ。そして、

桐原がトラウマにならないように

「早めに気づけて良かったです。」

と前髪を自ら上げて、安心させるように微笑んだ。桐原はしてしまったことがわかった様子で、青白い顔のまま、壁にもたれ掛かり俯いた。

 

深苑と桐原かそんなことをしていると、何故か深苑たちよりも二科生が風紀委員ということが気にくわなかったのか、剣術部の部員が一斉に達也に襲いかかっていた。

一斉にといっても、1対大勢なので一度に仕掛ける人数は2.3人くらいである。しかし、ここでも魔法を使用しようとした生徒がいた。達也のキャストジャミング擬きによって無効化されていたがそれに気づいた深苑が

「あら?モブ浦君とモブ原田先輩。去年もそうして、私に捕まったこと忘れてしまいましたか?へぇ…もう一度味わいたいのですか?」

と黒い笑みで言うと、モブ浦とモブ原田は足がすくみ動かなくなっていた。

 

実は深苑は地味に地味に風紀委員の仕事を全うしていたが、その功績は逮捕数こそ平均なものの、捕まった者はよほどバカな人でない限りもう違反を行わないことで有名たのだ。

 

捕まった者からは、常に俺はしないけどもし違反するなら絶対に司波がいないと確証しないとだめだ。とか違反すると警察いきだ、犯罪だ。と怯えたように言われる。

 

深苑は、生徒の違反者を減らそうとする者まで現れる、それはそれは優秀な風紀委員なのだ。深苑はそれ以上は何もせず、桐原を保健室へ運び、達也は軽々と攻撃を避けつつ部員を倒していった。その様子がとても印象的であったのか、この件は深苑のことよりも謎の二科生が一人で部員を倒したという噂が広まった。

 

 

 

 

 




モブ浦とモブ原田、
もし万が一同じ苗字の人が居りましたら
ご報告ください。改名致します。
また、私はタグについてよく理解していないので
付けた方が良いタグがありましたら
ぜひ、お知らせください。
これからはペースが
今より少し遅くなるかもしれません。
お許しください。
*改行の改定を行いました。
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