今年は生活環境が目まぐるしく変化して書く余裕があまりなく、てのはいいわけですね……。
あと今回は短いです。
―――文才が欲しい今日この頃。
あらかたの説明が終わり妖夢が幽々子さんを探しに白玉楼の館の中に消えていく。
「ふう………妖夢ももう少し融通が利いてくれればいいのだが………」
そう言ってあきれる藍に俺は安堵を覚える。俺のことを「こやつ」という
「昔から融通なんて利かないし、愚直で思い立ったが一直線。それが妖夢の良いところであり弱点でもあるでしょ。別にそこまで気にすることでもないでしょ」
「そうだがな………。白鹿、お前はもう少し自分の命があと少しの所で失っていたことを自覚した方が良い。私が先程介入していなければお前は命を失っていたのだぞ?」
「分かってるよ。俺に霊夢のような直感はない、
「――なら」
「――でも、それでも
妖怪と人間という立場でも、年齢が人間の寿命以上に離れていても、立場上他人行儀にしなければいけないとしてもそれくらいは理解してるんだ。俺と霊夢が不利益にならないようにそんな風に振舞っていることだって、自分でした事ながらそのことに不満を持っていることだって、何となく知っているんだ。
これは俺にとって都合のいい妄想なのかもしれない。でも、
前世ではここまで親に感謝したことはないだろう。漠然と年を重ねて成長してしまい、ある程度生きた俺に、親について改めて客観的に考えるという選択肢があるほど賢くはなかった。
でもここでは、前世のことなどリセットしたも同然に親について、育児について考える機会を得た。
霊夢の育児をしたことで実体験として育児の大変さを身をもって理解した。
「ならばもう少し安全を心がけてくれ。平気な顔をしているが、内心は大慌てで表情に出さないように必死なんだ」
「そんなこと言ってもどうしようもないだろ。妖怪に出会った時点で危険なのに、その妖怪はいたるところにいるんだから、安全性を考慮するなら買い物に出かけることもできんだろ。博麗神社から出るなとか箱庭に閉じ込めるみたいなことは言わないよな?」
「分かっているさ。だからなるべくでいい、危険な存在に近寄らないようにしてくれ。私達がいつもお前を見守っているわけではないのだから」
「なら異変の親玉の所に連れて来ずに神社で大人しくさせといてくれよ」
「それはそれ、これはこれだ。ここは危険なんてないと思って、霊夢を動かすために連れて来たんだがな………。まさか妖夢が白鹿に危害を加えようとするとは思わなかった」
眉間に寄った皺を指でつまんでほぐす藍は、今回の異変も含めて大忙しなのだろう。その顔には若干の疲労が窺える。
「長年会ってなかったからなぁ。記憶も曖昧になるし、顔も朧気にしか覚えてないんだろ。むしろ俺のこと自体憶えてなさそうだけど。それでもいいし。それよりも疲れてない?この異変もさ、さっさと霊夢が解決してくれるし、そうなったら宴会だ。そこで盛大におもてなしさせてもらうよ。もちろん油揚げもお稲荷さんも用意しておくから」
「白鹿の稲荷寿司か。久しく食してないな。では、それを楽しみの一つとしてこの異変を乗り切るとしよう」
「腕によりをかけるから、怪我しても這って来てくれよ?藍が来るまで温存しておくからさ」
「ふふっ、楽しみにしているぞ」
眉間の皺が消えた藍はその表情のままスキマへと姿を消していく。最後にもう一度「楽しみにしているぞ」と手を振りながら。
さて、俺も幽々子さんを探しに行こうか。
異変が終わったら、豆腐屋に即行行かなきゃなぁ。
生活環境は変わりましたが、コロナには感染しておりません!
むしろ全く怪我も病気もしておりません!グリムヘンゼルはいたって健康体です!
ご心配をしてくれた方々、感想をくれた方々、拙い文章の誤字脱字の訂正してくれた方々には毎度のことながら感謝感激です!
これからもどうぞよろしくお願いします!